owadaの観てきた!クチコミ一覧

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夏目漱石とねこ

夏目漱石とねこ

DULL-COLORED POP

座・高円寺1(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

はずさない
著名人を演劇にする構成力が半端ない。

ネタバレBOX

このシーンが泪ものだった。夏目漱石を40代になって読み直すと人生観が変わるということはこういう意味かというものを思い知らせてくれた。

漱石:「今夜は月が綺麗だ」
漱石:「こういう月を見ると思い出すことなどが沢山ある。お前ならいつの月を思い出す。…」
鏡子:「さぁ。いつのでしょう。あたしにはいつもの月にしか見えません、昨日も同じような月でした。明日もきっと同じようなおつきさんですよ」
漱石:「しかし、今日の月はいつもより綺麗だよ」
女子会Vol.1-1

女子会Vol.1-1

劇団、紅組。

PLUM LIVE STAGE(東京都)

2015/02/23 (月) ~ 2015/03/16 (月)公演終了

地下室の手記の翌日に見た
カタルシツ「地下室の手記」の再演を見た翌日に見ました。
決して意識しているわけでもないのだろうけど、オープニングには共通点があるし、テーマも実はかなり似ているような感じがしてきた。出演者は3人の「女優」だけど、そのキャリアは・・・。どこからが演出で、どこからがハプニングなのか。
見てみないとわからない。週に1回の公演というのも「伸びしろ」があるのかないのかわからない。気になることだらけである。

ネタバレBOX

上演時間は55分。
長いと感じるのか、あっという間と感じるのかは人それぞれ。
もし、自分に娘がいるのならこのリアリティは半端ないようである。
娘のいない人は想像しながら、勉強のために見る価値があるかもしれない(女子会に男子が参加することは不可能だから)。
この台詞はあくまでも脚本家が言わせていることであって、本人の本心ではないと冒頭にあるけど、そりゃそうだろう。けど。終演後の写真撮影会があるのは「秋葉原らしさ」。まさか、小劇場でこういうことをやるとは思えないけど、プログラム間に合わないのならこういう方法もありなのではないのか?
ドリンク代を入れるとそれなりの価格になること、椅子が丸椅子なこと、次回作への期待も込めて敢えて評価はしません。
が、3人の女優への演出は絶妙だったということは間違いないです。
吼えろ!ショーリューケン!

吼えろ!ショーリューケン!

はっぽる☆しゅてぬ~る

Turner・gallery(ターナー・ギャラリー)(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

第1回企画公演
日本の演劇ってのは「小さい芝居」が多いなと思っているのが私の演劇に対する印象です。それほど数みているわけではないのですが、やっぱり「大きな」テーマを扱うのは「海外の翻訳劇」だったり「野田秀樹」「中屋敷法仁」くらいなのか?などと思ったりしていました。
今回のこの「第1回企画公演」のテーマは随分と大きなテーマでした。びっくりしました。

ネタバレBOX

とはいえ、1000円の入場料です。色々なところに苦労は覗えて、やっぱりギャラリーでやると照明効果なり、音響効果なりは残念なところがあります。壮大なテーマに対して小さな舞台となっているのも仕方ないとは思うのですが、是非、第2回・第3回と続けて欲しいですし、更なる飛躍を期待してやみません。
黒子もあそこまで出るのならしっかりとしたキャラクターをつけてあげた方がよかったでしょうし、女優の2人の使い方も中途半端な気がしました。とはいえ、第1回公演に出逢えた奇跡に「大満足」です。
江古田ユニバース2014ありがとうございます。
(すいません、アフターイベント(映画)は未見です)
鎌塚氏、振り下ろす

鎌塚氏、振り下ろす

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

PART3も絶好調
主演女優に「ともさかりえ」が帰ってきた。
鎌塚氏の父親が登場・・・。
まるで、インディ・ジョーンズシリーズか?というようなスリリングな展開に大満足。全ての小ネタが大団円へとつながる様にはちょっぴり涙がこぼれてしまう。そんな軽快なのに心地よいコメディ。
しかし、ともさかりえのメイド服には本当に感心する。
開場と共に、客席についたが、場内には「威風堂々」が流れている(多分、1曲目なんだろう)。それだけでなんとも優雅な気分になってしまって、開演前に満足して帰ってしまいそうになった。
PART4も期待したくなってしまった。

夕-ゆう-

夕-ゆう-

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱり泣ける平成の新国劇か
まだサタケミキオという名前で脚本を書いていた時代の再々演を見て、再びということになりました。テレビでちょくちょく見かける(気になる)ようになった詫間孝行なる人物に興味が沸いたからでした。
今では随分有名になりましたね。
この劇団の場合は、開場後すぐに席に着くくらい早めに到着することをオススメします。
あと、ハンカチも必須でしょう。
上原多香子が可愛いのなんの。上原多香子がやると前回のいとうあいこがやったのとでは随分印象が変わりましたが、いずれにしてもまたしても、不覚にも「号泣」しそうになってしまいました。

ネタバレBOX

内山理名も名演なんだけど、平成の新国劇と勝手に命名した私としては、最後のシーンの絶叫はもっと会場に轟かせてほしかった(シアターサンモールとサンシャイン劇場の大きさの違いもあるのでやむを得ないのでしょうが)。
あと、夕顔のシーンが前回はもっとリアルに、いい感じだった気がするのですが、今回はちょっと残念な感じもしました。
「廃墟の鯨」

「廃墟の鯨」

椿組

花園神社(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

夏のはじまりの定番
ここ数年、夏の始まりにはきまって「椿組」を見るようになりました。
今回もthe椿組。期待を裏切らない展開です。
暑さ対策は充分に。
毎回、入口上のところを狙って整理券番号若番をgetして会場に入ったのですが、今回はそこは指定席になっていました(^_^)。その席には主演女優のお父さんがいまして、びっくりしました。

ネタバレBOX

野外劇の定番はやっぱり野外劇でしかできない特別な演出があって、今回もやってくれました。
ここでは必ず「舞台裏・・・セブンイレブン・・・通行人まで見せてくれる」。他の野外劇でも舞台の外まではみ出すような気がします。(唐赤テントはそうではないですね。そういえば)。
能登演劇堂の無名塾公演も必ず舞台奥の扉は開けてくれるそうで(私が昨年みたロミオとジュリエットでも見事に使ってくれて満足しました)。川島雄三の「幕末太陽傳」がそういえばそんなエンディングでしたが。芝居でののルーツはなにか気になりました。
残りわずかですが、是非。

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