たかぽうの観てきた!クチコミ一覧

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婦系図

婦系図

花組芝居

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/05/12 (日) ~ 2013/05/18 (土)公演終了

満足度★★★★★

溺れました
テンポのいい綺麗な日本語が心地よく、するすると沁み込んできて、いつの間にか人物は素敵な着物を着ているように見えるし、情景も次々と見えてきて、、、硯の墨、花、お酒などの香りもしてきました。そのうち現実があいまいになり、終わった後は世界に浸りすぎてしばらく動けませんでした。
非日常なお話と空間、だけど登場人物は目の前で(客席と舞台の境目がないので)等身大で笑ったり、悩んだり、泣いたりしていて、その不思議なエネルギーに圧倒されるばかりでした。…観劇後はふうと溜息です。
それでも笑えるところもあるので…ほんとうに花組芝居はおもしろい!

ネタバレBOX

(ネタバレとは違いますが)登場しない役者さんたちが後ろの椅子で控えている際に、物語とは関係なく笑ったりしている(身内でなにか面白ことがあった様子??)のが、現実に戻される気がして少々気になり、もったいなく感じました。

(5月14日夜、16日夜、17日夜 観劇)
黒蜥蜴

黒蜥蜴

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★

美学の詰まった作品
2003年「黒蜥蜴」を観て以来の観劇でした。女賊黒蜥蜴の圧倒的な存在感には平伏すのみ…美しさとは時間を超えてしまうんですね。衣装の煌めきと、衣擦れの音、歌うような声、絵画の世界が動いているようでした。

ネタバレBOX

FAXや携帯電話を使用していたり…それにしては着物やドレスだったり…時代設定はいつなんだろう?と思ってしまう私は俗人です。
淡仙女

淡仙女

あやめ十八番

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

五感をフル稼働させられた!!!
初日と二日目に観劇しました。円形舞台のせいか、坐る位置によって登場人物たちの印象が大きく変わり…多面性のある作品で自分自身が試されてる気がしました。劇中のセリフや歌、役者さんの表情を、日常に戻ってからもふっと思い出して、しんみり涙したり、くすくすと笑ったりしています。 人間が一生懸命生きる姿は愚かだけど愛しいなぁと、心が切ないです。 上手く言葉になりません、これは観ないと!!(追記:気づけば、千秋楽も観に行ってました!)

ネタバレBOX

個人的には…シーンに寄り添うように流れてくる音楽が心地よかったです。生演奏でないと出せない空気や間合いだと思いました。 役者さんたちの足音、衣擦れの音、 照明のスイッチのパチンという音、空調すら演出になるなんて…やっぱり芝居って面白いなぁ!と大興奮でした。

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