ぼくらが非情の大河をくだる時~新宿薔薇戦争~
オフィス3〇〇
新宿シアタートップス(東京都)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この作品は1972年3月に本多劇場で初演されその年の岸田國士戯曲賞を受賞したというから、清水邦夫と蜷川幸雄が結成していた櫻社の最後の作品となるのだろうか。
渡辺えり27年ぶりのシアタートップスというのも興味深いが、日替わりアフタートーク・ゲストが東憲司・麻丘めぐみ・石橋蓮司・上野千鶴子・瞳みのる・木場勝己という豪華さも渡辺えりだからこそできた顔ぶれだろう。さて、どの回を観るか…
偏執狂短編集 終
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
すみだパークシアター倉(東京都)
2022/10/28 (金) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
様々な話題を提供してきた偏執狂短編集シリーズの最新作にして最終作―これはもう観ておきたい。ただ、やっぱりVoyantroupe(旧:海賊ハイジャック)の公演に川添美和の名前がないのは寂しいなあ。
あなたに会えてよかった
せこごと
新宿眼科画廊(東京都)
2022/10/28 (金) ~ 2022/10/31 (月)公演終了
立飲み横丁物語
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
最近は立ち飲み屋(角打ちともいう)がめっきり少なくなったなあ。様々な人生を感じさせる場所のひとつでもあったのだが。劇団芝居屋の今回の作品は北国の小都市の寺町を舞台に露天商(的屋)を描くという。どんな人生を覗き見させてくれるだろう。
ラビットホール
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2022/10/28 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「一枚のハガキ」「評決 The Verdict」と名作映画の舞台化が続いた昴だが、今回はかみ合わない嘆きと悲しみを抱え苦しむ交通事故被害者の両親と加害者の物語だという。老舗劇団だけに濃密な空気感に満ちた舞台が期待できる。
沼部、陸へ上がる
ラボチ
シアター711(東京都)
2022/12/16 (金) ~ 2022/12/18 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
偶然新種のイモリを発見してしまったことから人気者になってしまった水生生物の採取観察を趣味にしている男3人が40代になった10年の間に何が起こったのか……気になる設定だ。
ダイアナ
×劇作家企画
劇場HOPE(東京都)
2022/10/25 (火) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
劇団の基本情報に書かれたプロデューサー・福澤重文の言葉が彼の演劇に対する姿勢を如実に表しており、好感が持てる。
ブラジリィー・アン・山田による息苦しいほどのシチュエーションから起こる笑いを扱った「苦笑系喜劇」だというのにも惹かれる。
狼少年タチバナ
劇団牧羊犬
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2022/10/26 (水) ~ 2022/10/31 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
牧羊犬と狼少年かぁ(笑)。2015年初演の舞台映像は、門真国際映画祭2020舞台映像部門で優秀作品賞はじめ4つの優秀賞を受賞しているという。「嘘の力と、信じ抜く力」が描かれるようだが、私だったらどれだけ信じ続けられるだろう。
因みに私の周りにはやたらと噓をつく人間はいないが、上から目線でやたら大言壮語する人間はいるなあ(笑)。
夜鳥 翔べ~夜を生きる~
WITHYOU
新宿シアターモリエール(東京都)
2022/11/17 (木) ~ 2022/11/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「嬢王」をはじめとしたネオン劇画(ネオン街を舞台にした水商売モノ)の開祖・倉科遼の原作とあれば、本格的な物語が期待できる。劇場が主催劇団への管理不十分で小劇場初のクラスターを発生させ、劇場としての営業をずっと停止していたシアターモリエールというのにも注目。
グッバイ ロビンソン
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
♪ボクらはみんな生きている♪でよく知られる「手のひらを太陽に」の作詞はアンパンマンのやなせたかしだったなあ。作曲はいずみたくだったけど横森良造さんのアコーディオンでもよく聴いたっけ。「グッバイ ロビンソン」ってのはどういう話の展開になるんだろう。ロビンソンで思い出すのは「卒業」のMrs.ロビンソンか欧州のレスラーで日本でも人気だったビル・ロビンソン、あとはロビンソン・クルーソーくらいだなあ。
アイ・アム・ア・ストーリー
シベリア少女鉄道
シアター・アルファ東京(東京都)
2022/10/12 (水) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
丁寧な説明文の中に挟まれた「さあ、民よ私に跪け。崇め讃えよ。命乞いをしろ。」の一行。シベリア少女鉄道を略するとS少女鉄道だが、もしかしてS系? 一夜だめMになって奴隷としてお仕えしてみるのも一興。
「潜水艦とクジラと・・・」
椿組
雑遊(東京都)
2022/11/10 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
初夏の恒例だった花園神社野外劇が今年は初日だけの上演で中止となった椿組、財政的にも大きな負担となったはずだが、やはり外波山文明の演劇にかける情熱はこのくらいで挫けるものではなかった。野坂昭如と 黒田征太郎による「戦争童話集」の中から3〜4編のお話を、朗読・群読・演劇・映像・ダンス等の様々な表現方法を駆使し上演するというこの企画シリーズ、私は未見だが、楽しみでしょうがない。
アベベのベ 2
劇団チャリT企画
駅前劇場(東京都)
2022/11/30 (水) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
安倍元首相の国葬儀の日にあわせてその殺人犯を主人公にした映画を公開して話題と顰蹙を買った元赤軍派メンバーがいたが、チャリT企画はもともとそういったことを笑い飛ばす団体。どんなぶっ飛んだことをやってくれるのだろう。
白い楽園、黒い鳥
Oi-SCALE
中野スタジオあくとれ(東京都)
2022/11/04 (金) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
人間の内面を鋭く深く掘り下げるOi-SCALEの新しい企画となるであろう実験的単独公演は、鳥居みゆき×中川パラダイス×林灰二という組み合わせ。中野あくとれという小さな空間に異色な3人が集結しての双極性コメディ公演とはどんな舞台になるのだろうか。
YOKOHAMA 3 PIECES
theater 045 syndicate
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2022/10/13 (木) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
ジャンキー・チエの木人件
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
チラシのモデルがジャッキー・チェンにそっくり! でもジャッキーではなく、ジャンキーなのね(笑)。「木人件」も当然「少林寺木人拳」のパロディだよなぁ。どちらかといえば時代劇のイメージが強いグワイニャオンだが、現代劇でも秀作が多い。ダブル・ブッキングされた劇団のひとつがアングラ劇団だというのが泣かせる。きっとユーモアとペーソスいっぱいの舞台となることだろう。
ところで少女役が多い津田夏那はこの舞台では実年齢に近い役を演じるのかなぁ。
ライダース・バラッド
円盤ライダー
πTOKYO(東京都)
2022/12/13 (火) ~ 2022/12/22 (木)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
6月に予定されていた公演が不幸な事件によって中止とせざるをえなくなった円盤ライダーのリベンジはさまざまな円盤ライダー初となることを含んでのオムニバス。これは楽しみだ。
GOLD IN THE DUST
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」
Antikame?
雑遊(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
もともとは吉田康一のオリジナル戯曲を上演する団体として設立されたAntikame?だが、今回は原田ゆうとの2人の新作の日替わり上演ということで、楽しみ。
「カレル・チャペック〜水の足音〜」
劇団印象-indian elephant-
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
【ロボット】という言葉を作ったことでも有名なチャペックだが、私にとっては海外の童話で最も好きな「郵便屋さんの話」の作者だ。劇団印象は前作のオーウェルが英国とインドとの関係を描いて秀逸だったが、軍靴の足音が迫るプラハでの“言葉”を愛した芸術家たちの群像劇という今回も期待が大きい。