めっこの観てきた!クチコミ一覧

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いつもの中に、沈む

いつもの中に、沈む

各駅停車

OFF OFFシアター(東京都)

2008/08/27 (水) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度

HP作りましょうよ。
せめてユニットと作演出のプロフィールくらい教えてください。少ないコマの中、選ぶにあたって知っておきたいこともあるんです。知らない私も悪いんでしょうが。
舞台の視覚的雰囲気はとってもよかったです。

ネタバレBOX

物語の展開が物足りなかったです。発想はおもしろいから期待した分、尻すぼみに終わった感が大きくなっちゃった。久しぶりに集まった同級生の中に当時亡くなった同級生を混ぜて展開していくならば、重点を置くのはそこにして欲しい。現代の学生や同級生のそれぞれのコイバナとか風呂敷を広げすぎちゃって回収しきれてないような気が。
家族の肖像

家族の肖像

サンプル

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

「今」をおさえる
こういう形で評価が高い作品に会うと、これを楽しめるかどうかが分かれ道、というか王様の耳はロバの耳、的に試されているような気がしてくる。プレッシャー。おもしろいのはわかってる。でもそれが自分の持っている隙間にはまるのかどうか。

ネタバレBOX

前半での突き放され感覚は、前回に引き続いて私にはサンプル作品はダメなのかとちょっと絶望的にもなりました。若干眠くもなりながら。それで逃げてしまおうかとも。それが意外にも途中からしっかり世界に連れ込まれました。私のきっかけは木引優子さんと江原大介さんのおかしな浮気場面でした。

途中から雨とカミナリが激しくなったのが、まるで演出に思えたほどのはまりようでした。台詞が聞こえなかったのでは、と終演後にお詫びがありましたけど、それが聞こえる聞こえないじゃない雰囲気の勝利だったと思います。
15 MINUTES MADE VOLUME4

15 MINUTES MADE VOLUME4

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2008/08/28 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

企画に対しての賛成で。
こういう出会い系ツマミ食い公演はにわか小劇場ファンにとってはとってもありがたいです。だから☆もおまけ気味で。今回はスタッフワークの丁寧さに感心です。そういうところもありがたい。でも小劇場初心者にとってはアフタートークは絶対的に○だけど、終わりの会の居心地の悪さは微妙です。知り合いがいて面会したい人はあっという間の楽しい時間でしょうが、知り合いもなく試食で来ている客にとって、トークが始まるまでの時間は疎外感大。

ネタバレBOX

今回、平日の昼ギャザで行ったので、特にそういう身内感の高い人々が多くてねぇ。さびしかったです。
参加劇団の基準というか、自主応募なのか、主催者選択なのかとかも回を重ねたことだしそろそろ見せてもいいかな、なんて。今回横浜未来演劇人シアター、elePHANTMoon、あひるなんちゃら、など他でしっかり単独公演を打ってるところが参加してきているので、その辺は気になりました。アフタートークでは青春事情、アイサツは自主応募だと言っていましたね。だとしたらそれ以外は出演依頼しての団体なのかな。
出会い、を謳うなら、旗揚げ公演前とか、公演回数の制限とか、何かしらの基準が必要じゃないかしら。
愛される覚えはない

愛される覚えはない

劇団宝船

新宿シアタートップス(東京都)

2008/08/23 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★

かなり好きです。
脚本のうまさが後を引きます。単なるあるあるネタではない共感部分が、丁寧に描かれていて。女として、の感覚が大きいかもしれないけど。人間そう簡単には変われないのかなっていうところに苦笑い。

ネタバレBOX

脇を固める、國武綾さん&中村たかしカップル、情けないイサオの親友役の加藤雅人さんのあたりの普通っぽい感覚がよかったです。バカップルしながらも意外に冷静に周りをみてたりとか、まともな意見を言いながらも親友の言い分に負けて助けてあげたりとか。

今日のゲストは中山祐一郎さん。なんか遠慮がちな感じを受けましたけど。ほかの人だったらどうなのかも気になったな。
地獄のKiosk

地獄のKiosk

スパンドレル/レンジ

王子小劇場(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度

よくわからない部分が多すぎて
暗いままでなんとなく進み、大筋が掴めずに終わってしまった。同じようなことを繰り返しているように思えて、時間が長かった。

ネタバレBOX

途中で殺されちゃったのに復活した男の人とか、自分の肉を息子に食べさせて死んだのに生き返ったお母さんのエピソードとか、おどろおどろしいことを挟むのに、結局みんな地上の明るい世界にあこがれるって言う中途半端さ。地下の世界の暗黒面を地獄という形で表すならもっともっと気味悪くてもよかったのに。変に地上を目指しちゃうから、感情とかが見えてしまって何が言いたいのかよくわからなくなってる感じが。
ルドンの黙示

ルドンの黙示

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/08/20 (水) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★

観応えあり。
想像以上、って言ったら失礼かもしれませんが、中心にアイドル的キャストを据えてるという点を差し引いて、おもしろく観られる作品。テーマとしては壮大で、扱いようによっては手に負えなくなるリスクも背負いながら、あえて素直に自分の持つ感覚にしたがって描く世界には共感できます。作者の持つその感覚、迷い悩んでもその過程を提示するという姿勢に引き寄せられました。

ネタバレBOX

この世界の受け止め方が、ある意味不器用でもあるけどすんなりなじむものでもあるんです。それぞれの立場で持たざるを得ない正義のあり方。それを否定も肯定もせず、その正義を抱かざるを得ない哀しみや切なさを丁寧に描いています。

その世界観に俳優がついていっているかは、少し別の話としておいといて。
真説・多い日も安心

真説・多い日も安心

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

らしさが全開で
すっごく楽しかった!内容的にもわかりやすくて、今回のはかなり好き。勢いで押し切りながらもしっかり残るものがある力がすばらしいです。

ネタバレBOX

高さのある舞台だから、後ろからのほうが観やすいかな。

深谷さん、ほぼずっと出てる感じですが色気と存在感がいい。下品なポーズをしてもさらっといやらしくならない。

佐藤みゆきさんもかなりベタな部分を担いながら、かわいい。観るたびに演技の幅が広がってる感じがする。

下半身タイガース、妙に自然なのがおもしろいけど、玉置さんの見せ場としてはもっとすごいの観たかった気もします。

表層の過激さにとらわれず、ゆったりと味わってほしい。
流れる

流れる

野の道

小劇場 楽園(東京都)

2008/08/06 (水) ~ 2008/08/10 (日)公演終了

満足度★★★

知らないユニットながら豪華なキャスト
しかも楽園で。入って短編と知り、微妙にがっかり。このキャストなら揃い踏みが観たかったから。劇場の作り上こういうもんなのかな。

ネタバレBOX

オムニバス的につながりをゆるやかにもたせる。どぎつさも孕ませる関西弁で。変に切羽詰った感じはあるのに真に迫る感じはない。そのへんがね、もったいない。たぶん具体的におかしくても通用するのに、ほのめかせるほうにがんばったのが裏目。

思ったり思われなかったり捨てたり捨てられたり、っていうきわどさがなんかよかったです。
Hula-Hooperの、部活動『鱈。』

Hula-Hooperの、部活動『鱈。』

Hula-Hooper

7th FLOOR(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/14 (木)公演終了

満足度★★★

ほんっとに、女の子の部活動なんだ。
きゃぴっとかわいい。誰であろうがちゃんと楽しませようとしてくれる。自分たちもちゃんと楽しんでる。そのスピリットが好き。だからかわいい。しつこいけど。でもね。だから部活動でいいんです。

ネタバレBOX

楽しいを追求しているから、まぁ物語としては甘い。っていうかぐだぐだしてる。でもそれだから個々の女優が生きてくるのかな。

妖怪っていう設定にしていても、人間らしい恋心。お互いへの思いやり。そんな優しくなれる気持ちを阿久悠作品に乗せて。そう思うとピンクレディーへの提供作品が私にははまりました。

突然のマチネ中止と堀井秀子さんの降板で星一個マイナスしちゃいます。ごめんなさい。
ピクルスのすっぱさと僕の涙

ピクルスのすっぱさと僕の涙

ロスリスバーガー

サンモールスタジオ(東京都)

2008/08/06 (水) ~ 2008/08/11 (月)公演終了

満足度

好みじゃなくって
ごめんなさい。まったく共感できる部分ナシ。おもしろいところは若干あるけど。観るべきではなかった。2時間弱が苦行でした。

ネタバレBOX

もちろん笑っている人もいたので悪いわけではないのです。こういうべたべたなのが好みかどうかで。私には誰が何をしてもうざったく感じてしまいました。

せめて誰に主眼を置くのかはナビゲートしてほしい。みんなが、主役不在、不倫、怪我、胃痛などで騒ぎ過ぎだし。うるさいし、気持ちの据え方がわかりませんでした。主役と思えないけが人の独白であっさり終わっちゃうのも、かなりの消化不良です。
女教師は二度抱かれた

女教師は二度抱かれた

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/08/04 (月) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★

豪華メンバーを集めた超娯楽作。
3時間半の大作なのに、コクーンなのに、こんなんでいいの?ってくらいの能天気な楽しさでした。単純なストーリーだけど、ほろっとさせる部分もあったり。

ネタバレBOX

大人計画本公演ではないので、所属俳優さんたちの見せ場が少なめなのは残念。ついつい期待しちゃうから。

女教師役の大竹さんは魅力的でおもしろい。女教師に惚れる染五郎さんの役は松尾さんを投影させてるようにみせてるせいか、あまり素敵ではない。っていうかダメ男だ。染五郎さんはこのためにお腹をたるませたのか?というような意外にしまりのない体を披露しちゃってて、そんな部分に幻滅。

そんなところに着目しちゃうほどにお気楽な作品だったってこと。

コクーンとはいえもう少し時間が短いとうれしいんだけどな。全く長くは感じないんだけど。
ピース-短編集のような・・・・・

ピース-短編集のような・・・・・

グリング

ザ・スズナリ(東京都)

2008/07/30 (水) ~ 2008/08/11 (月)公演終了

満足度★★★★

素敵です。が。
オムニバス形式が生かされる構成で、登場人物たちがどうなっていくのか、かなり前のめりに入り込みました。でもなんか尻すぼみな印象も。
よくよく考えるとものすごくどろどろした話なのにあっさりと上品な後味。

ネタバレBOX

私が好きだったのが一つ目のエピソードだったからでしょうか。2組の夫婦の関係に、静かだけどものすごい感情の高ぶりがびんびんと感じられ、泣きそうになりました。その人たちの行方が後半見られると期待してたら、あっさりと他の人物の影になり流れていってしまったので、あれ、って感じ。

ま、その関係だけどじっくり描いちゃったらたぶん飽きてしまうし、最初に感じたほどのインパクトはなくなってしまうんでしょうけどね。

パルコに書き下ろしたエピソードは設定が素敵。そこにいない人を思って2人がやりとりするっていうのはわくわくしました。だけど盛り上がりに欠けたまま次に移っちゃったようにも。。。
僕らの声の届かない場所

僕らの声の届かない場所

空想組曲

王子小劇場(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

満足度★★

視覚的な美しさはすばらしい
けど、共感できる部分が少なかった。。。おそらく期待が大きかったのと体調の問題なんでしょうが。思いが薄っぺらく思えてしまって。人物の描き方もなんとなくステレオタイプというか。いそうだけどいないような人ばかり。設定のせいかな。

ネタバレBOX

ナビゲーターっぽい中田さんの役がなんだかリアルなのか架空の存在なのかが中途半端。キモさを押し出したいのか、世界の支配者的な存在にしたいのかが。
中心二人が惹かれあう理由もぴんと来なかった。
ちょこっとした会話とかは好きなんだけど。
悪い冗談のよし子

悪い冗談のよし子

拙者ムニエル

本多劇場(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/06 (水)公演終了

満足度★★★★

意外なツボがたくさん
加藤啓さん好きだけど、あんまり期待しないで今回は行きました。本多劇場ではどうかなぁ、くらいな。それがそれが案外キタ。ストーリーじゃない変な間がいい。脈絡なさが笑えるの。

ネタバレBOX

本多劇場を使うだけにすっごく舞台装置に凝ってます。衣装とかも。くだらないワンポイントに全力投球。その一言のためにこれだけのボード作っちゃう?流行りモノあげるだけなのに。こんな短時間で着替えちゃう?ウエディングドレスとか着物とかパジャマとか。そういうのだけで結構満足しちゃった。

何も考えないくだらない笑いだけで2時間もたせるっていうのはやっぱりすごいんでしょうね。多少長さは感じたけど、飽きはしなかったから。

ある意味発想勝負なところもあるけど、それが次々ハマると快感。笑いはそれほど大きくなかったけど、私は大きく笑えました。周りに遠慮して声は控えめだけど。
血が出て幸せ

血が出て幸せ

クロムモリブデン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

クロム作品内の好みでいえば
今回はやわらかすぎる気はするけれども。でも。前方席で観たっていうのもあるんだろうがやっぱりこの迫力はいい。そしてちょっぴり謎を秘めた展開もうならされる。もう一度観たくなる。

ネタバレBOX

作演出の青木さんを模したような薔薇さんの存在がとってもいい。客観的でありながら一番のめりこんでもいる感じがおかしさと痛さとを招いています。

前半の終わり、ダンスシーンの勢いと押し切り方が大好きです。後半は納得な場面ではあるけど、クロムっぽさからいうと多少弱い感じはあります。こっぱずかしいっていうか。

SISTERS

SISTERS

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

想像以上
これは前方の席で観たかったな。後方からじゃもったいなかった。ひたすらオペラグラスで観てしまいました。

ネタバレBOX

松たか子さんのたたずまい、この存在感はすごいです。いままでそんなに思ったことなかったんだけど。圧倒されました。
前半はやや不親切な進め方。ここでの評判を読んでいたので違和感なく入れましたけど、人物像や背景、かなり手探り状態でした。うっすらとそれが輪郭を結んでくると、後はもう引きずられるばかり。
もちろん全体を眺めててもいいんですが、松さんの姿を見ているだけでぞっとします。目、顔、手、足、すべてが語ってました。
ハナノミチ ※アフタートーク急遽決定!

ハナノミチ ※アフタートーク急遽決定!

青年団国際演劇交流プロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/07/17 (木) ~ 2008/07/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

なーにがおもしろいやら。
ちーっともわからない。でもすごい。これって何なんでしょう。教えて欲しいです。

ネタバレBOX

よくわからない小難しいことをしゃべる俳優。よくわからない変な行動を取る俳優。それが自分の中で結びついてなんらかの実を結んだ時の衝撃。

シンプルな舞台で、視覚的にもとても美しいです。白い紙に墨。

人間の声の美しさにも感動。楽器を奏でているような音色。

がっつり前のめりよりも、多少ぼんやりのほうがすいっと入れそうな作品。
五右衛門ロック

五右衛門ロック

劇団☆新感線

新宿コマ劇場(東京都)

2008/07/06 (日) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

初・新感線リピート
こりゃすごい。めっちゃめちゃ楽しいです。毎度出費のかさむこと、と文句たれながらとりあえず取った公演でしたが、観終わってあわててもう一回探しちゃいました。古田新太最高!

ネタバレBOX

華やかな客演をきっちり生かし、かといって劇団員のおいしいところもきっちりあり、いつもどおりの殺陣も充実、さらにストーリーもちゃーんと切なくて。

五右衛門は主役だけど心情を追わせる対象は周りの人。それだから余計ぐっとくるし、周りを立てつつの主役の古田さんがかっこよく見えました。

父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景

父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景

あひるなんちゃら

サンモールスタジオ(東京都)

2008/07/03 (木) ~ 2008/07/08 (火)公演終了

満足度★★★

ふーん、だから?
って返したくなるこの空気感がいいですよね。おかしなキャラが出てきても、普通な流れに感じちゃうのが不思議。どんなことが起こっても、あっそう、って受け入れられそうな包容力。

ネタバレBOX

家庭の設定だからなのか、なんとなく毒気が薄い気はしました。ボケもつっこみもすんなり流しすぎというか。びんたの迫力に頼るんじゃなくって、言葉での応酬でやり返してほしかった。
夕ーゆうー

夕ーゆうー

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★

浄化不足
あららら、思ったより泣けなかった。。。ハンカチ握り締めてボロ泣きしようと思っていたのに。作品としてはよかったけど、思う存分涙が出なかったので、星をマイナス。

ネタバレBOX

ベタな安心感はあるし、泣きのポイントもあるんだけど、どこか感情移入が出来ない薄っぺらいところがある。夕がタイトルになってるのに、あんまり気持ちの流れが見えない気がしました。元弥の鈍感さとその後の軽々手のひら返し的な展開にがっかりだったし。

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