すずめさんの観てきた!クチコミ一覧

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病院のススメ

病院のススメ

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

病院を舞台にしたライトコメディ
病院をテーマにしたライトコメディ。
ある衝突事故で運ばれた二人のドライバー。一人は人生を早く終わらせたかったのに、しっかり医者に治してもらった山田。もう一人は町でもウワサのあだ名が「キンパチ」という熱血漢の先生・巻上。巻上は今もなお生死の間をさまよい続けている。その対極の設定かと思いきや・・・作家の人間を見る優しさや人生観が見える良い本でした。
あえて苦言を呈するならば、音楽を入れないのは演出のエゴでしかなく、観客に優しいやり方とは思えなかったかな。ライトコメディらしく、笑いやすい環境を作ってくれてたらもっと笑える部分があったように思いました。
役者たちはところどころ台詞が聞き取れない箇所があったけど、一生懸命さは伝わってきて好感が持てました。

【ご観劇ありがとうございました!】うわさの家族

【ご観劇ありがとうございました!】うわさの家族

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/04/02 (火)公演終了

満足度★★★★★

ナイフのような谷藤作品の原点作品か
最近の谷藤作品を見慣れていたので、この再演作品に新しい谷藤さんの歴史を垣間見た気がしました。自分の息子が殺人犯かもしれない、そんな疑惑の中、ストーリーが進んでいく。
とにかく今の谷藤さんらしさが芽生え始めたようなストーリー展開。
楽しめました。

腕王-UDEOU-

腕王-UDEOU-

colorchild

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/02/13 (水) ~ 2013/02/19 (火)公演終了

満足度★★★★★

作家の性格が垣間見える作品
カラチャイらしいよい芝居だったと思います。

作家の方が温かい人間なんだろうなーと感じさせる脚本でした。

おそらく作家もこの主人公さながらの「弱者」なんだろうと思えて

妙に共感してしまいました。

ネタバレBOX

安田ヤスオは、息子の親権を巡り、嫁と離婚訴訟中であった。
いきなり秘密組織に、【間違いで】サイボーグにされてしまい、
その上、命まで狙われる。
仕方なく、トランンスフォームして逃げ回るわけだが、その表現がいい。

疾走感あふれるカーチェイス、空中戦、海の中での戦い。
よく考えると、特撮映画のシーンを馬鹿みたいな手法でやってるんだが、
いつの間にか僕の脳内はハリウッド映画を見ている気分だった。

よくよく考えると、とても単純なお話なんだけど
そこをエンタテインメントで完全補完するあたりもハリウッド映画っぽい。
よくも悪くもですね。

僕はテーマにある「優しさ」とは「強さ」だという感じが好きなので
それだけで十分に入り込めたし、後半は結構涙があふれました。

守るべき人がいるから、私は不条理なことにも頭を下げる。

これだけでごはん4杯いけます。

爽快感をもって劇場をあとにできるって大切だなあと思いました。
元気をもらえてよかったです。
ゴジラ

ゴジラ

雀組ホエールズ

千本桜ホール(東京都)

2012/12/18 (火) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

ご観劇ありがとうございました
主宰の佐藤雀です。
無事に初日から千秋楽まで9公演駆け抜けることができました。
お客様がいて初めて「演劇」として成立するこの世界、
役者たちは存分に「演劇」を楽しむことができたと思います。
これもひとえにお客様のリアクションあってのことだと思っています。
ありがとうございました。

ネタバレBOX

今回まず悩んだのが、ゴジラと人間たちとの目線です。
当然、はじめは人間たちは小さいし、ゴジラは大きいという目線から
はじめなければならないだろうと思っていましたが、
徹頭徹尾それでは演劇として意味がない。
そこで考えたのが「気持ち」というか「心の距離感」という目線です。
大きいゴジラも慣れれば、目線を気にしなくなるのではないか。
身長の高い友達と話すときにいちいち目線の高さを気にしないのと同じ。
そこでやよいは登場からゴジラと対等の目線にしました。
出会いの回想で、やよいが最初高かった目線を戻したとき、
ゴジラとの距離感が縮まったんだという表現をしたのもその理由です。

二つ目の悩みどころはゴジラの叫びをSEにするか生声にするか、です。
結果ほとんどの箇所はSEにしたんですが、一箇所だけ、ゴジラが
嬉しくて思わず火を吹くところだけは生声にしました。

モスラ登場での玉子の使い方は「雀組」のオリジナルです。
また、モスラが割烹着のおっさんなのも。
結果、わかりにくかったと思いますが、あのタマゴがウェディングケーキに。
はじめ電話台に使っていた台は、モスラの家ではオーブンだったんです。
わかんないと思いますが。。。

やよいのキャラに関してはいろいろお叱りも覚悟であの形にしました。
大橋さんの台本にあるたった一行の短いト書きがヒントなのです。
台本のまま読むと、やよいは天使なのかなと考えていたのですが、
いや、天使になりたいと思っている、ある種人間臭さ丸出しの女の子では、
と考えていくうちに、モスラの家では好き放題なやよいを作りました。
花よ蝶よと育てられたやよいは、そのことに反発していたのではないかと。
正解が何なのかは分かりませんが、
雀組のやよいはあの形でよかったのではないかと思っています。

最後にこの「ゴジラ」とはなんなのか?
これは本当に皆さんに委ねるべきだと思います。
ゴジラは原発?原爆?地球?天変地異?恨み?愛?悲しみ?
いろんな考え方があると思います。
ただゴジラ自身はゴジラ自身に生まれたくて生まれたわけではない。
そんなゴジラの話をきちんと聞く耳が大切なのだと思います。
そして僕たちはゴジラの存在を知ることが大事なのだと思います。

世の中上手くいかないことばかりです。
自分の不幸を嘆く前に、他の人の痛みに耳を傾けること。
そういうことがテーマだったようにも思います。
夏への扉

夏への扉

雀組ホエールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ありがとうございました
当演目に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

また、こちらに感想を書き込んでくださった皆様、感謝です。

おかげさまで嬉しい感想が多く、ありがたい限りです。

また、違和感を覚えた箇所など、教えていただき感謝です。

皆様の意見、感想を糧にして、次回もがんばります。

ちなみに、次回公演は・・・・・・

2012年12月18日~23日 学芸大学・千本桜ホール

「ゴジラ」 
戯曲:大橋泰彦(劇団離風霊船)
演出:佐藤雀(雀組ホエールズ) でお届けいたします。

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