STEAMBOYの観てきた!クチコミ一覧

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ポンコツロボットと素敵なカミソリシュート!

ポンコツロボットと素敵なカミソリシュート!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2015/10/14 (水) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★

ちぐはぐさ
本公演の回数を重ねた劇団であり、有名な劇団所属の役者が複数でており、駅前劇場・・と安定感を期待して観劇。確かに演技も卒なく、話も楽しめ、良い時間を過ごしたと思う。ただ、妙なちぐはぐ感が残った。役者はそれぞれうまいが、統一感がない。新劇調もいれば、小劇場らしい芝居の役者もいた。笑わせるセリフなども入るが、都度感覚的で一貫性がないので、慣れるまで戸惑う。衣装も、このキャラにこの衣装なのか・・?という違和感が最後まで抜けなかった。演出や脚本のシステムが見えないというか、感性で走りきった感じがある。若手劇団にはよくあるが、ベテラン劇団としては珍しい傾向だと感じた。

ナイゲン(全国版)

ナイゲン(全国版)

Aga-risk Entertainment

元・立誠小学校(京都府)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

緻密な密室コメディ
高校を舞台とのことで、若すぎて辛いのではないかと懸念しつつも、再々演、前評判の高さが気になって観劇した。なるほど、よくできたコメディだと思った。笑わせ方という意味では、いわゆる芸人的なやり方と異なりシステムを組むものではないが、お話で絶妙にくすっとさせる系統。放課後によくあった委員会や会議がまさにあんな感じだったなあと懐かしくなってしまった。空気が読めない自己中女先輩や、熱血すぎてから回りする下級生、いかにも高校にいた女子という感じの書記、頼りないけど最後はまとめる議長など、大人になった今ではもう回りで見ることのないキャラクターが沢山いて、不思議にノスタルジックな気持ちにもなった。

ただ芝居の中身が「高校生」なので、世界が狭い感じがした。大人が共感できる話ではないので、一度みてくすっとすれば基本的には良いかなと思う。ただ懐かしくて、良い時間をすごした。

宴

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

世代か。
Bを鑑賞。一言で言うと面白かったが、合わなかった。ただ確かに魅力的な役者が多く、面白いは面白かった。世代的に10代から20代が中心の芝居。コメディとしては成立していた。独特のペーソスはある。だが若すぎる。青春時代のペーソスだ。高校時代や大学時代、人生の一番楽しい時期がそのまま目の前にあって、私のような大人はこの明るさを受け入れて一緒にタイムスリップして楽しむか、取り残されるしかない。その意味では私は後者だった。役者では倉持陽一が良い。笑わせ方見せ方をよく知っている。

2 3 5 7 11 13 17...

2 3 5 7 11 13 17...

muro式

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足した!
ようやく納得いくコメディを見れました。最近は「コメディの皮を被ったなにか」ばかりで食傷気味でしたから。
本に「書かれた」言語で笑わせるのではなく、言葉やアクションのキャッチボールで笑わせる「生もの」感が「笑い」には不可欠だ。
役者の意図(=力み)、演出の意図を見透かした途端、客は「応援する気持ち」にはなっても「笑えない」。人を笑わせる技術は世の中に概ね出尽くしているが、それを正しく遂行できる役者や演出はそう多くはない。
今回のmuro式は、笑いを生み出す技術がふんだんにちりばめられていた実験的な作品であると共に、安心して客が笑いに身を委ねることが出来る出色の出来であった。

悪い芝居vol.16『スーパーふぃクション』

悪い芝居vol.16『スーパーふぃクション』

悪い芝居

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/10/21 (火) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめたが
3時間にもわたる見応えのある芝居でした。長い分、シーンのメリハリが重要なのですが、細かいところで惜しいと感じた。笑わせるシーンで趣味が合わず気持ち悪さが残りました。ギャグなシーンになると途端に薄っぺらくなるくらいだったら、あくまでシニカルにやりすごしてしまったほうが好みであったと思う。役者の侠気というか演出の侠気というか・・「悪ふざけ」は格好いいし、そういうことをやりたいのは分かるが、上手くはまっていなかったと思う。勢いを殺してしまった感じが残念だった。

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

劇団アメリカンコミックシアター

ワーサルシアター(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★

プロならもっとやれるはず
短いコントを繋げたような作品は、どうして個々のシーンは面白いのに、作品全体としては破綻してしまうのだろう。プロの芸人を出演させているだけあって、からくりも見事に機能している。
だが「芝居」を標榜するのであれば、それらを美しく繋げる努力を怠ってはいけない。一貫したストーリーの中で荒唐無稽なコントをちりばめるという野心的な試みを行って欲しかった。今回の舞台はただ面白いと思うシーンをご都合主義につなげただけであり、その実は数本のコントに過ぎない。登場人物の感情等が置いてけぼりになっている(というか、もはや置き去り)。これは頂けない。

幸福の黄色いタンメン

幸福の黄色いタンメン

劇団チキンハート

新宿シアターモリエール(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★

楽しみ方が難しい
チキンハート初見。これは期待外れでした・・。役者の演技は及第点ですが、台本の狙いが設計ミスなのか役者のミスなのか、機能していないという印象がありました。話も生ぬるく、何となく、低空飛行を続けるも、最後に耐えきれず墜落事故を起こすような。何を客に持って帰って欲しいのか全く分からない舞台でした。前半の笑わせる部分がちゃんとはまっていないことが、作品全体のねらいが崩れる引き金になったように思います。

ハッピーちゃん

ハッピーちゃん

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★

笑いではない。
評価が高い団体だとしても、笑いの手腕としては「??」が残りました。まず脚本に笑わせるシステムが組まれていないのです。認識のすれ違いでも良いし、当惑でもいい、勢いでもいい、何でもいいんですけど、いわゆる人を笑わせる技術というモノが全く組み込まれていない。ギャグはある。笑わせる意図は見える。でもそれだけです。どこで笑うんだろうと思いながら気づくと作品が終わっていました。

ハッピーちゃん

ハッピーちゃん

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★

笑いではない。
評価が高い団体だとしても、笑いの手腕としては「??」が残りました。まず脚本に笑わせるシステムが組まれていないのです。認識のすれ違いでも良いし、当惑でもいい、勢いでもいい、何でもいいんですけど、いわゆる人を笑わせる技術というモノが全く組み込まれていない。ギャグはある。笑わせる意図は見える。でもそれだけです。どこで笑うんだろうと思いながら気づくと作品が終わっていました。

月光条例

月光条例

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

痛くなった(色んな意味で)
原作を知っていれば再現度にあっと驚くかもしれません。しかしキャストの多いせいか変な間延びがあって途中から尻の痛みのほうが気になってしまいました(すいません)
笑いを取りにいくところも、何か力みと言うか、笑わせに来てる感じが気になってしまって。。もっと役者が良い意味で力を抜ないと、観てて「痛い」感じがして辛いのです。

黄金のコメディフェスティバル2014

黄金のコメディフェスティバル2014

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了

満足度★★★

内輪向けの大騒ぎ
久々の観劇復帰戦だったが、期待外れの内容だった。そもそも大半の演目はコメディなのだろうか。ギャグを入れたらコメディなのか?笑いを意図したシーンがあればコメディなのか?若者たちの大騒ぎを見せつけられ、役者に知り合いもいない私は、知らない学校の学園祭で演劇部の短編発表会を何時間も観たような気持ちだ。大変な疎外感を感じた。
チョキ、パーを拝見。

ツレがウヨになりまして

ツレがウヨになりまして

笑の内閣

KAIKA(京都府)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

早くも今年のNo.1ではないか。
コメディの原点は風刺にあると考える私にとって、最新の話題やアルアルを絶妙に取り込んだ笑いが近年減って来ていることが非常に残念だったのだが、やはり笑いの内閣は別格だ。

時間が経っているので中身への言及は改めてしないが、取り上げるトピック、取り上げ方の上手さはさることながら、作品の基調には市井の人々への一貫した優しさが流れていることが、作品の毒にも関わらず、観客が気兼ねなく笑いに身を委ねられる理由だろう。

楽しい時間を過ごした。

座長芝居

座長芝居

ネコ脱出

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2014/03/04 (火) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

安定感に尽きる
その名の通り、団体の座長が集まって作ったバカバカしく熱いナンセンスコメディだった。力量がある座長達が集まって作っているだけあって、普通なら危なさを感じさせてもおかしくない場面も笑いに変えていく安定感は流石。
コメディには、基礎となる演技力が不可欠だと改めて実感した次第。、

「r 」

「r 」

日本演劇連盟

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2014/02/15 (土) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★

拝見、新しさを評価
なるほど、独得の間合いの笑いでした。新しい。新しいことをやって、破綻を感じさせないのは立派。時折虚をつかれる笑いには、センスを感じた。

キャラ間の独得の行き違い感を挟み込みつつ、トリックスター的なキャラを投入し、強いツッコミで畳み込むパターンが繰り返される。ふわふわとストーリーは進むも、主眼はコント。評価が難しいです。この路線でやっていくなら、何かが足りない気もします。思わず頷く台詞や、共感出来るキャラクターか。合格点を取りにいく部分が無い。

令嬢役は惜しい。彼女を好きになれたら、また違って見えたかもしれない。構造は悪くないが、ストーリーがフワフワしすぎたのと、いまいち出てくるキャラクターを好きになれなかった。あくまで個人的な感触ですが。
また機会があれば、別の作品を観て観たい。

さらば箱舟

さらば箱舟

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2014/02/06 (木) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★

混沌
大人数を使う異色の演出。独特の解釈。衣装やセットのセンス。評価は難しい。ただはっきり言えるのは、自分がこの芝居に友人を誘うことを考えたら、と言うこと。

演劇初心者はまず楽しめない。そして演劇ファンでも余程趣味的に合いそう・ストライクだと確信しないと連れてきにくい。すなわち、小劇場ファン、という響きに合いそうで、かつ寺山的空気に耐えられそうなニッチな層にしか勧めにくいと言うことだ。

上手い下手で言えば下手。商業でもやれる役者と比べると、素人みたいな役者も沢山いた。だが、評価は難しい。それもまた小劇場ならではの良さと言えなくはないからだ。だが、自分が舞台に立つわけでもなく、普段芝居にも滅多にいかないような人に観せたいとは思わない。
小劇場という小さなコミュニティの中でかろうじて受け入れられるギリギリの娯楽、そんな感じがした。

HOME SWEETS HOME 【ご来場ありがとうございました】

HOME SWEETS HOME 【ご来場ありがとうございました】

青春事情

ザ・ポケット(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/11 (火)公演終了

満足度★★★★

よかった。
派手さも意外さも無いものの、最初から最後まで大変楽しい気持ちで過ごすことが出来ました。ベタな話で、嘘がバレないと言うか、自然に役としてある技量は大変なもの。あまーい、時間でした。
脚本だけではなく、作品全体の雰囲気と軽妙なかけあいを楽しむ、そんな楽しみ方も出来る舞台でした。

明日までです!
【追記します。】

新宿コントレックスVol.11

新宿コントレックスVol.11

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/02/07 (金)公演終了

満足度★★

コントで何をしたい?
「笑い」を感覚的なもの、アドリブ的なものだと誤解している若い人が多い。特に演劇人が、宴会芸のノリでコントに手を出すと痛い目を見る。それを実感したステージだった。

コントは面白いシーンを入れた短い芝居じゃないのだ。

ネタバレBOX

小野寺ずるさんは凄いけど笑えない。なぐりーずは、何なんだ。一緒に出ている津和野氏は、センスはあるのかもしれないが、構造的に笑いを意識していない。そういう意味では、アガリスクが一番良かった。でも、笑いに特化して面白いところはもっとたくさんある。吉本のライブにいけば、同じ価格帯でレベルがもっと高いものを沢山見られる。人力社などの新人ライブもそうだ。

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