初老の血
劇団 枕返し
北池袋 新生館シアター(東京都)
2023/06/09 (金) ~ 2023/06/11 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
衝撃的だったバイオレンス映画「弧狼の血」を意識したタイトルとチラシだが(さしずめ私は「孤老の痴」か、笑)、劇団の作風からいって当然コメディだし、モーレツ侠客コメディと謳ってもいる。果たして今回はどんな妖怪が飛び出すのだろう。
CAFE BIANCA
兎団
プロト・シアター(東京都)
2023/05/17 (水) ~ 2023/05/21 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この作品は兎団の代表的作品だが、私が最初に兎団を観たのも11年半前に学習院女子大のやわらぎホールで上演されたこの作品だった。映画と同じ料金でナマの舞台を、という理念で他に比べて安価な料金設定を続けていたが、このコロナ禍ではそうそう無理もできなくなったのだろう。それでも2,500円だ。
GW明けの5月8日から新型コロナの感染症法上の位置づけが2類から5類に格下げされ、様々な規制が大幅に緩和されたからには、「CAFE BIANCA」も無事に大団円を迎えることができるだろう。
ARTE Y SOLERA CONCIERTO Vol.27
ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団
めぐろパーシモンホール(東京都)
2023/05/21 (日) ~ 2023/05/21 (日)公演終了
劇団壱 CE A WEEK
壱劇屋
萬劇場(東京都)
2023/05/15 (月) ~ 2023/05/15 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
壱劇屋東京支部の作演出・竹村晋太朗が講師を務めた全10回の稽古を経てのワークショップ型集大成公演だという。昨年、劇団チョコレートケーキ初のWSは、参加者のみによる上演を含めた公演が読売演劇大賞の大賞と最優秀作品賞を受賞したが、壱劇屋のWSはどのような成果をみせてくれるだろうか。
26/26
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2023/05/10 (水) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この団体は以前「LAST RENTAL VIDEO」という作品で、チケットのセンスや設定の奇抜さにびっくりした記憶がある。先日の大塚駅前での告知イベントには行けなかったものの、今回はテレビ局を舞台にしてのスペクタクルコメディショーだという。椎名亜音や渡辺咲季といった「LAST RENTAL VIDEO」にも客演していた役者をはじめとして、またも舞台狭しと大暴れしてくれるだろう。
桃太郎の大冒険
劇団龍門
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2023/08/03 (木) ~ 2023/08/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
祝!第20回公演。
この作品は2017年4月に初演されているようだが、この頃からの龍門の公演はほとんど観ているはずなのに、この作品はなぜか未見。ある場所に理由もわからずに集められた見知らぬ面々だったが、その理由が明らかになった時に驚愕の真実が彼らを襲う―う~ん、惹かれる内容だなあ。初演時の「社会の闇をスッパ抜く」というコピーが尚更に……。
フィクション・モテギモテオ 2023
ライオン・パーマ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
6年前の初演時はライオン・パーマの下北沢初進出だったが、赤坂での第二弾(一昨年が初進出の予定だったのだが、コロナ禍で延期になったのだった…)にもこの作品をもってきたか。2月の9-States 「点と線のオブリビオン」での加藤岳仁の演技も心に残るものだったなあ。
そういえば前作「大豆生田家の庭に咲く花は薔薇かスミレか!」の直後に常連客演同士の橋本一郎と春木彩香(あや)の結婚が発覚したのだった。橋本が某著名俳優の息子だと知ってはいたが、あやという美女歌姫を射止めるとはまさにモテギモテオだなあ。今回は春木は出演しないものの、舞台に幸せムードが漂うんだろうなあ。公演案内には“圧倒的、悪魔的時間”と書かれているが……。
引き結び
ViStar PRODUCE
テアトルBONBON(東京都)
2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了
糸地獄
劇団うつり座
上野ストアハウス(東京都)
2023/05/11 (木) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「因果はめぐる糸車」という言葉があるが、岸田理生はどのような地獄車(これは「柔道一直線」の決め技だったか……)を描き、それを篠本賢一がどう演出するのだろう。興味深い公演だ。
アクターズハイ
LUCKUP
劇場MOMO(東京都)
2023/05/10 (水) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
幾多の苦難を乗り越え、とうとうトップスターの仲間入りを果たしたトニー、が、それはとんでもない未来の始まりだった……! どういう展開と結末が待ち受けているのだろう。
原色★歌謡曲図鑑
株式会社ビーウィズミュージック
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2023/05/11 (木) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
昭和の歌謡曲と令和の新しい歌謡曲……その違いが主人公にどう影響を与えるのか。私は字幕を見なければ歌詞がわからない今の歌より、歌詞をしっかり伝えようとする昭和の歌謡曲の方が好きなのだが。
「4…」
四分乃参企画
JOY JOY THEATRE(東京都)
2023/05/18 (木) ~ 2023/05/21 (日)公演終了
コスモポリタン
U-33project
王子小劇場(東京都)
2023/05/24 (水) ~ 2023/05/28 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
宇宙の果ては宇宙の始まりに接しているという説もあるが、胸を高鳴らせた夢もやがては日常の中に埋もれてしまい、普通の生活だけが残る……切なさと虚しさが舞台世界を覆いそうだが、ところで「普通」って何なんだろう。
しあわせのかたち
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2023/05/10 (水) ~ 2023/05/14 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
しあわせのかたちってどんなんだろう。私には♡くらいしか思い浮かばないが、いま流行りのAIだったらどういう形をかくんだろう。久しぶりの一家団らんのはずが、それぞれの想いが交錯し、話は思いもよらぬ展開にって、そこからどんな形がうまれるんだろう……
葛飾ナンバー
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2023/04/26 (水) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
理由もわからずに密室に閉じ込められるという設定はアノ映画以降よくみられる設定だが、「空気すら閉じ込められた強固な密室」というのはこれまで記憶にない。かなりスリリングだ。そしてチラシの免許証との関連は?
ナイゲン(R05年新宿版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/04/18 (火) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ミラクルでアガリスクの「ナイゲン」を観てから、もう何回この作品を観たことだろう。そのミラクルが閉館とあってはのミラクルでの最後の「ナイゲン」を目に焼きつけておきたい。
舞台公演「混血脈 - MIXSEED 詠声 -」
WizArt
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2023/04/13 (木) ~ 2023/04/16 (日)公演終了
SEXY女優事変
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2023/04/25 (火) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
アダルトビデオ新法に始まる現代劇、それもSEXY女優を主人公にしての、な、な、なんと五部作。まるであの小林正樹監督の超大作映画「人間の條件」やソ連映画「戦争と平和」のような壮大な構想だ。
以前「肉体だもん」の時だったか、タイトルにひいてオーディションに若い女優が集まらず苦労したという話があったようだが、「SEXY女優事変」は大丈夫かな? 前作の時に望月六郎氏は「エッチなシーンはありません」と言っていたけど。
こぼれるかけら
UGM Kreis
Mixalive TOKYO・Hall Mixa(東京都)
2023/04/12 (水) ~ 2023/04/16 (日)公演終了
福子、福ちゃんの夜明けに飛べ
enji
吉祥寺シアター(東京都)
2023/04/27 (木) ~ 2023/04/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この説明を読むと、ほぼ同時代を生きたかつての若者としては懐かしさが湧き上がってくる。この劇団は創立して四半世紀だというが、メッセージを伝えることよりも、観る側の心に染み込むような誰もが持っている不変的な感情を「温度」を表現するのがコンセプトだという。毎回手を変え、品を変え、その劇場の概念を打ち崩す、様々な舞台装置、および照明、および音響のスタッフワークにも定評があるとのことで、吉祥寺シアターがどのような変化をみせるのかも楽しみ。