満足度★★★
学生劇団
ハイブリッドハイジ座が一番面白い。
ミームの心臓、四次元ボックスは面白くない。
この3劇団が一同に会した意義が分からない。
もう少し、内容に関連があるとか、同じ神話を各劇団がそれぞれの視点で描くとか、なんでもいいけれど一緒にやる意味があると観る側としてももっと有意義におもえたかなと。
いずれにせよ、2000円近くで3劇団見れたので行って後悔はありません。
そこがこの企画いいと思います。
ネタバレBOX
ハイブリッドハイジ座は勢いがすごい。
いつもの勢いだけでなく今回は丁寧さもあった。
面白さが7,8割方笑いに因っているので、もう少しお話そのもので面白いと思えるようになれれば。とも。
序盤に出てきたどうでもよさげな登場人物がちゃんと後半に登場して話に絡んできたり、そういう伏線回収みたいな楽しさはあった。
ミームの心臓は色々考えたんだろうなという感想。
しかし考えた事が全く伝わってこない。
なんだか「ここでガラスが割れるシーンは●●を象徴している。当然観客もそれが分かるはずだ。それを示唆するセリフもあるし」といった意識の下で作劇してるように思えて。
馬鹿ですみませんが、それでは伝わらなかった。そうじゃないと思うんです。「考えて理解する」のと「見てて伝わる」のって似て非なるものだと思うのですが、もう少し後者を意識した方がいいのではないでしょうか。
加えて、伝わったとしても大層なものが描かれているとは思えなかった。
意味分かってない人間が言うのもアレですけども。
ソウのイブキへの劣情とか、生活の大変さとか、捉え方も描き方も中高生レベルの単調で稚拙なものに感じられた。
息吹役の人は舞台映えする演技で気持ち良かった。
四次元ボックス。
義眼交換して過去まる分かりというアイデアは面白い。
でもそこどまりであまりしっかり料理されていなかったように感じる。
人物設定や話の流れなど、全体的に漂うラノベっぽさ、アニメっぽさがこっ恥ずかしくって合わなかった。
たまに入るダンスのようなものは単純に観ていてしょっぱい。動きもよろしくなかった。
主人公純役の人のリラックスした演技は好き。
オカ研の人の演技もよく、おかげでこの作品を見ていてそれほど退屈しなかったが、単に役者がおもろい人だっただけであって、作品本来の魅力には関わりがない。
今回の企画公演のコリッチトップページに「推薦のことば」が3つ載っているのだけど、全てミームの心臓の推薦コメント。
ちょっと違和感。企画公演自体の推薦コメントを載せるか、3劇団それぞれの推薦コメントを載せるか、それがなければ載せなきゃいいんじゃなかろうか。
どうでもいいか。
全編通して、スタッフ関連の物音が大きかった気がした。
満足度★★★★
普通に面白い
初見。テントも初めて。アングラっぽいのも初めて。
半ば身構えて見たけどふつうに面白かった。
この劇の世界観の中での用語が多く、人も多く、その登場の順序もはちゃめちゃなので、観ていて頭使うし疲れる。というか結局意味が分からない。
でも。意味が分からなくても何か面白い劇と、意味が分からなくてしきりに腹が立つ劇があるけど、この劇は完全に前者。難しいことはようわからんが面白い。
2時間半という時間が、短くは感じないが時計を見る事もなかった。濃密な時間。
テントだしアングラっぽいし昔からあるっぽい劇団だし中入ったら昭和っぽい歌謡曲流れてるしで開演前は、かなり時代遅れな主張の劇でもやるのかなとか思ったんですが、いざ始まるとそうでもなかった。
どうでもいいけど各自の温度調節はかなり大事。(この時期は寒い。夏はきっと暑い)
ネタバレBOX
役者はうまいというよりは全力。というか、ほとんど中国語しかしゃべらない中国人役者とかいたりして、うまいもくそもあったもんじゃない。
でも不思議と引き込まれる。
一番初めは「やたら客に向かって叫ぶ演技だな・・」と若干引き気味。終わるころには虜。
一人一人の顔や身体や言葉がいつまでも頭に刻まれている状態。
とにかくすごいエネルギー。そして最初は意味の分からないシーン、単語のオンパレードだったのが、次第に一つの物語りに束ねられていく(気がする)のはとても面白かった。
舞台が遊び心満載でとても楽しい。野外なだけあって、軽トラが舞台上に現れたり、火燃えまくってたり、昇降装置あったり水があって三途の川だったり。ドヤ街の一室みたいなとこが開くだけで楽しい。ワクワクの連続。
音楽はきれいめ、さりげなくかっこいい曲が多い。
ラストシーンの、真っ暗な中で、燃えさかる炎だけが明るくて、そこに役者たちがそれぞれ紙銭をくべている様子は何かしらないけど感動的だった。意味は全く分からない。
満足度★★★★
面白かった
藤原達也と山西さんの演技がとてもいい。
うまい下手でなく、そこに本当に人間が実在すると感じられた。演劇っていいなと再認識。
照明も素朴ながら四季折々の表情を見事に表現していて感嘆。
分かりやすさ・簡潔さ・正しさを求めるこの時代に、
分かりづらく・複雑で・何が正しいとも言えない矛盾に向き合うこの作品を見る事ができたのは素晴らしい体験だった
満足度★★★★
うわあ・・・
面白いなあ・・・
いい・・・・・なあ・・・
それが感想。
正直なところ。観て。こんな感じで。呆然としちゃって。あんまよく覚えてない。
100分の静かで不思議でおかしい劇
独特の空気やセンスがあって見せ方もうまい
ほんとにいいもの見させてもらいましたありがとう
ネタバレBOX
「インターネット」とだけ書いてあるポチのシャツとか、ハルカの病室に見舞いに来た子が「すごいの、開くんだよ」みたいなこといってきのこを分解するのとか、たっくんがポチにさらっと「誕生日!34回目の!」みたいなこというとことかシュールさがかなりツボで1人で笑ってたんですが、周り見る限りうけてたの俺だけでした
すごく好きなんだけどなあ
面白かったけど話はよく分からなかったり
ポチはタカオで画家なの?
あとカキウチに奥さんが「誰と?」って聞くとことかかなりぞくっとしました
そういうセリフ選びもすごくうまいと思った