柳音の観てきた!クチコミ一覧

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偉大な一家の二泊三日ともう少し

偉大な一家の二泊三日ともう少し

One Bill Bandit

中野スタジオあくとれ(東京都)

2016/02/06 (土) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

1000円年一回の風物詩
今年も随分面白かったです。すっごく笑いました。コメディを名乗る団体は多いですが、20代の団体より30代以上の団体さんのほうが笑いはやっぱりうまいなあと思います。年一公演なのが勿体ないぐらい!なるほど今年は旅館かあ〜と。続けて見てるとわかるのですが、ずっと旅巡業を一緒にやってきた大衆演劇屋さんのような雰囲気があります。女優さんの入れ替わりがある印象ですが、これはヒロインを毎回連れてくる寅さん方式なんでしょうか?きっと寅さんの映画がまだやっていたら、多分「今年も寅さんの新作がきたねえ」という雰囲気になると思うのですが、自分の中ではそんな印象の団体さんです。今年は本当にキャラ芝居と抑えのバランスが良くて面白かった!今回は駅からのアクセスが良い劇場で良かったと思います。去年の劇場が遠くてびっくりしたので。劇場が結構お客さんでぎゅーぎゅーだったので、もう少し広いところで次は見たいです。

ネタバレBOX

女のキャラが、旅館の娘以外は何となく重要じゃないというか、いてもいなくてもいいのかなーという感じを受けました。実は去年も女キャラの印象が薄くて、「ついで」っぽいなあという印象を受けたので。面白いんですけど!
幸せを運ぶ男たち

幸せを運ぶ男たち

アナログスイッチ

小劇場 楽園(東京都)

2015/09/23 (水) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

安心のクオリティ
初演も観ました。安心して心から笑える数少ない団体さんなので、とても楽しみにしていきました。自分にとっては安定の娯楽です。
初演時よりテンポがあがって軽やかに、だが引き締まった印象。猪俣さんがいい味出していました。楽園の劇場が、「ワンルーム」の雰囲気を出すという意味で、ちょうどいいサイズ・構造で、劇場が一体として凄く良い空気が充満していました。

あえて言うならば、少し「重量感」のある役者がいても良いのかなと。軽やかなだけに、巧くてもどことなく「学生芝居」の雰囲気が消えていない印象があります。これは個性と受け止めるべきか、どうなのか・・。

エコーロケーションMHz

エコーロケーションMHz

One Bill Bandit

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2015/05/23 (土) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったけど
去年見て凄く楽しかったので期待していきました!とても面白かったです。今年も笑いました。
ただ間延びしてた気がします。あとキャラが浮いてたと言うか。
不器用な、要領が良くない、惜しい、みたいな主人公がハッチャメッチャな脇に縦横無尽に振り回されるいつものパターンなんですが、、主人公の普通の人の気持ちに共感出来なかったし、お芝居もあまり好きじゃなくて、伝わってこなかった。だからキャラ頼りの笑いになってた気がします。
去年の残念女子と残念男子が凄くリアルと言うか。本当に普通の、いるいるこんな人達、が、見事にカモメさんやお父さん、ダンサーズに振り回される展開が神過ぎて、期待しすぎたかも。

死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ

死ぬまでに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ

20歳の国

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

もやもや
一言で言うと青春群像劇!って感じです。気持ちがすごく入りそうになるも、ギリギリのところで盛り上がりが足りない不思議な飢餓感、あぁでも薄ぼんやり良い作品を観たような、そんな感じです。空間が少し広すぎるのかなぁとも思いました。言葉にできない何か、を体験したとしか言えない独特の作品だった、ような。このところ、家族愛をテーマにした作品を立て続けに観ているけれど、タイトルから想像もつかない20歳の国の作品がこのテーマに真剣に向き合った作品と言うのも、比較するとまた面白い。

キズツクキカイ

キズツクキカイ

たすいち

ザムザ阿佐谷(東京都)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

すごい良い作品!
めっちゃくっちゃ面白かったです!一家のキャラや妖怪たちとの掛け合いが、ひと昔の寺内勘太郎一家的なベタかつ気持ち良いコミカルさで凄く良かった。
そんなエンタメテイストなのに、演劇らしさ、つまり現代社会の闇や誰もが抱える寂しさをあっと驚く形で昇華しているのは流石でした。
鬼フェスに引き続き、大人数の素敵なキャラクターがたくさん出てくる話で視覚的にも本当に楽しめました。

ネタバレBOX

一家の役者さんは皆凄くうまくって(長男さんだけ、台詞が硬い感じ、役がフラフラしてる印象がありましたが、、)安心して観ていられました。

妖怪たちは、キャラが立ってて凄く良かったです。あぁいうキッチュな作り方もアリなんだなぁと思う反面、役者さんが若いせいか、キャラ芝居にしても軽いなぁと思うところはありました。ぬらりひょんさんが、妖怪の時はなかなか重みがあって良かったと思います。こっくりさんは、もう少し重力がある芝居が欲しかったような。でも演出ですかね?妖怪が皆同世代と言うか、皆高校生から大学生くらいの若者集団のように見えたのが、なんか惜しかったような、でもそんなキッチュな作りもアリの演出だったような。
”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

”デッド・オア・アライブ・オア・アルバイト”

劇団アメリカンコミックシアター

ワーサルシアター(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★

安っーい
バッドボーイや二丁拳銃のようなテレビに出てる人がこんな小さな劇場に出るんだなぁというのが一番強い印象です。出てる役者さんはみんな上手いんだと思います。でも劇場の大きさと演出が合ってないし、すっごい安っぽい空気で、、、違和感が最後までありました。話は破綻してて全然つながってないし。
プロのお笑いの方はやっぱり一番うまかったです。観てて恥ずかしくなる違和感がこの人たちだけなかった。

ネタバレBOX

ロシア女子、下手!笑わせる気がないのか、間が読めないのか!
ドクター二人はうまかったけど、エンジンかかるの遅いような。
ガチ野さん、嫌いじゃないけど、、悪ふざけ感が足りなかったかなぁ。なんなんだろうな。好きな芝居なんですけど。笑いじゃないんですよね。
「r 」

「r 」

日本演劇連盟

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2014/02/15 (土) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

爆笑の渦
面白かったです。爆笑爆笑でした。今まで見たものと雰囲気は違いましたが、演技の完成度が高かったと思います!!芝居のテンションは前回ほど高く無かったものの、前回のグアムから同じ人(深井さん、鈴木さん)が二人出ていましたが、笑いも安定していて、安心感をもって観ることが出来ました。

他の人はじわじわ来ると言っていましたが、自分が見た回(大楽)は終始キレキレに爆弾が投げ込まれる展開で、分かりやすく爆笑出来ました。

次は日本演劇連盟なのか、One Bill Banditなのか分かりませんが、グアムの時みたいなインパクトのあるパワーアクトも好きなので(今回もツッコミは凄いテンション高かったですね)、楽しみにしています。

ネタバレBOX

同じ人が作・演出で、役者も被っているのに、何で違う団体でやるんだろうなと思ったのですが、グアムの時の役者さんもスタッフさんで見かけて、ちょっと嬉しかったです。メンバーは被っても、主宰が違うんだということについて、ご丁寧に説明して頂きました。
ろりえの鬼

ろりえの鬼

ろりえ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/01/28 (火) ~ 2014/02/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

演劇を感じた。
不覚にも泣きそうになってしまった。演劇らしい演劇を久しぶりに見た気がします。理屈じゃないので、とにかく観に行ってください。

冬のグアムは空のまち

冬のグアムは空のまち

One Bill Bandit

池袋GEKIBA(東京都)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんなコメディ見たことない!
こんなコメディ観たこと無いです。ぬるっと心に入ってきて笑わざるを得ない感じ!実際に存在する訳ない変な人ばっかり出てくるのに、それが舞台上だと妙に説得力あるんです。「素」っぽいんです。1000円でこんなに面白かったら、他の小劇場の芝居は何なんだよって感じですね。役者さんにも好感が持てました。この台本を自分の学校でも使いたいです。演技は細かく観ると気になった点もありました。

ネタバレBOX

あんまり皆指摘していないけど、実は演技力に差があったのが気になりました。大島パパ、チダさん、白川さんは普通にお芝居をしている人っぽいけど、後の人がセリフを言っただけになってたり、顔が素になってたり、動きがぬるかったりしました。ただ演技の技術とか関係無く、個人的MVPはカモメさんとダンサーの男の人です。


・大島パパお芝居上手いですねー。ひときわ目立って演技が上手かったと思います。間とかも完璧だし・・。前に銀石公演でお見かけしました。こんなに上手な方だったんですね。

・タケオは高校生?人に突っ込む時に子供キャラが抜けるっていうか、演技が一貫していないのが気になりました。セリフ噛んでましたね・・

・カモメさんやばいです。本物の漁師にしか見えません。あれは演技なんでしょうか。カモメさんは永遠にカモメさんです!

・チダさんイケメンなのに、ださい役が凄くはまってた。役として自然に舞台上にいる感じが好感が持てました。でも滑舌が?

・白川さん目力凄い。目が落っこちるんじゃ無いかと思った。お人形さんみたいなのに、イケてない女子っぽさが出ているのが不思議。たすいちと雰囲気が違いすぎてびっくりしました。ただ演技が少しオーバーアクション気味な気も。

・ダンサーのおばさんは、ちょっとお芝居がぬるかったなー。キャラは壮絶に面白かったけど。

・ダンサーの男のほうは、全身から漂う江頭(顔はイケメン)的空気が物凄かったです。イケメンなのに崩せるのは、チダさん白川さん同様凄いですね。若干髪がざんばらっぽいのが、また面白かったです。

・マネージャーさんは・・あの人はお話の中で絶対に必要な人物ではないと思うんですが・・カモメ出してくるタイミングとかいちいち面白かった。
最後

最後

ロスリスバーガー

新宿眼科画廊(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★

楽しかったけど・・
主役の人の演技がすごく好感が持てて、全力で応援したくなりました。主役以外の役も、皆なんか甘酸っぱいなぁとニヤニヤしました。
ただ色々回収されないまま終わるネタが結構あって、ちょっと消化不良だった感じが_| ̄|○ だから、終演がここって分かった時は「えっ、これで終わっちゃうの!?」って思ってしまいました。

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