1
怪誕身毒丸
花組芝居
各々の策略、計略、思惑の為に、身体をはり、命をはる、激しい愛の物語なのだろうなぁ。 結構生々しい表現もあり、内容としては相当どろどろなお話なのに、とにかく全力で「面白い!」と思わせてくれる花組芝居さんは、本当にすごい。 もうもう素敵過ぎる。愛し過ぎる。この舞台を観られる時期に、花組芝居さんに出会えていて、本当に幸せ!と思いました。
2
BEAT POPS
Studio Life(スタジオライフ)
狭い小屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれて、体もお尻も痛かったけれど、それでも、観たい!と思ったし、最後まで楽しんだに素敵な舞台でした。
私たちの未来は、たぶん、明るく前途洋々とは言い切れず。
これからまたどんどん生きにくい時代になっていくんだろうなと思う、未来に対して手放しで喜べる状況ではなく。そりゃあもう「影」ばかりの世界をも知っているポーや老ポー、45歳のレイコは、そんなにきらきら出来る状況ではないけれど、それでもそれでも、若者たちも大人たちもこれからを生きていかなきゃいけない。この世の中で。
だから、「頑張れっ!!」なのだろうと思うし、そのメッセージは皆の心に響くのだと思います。素敵な舞台だったー。大好きだー。
3
LILIES
Studio Life(スタジオライフ)
新セット、新演出で、更に濃厚な世界に誘われて、涙止まらず。
重いけど、観たいし、彼らの人生を知りたいし、考えたくなるという、世界の中に引きずり込まれる力がある。やっぱりすごい戯曲だと思います。
ただ、観た後の打ちひしがれ感や、脱力感は半端ないですので、観る観客の体力も要する作品だとも思います。
4
変則短篇集 組曲『空想』
空想組曲
初ほさかホームグラウンドにて、めった打ちされました。
すっごく素敵な舞台で、心に染みました…。時にキュート、時にシュール、時に恐く、時にロマンチックな物語たちが、キラキラしていて、色んな感情を楽しめる舞台でした。
追加したくても、もう出来なくて泣きました。
ラスボスの加納さんが観たかった…。
5
淡仙女
あやめ十八番
堀越ワールドにざわっときた作品でした。決して後味は良くないのですが、気になって気になって仕方がない作品でした。
幸せって、なんだろうなって思った。
人との関係性の中で生まれる幸せと、己の信念を追及する幸せ。
若いうちは後者でもいいけれど、年を取るにつれて、人間関係の重要性を鑑みると、前者の選択をしない妹を身勝手と受け止め、違和感のある人間と感じてしまうんだろうなあと思いました。
どっちが幸せかなんて結論は出ないけれど、個人的には衝撃的過ぎるストーリーでした。水下さんのお父さんと、堀越さんのお母さんが絶品でした。
6
呪術音楽劇 邪宗門
演劇実験室◎万有引力
うっかり寺山修司の世界に足を踏み入れたら、うっかり衝撃をうけて、うっかり面白い!と思ってしまいました。命削らないと舞台は出来ないと、魂が叫んでいた気がします。