満足度★★★★
病院を舞台にしたライトコメディ
病院をテーマにしたライトコメディ。
ある衝突事故で運ばれた二人のドライバー。一人は人生を早く終わらせたかったのに、しっかり医者に治してもらった山田。もう一人は町でもウワサのあだ名が「キンパチ」という熱血漢の先生・巻上。巻上は今もなお生死の間をさまよい続けている。その対極の設定かと思いきや・・・作家の人間を見る優しさや人生観が見える良い本でした。
あえて苦言を呈するならば、音楽を入れないのは演出のエゴでしかなく、観客に優しいやり方とは思えなかったかな。ライトコメディらしく、笑いやすい環境を作ってくれてたらもっと笑える部分があったように思いました。
役者たちはところどころ台詞が聞き取れない箇所があったけど、一生懸命さは伝わってきて好感が持てました。