
笑う巨塔
東京セレソンデラックス
サンシャイン劇場(東京都)
2012/10/03 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
見納めてきました
最後ですから,見納めてきました。噂にたがわず楽しい舞台。人気があったのがよくわかります。解散なんてもったいない気も。公演の内容は説明に記載されたとおり,笑いにあふれる終始リラックスできる(飲食自由というのもリラックスできるようにとの配慮と思いますが,周りには誰も飲食している人は見かけませんでした。)もので,2時間15分,楽しい時間でした。

世界最終戦論
アシメとロージー
pit北/区域(東京都)
2012/10/05 (金) ~ 2012/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★
奥が深いんかどうかは・・・
初見の劇団。奥が深いんかどうかは全く分からないけど,とにかく面白かった。ついついゲラゲラ笑ってしまうほど。これは何も考えずただ楽しめばいい。全体を通じての雰囲気とキャストの調和がお見事。過去公演のDVDが300円と格安で,劇団に興味がわいたので,2枚購入,今日もこの劇団で楽しめるのは嬉しい。

おとう戦記
PROJECT VANGUARD
プラザノース ホール(埼玉県)
2012/10/06 (土) ~ 2012/10/06 (土)公演終了
満足度★★★
残念
立派な建物,広い舞台と200人は入りそうなホール。観客は指定席である程度まとめられていたが,それ以上に空席が目立ち,演技している方も観客のあまりの少なさにがっかりしながら芝居していたのではないだろうか。内容も父から子へと伝える言葉を主題としていたが,それ自体が観客には伝わらなかったのではないか。普段演劇に接しないであろう地方に演劇を広めたいという趣旨には賛同するが,それに応じた内容を考えた方が良かったのではないか。その他大勢のアンサンブルの演技の方が印象に残ってしまった。

隣の屋上は高い
多少婦人
pit北/区域(東京都)
2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
台風の前に
台風が関東通過するであろうことが予想されていた中,まだ大丈夫だろうと観劇してしまいました。台風の危険を重く見たのでしょう,空席が目立ちましたが,多少婦人らしくとても面白くいい感じの芝居でしたので,もったいなく思います。自分的にはお気に入りですので,次回公演も期待して待ちたいところです。

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/09/26 (水) ~ 2012/10/01 (月)公演終了
満足度★★★★
気楽に観劇
楽しい舞台でした。配役も含めてアニメっぽくて面白かったです。歴史的史実を求める人からは違和感の声も上がるかもしれませんが,自分的にはそんなの関係ないし,ほら,時空を超えてよみがえった時点で史実からはぶっ飛んでいるんですし。でも,白虎隊は配役がマッチしてましたよね。殺陣はきれいでしたし,情景演出も良かった。総合すると考え込むこともなく舞台にどっぷり浸れた楽しい時間でした。

シェイク!!
ゲキバカ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
中山貴裕!
ゲキバカメンバー中山貴裕の作品,演出が柿ノ木タケヲで過去を振り返りながら現在を進める手法は名作「0号」を思い起こさせるが,感動はともかく,こちらの方がインパクトは大きい。そして笑える。良質なエンタテイメントの芝居である。それにしても中山貴裕,よくこんなバカバカしくも面白い,とんでもない作品を書いたものだ。自分としては役者としても好きだが,これからは作者としての活躍も期待したい。この芝居は長丁場ではあったが,残りあと少し。観ていない人はぜひ足を運んだ方がいいオススメの劇団であり作品である。

ブラッディ・マリー
劇団東京ドラマハウス
萬劇場(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
ウオッカチーム観劇
この劇団では珍しいコメディ作品で,楽しく観劇しました。舞台袖でのドタバタを見せる手法はどこかの劇団でも見たことはありましたが,各役柄を見事に演じきっており,見えない表舞台も想像できます(とてもじゃないが観たいとは思えない表舞台ですが^^;)。ただ,マリーが文字通りではなく血まみれ(表題のとおり)であることを表すには何かが足りない,だから最初のシーンと上手く繋がってはいるものの,印象には薄い,この点だけが残念。とはいえ,考え悩むことない楽しい時間を過ごせる舞台ではありました。

ノア版 人形の家
ノアノオモチャバコ
小劇場 楽園(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了
満足度★★★★
上質の人形の家
4年前に観た人形の家とはかなり違った印象を持ってしまったが,どちらも良質の人形の家であることには変わりない。この芝居では早川さんが秀逸,表情,しぐさ,台詞,すべて素晴らしい出来だったと思う。原作を読んだことのない方も,この芝居をみれば作者の主張を理解できる。やはり,ノアの翻訳ものは上質である。
![Sloth -スロウス[怠惰]-](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/297/stage29785_1.jpg?627223)
Sloth -スロウス[怠惰]-
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/09/20 (木) ~ 2012/09/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
いつもながら感心
よくもまああれだけの長台詞を憶え,ほとんどカミカミもなしに,演じられるもので,役者さんは大変だと思う。ちょっと説明っぽいとの意見もあるようだが,背景事情がすっかり頭に入りながら演技や映像を楽しめるので,自分的にはお気に入り。のっけからストーリーに引き込まれ,2時間がとても短く感じた。映像とのコラボもうまく,これは映画やテレビドラマなんかよりもはるかに見応えはあり,満足できる内容。あー,早く次が観たくなってしまう。

a Colony
劇団だっしゅ
萬劇場(東京都)
2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★
ホンットもったいない
テーマはすごくまっとう。双方の言い分にも理屈はあるし,観光で訪れるだけの我々としては,沖縄人の主張を聞くと,改めて考えてみなければならない問題だと痛感する。しかしである,このまっとうなテーマが最後の最後でなければ伝わってこない,また,伝わる前に芝居に飽きてしまっている。原因は,時間の長さではない,無用のアドリブや脱線したストーリー,絶対削ぎ込んで1時間40分程度にすれば,感動の社会派芝居になる。もちろん,そんなことは承知の上で劇団のカラーで遊んでいるのだろうが,一観客としてはやっぱ下ネタやアドリブが主張を殺し,もったいなくと思ってしまう。

ファイティングポーズ
劇団光希
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★
お!
阿部さん役の田口さん,引き締まったいい筋肉していたなぁ。この役のために絞ったんかしら,前半までの運動音痴とガリガリ君からは想像つかない身体です。説明読んだ時にはオヤジは堀内さんがやるんだろうと勝手に思っていましたが,田口さん,ピタリとはまっていましたね。それにしても,あったかいストーリーです。若干,ボクシングを選択する理由付には足りないかなぁと思ってしまう(自分だったら殴られるのやなんで怖気づく。)んですが,それはともかく,平凡すぎて特に取り柄もない自分としても,何かやりたい,変わりたいという気持ちにさせられる物語でした。最後のあいさつで,代表のファイティングポーズは全く決まってなかったけど,亡くなった仲間のためにも今の仲間で芝居を作っていくとの言葉には,光希らしい人とのつながりと優しさを感じました。

クールの誕生
ワタナベエンターテインメント
PARCO劇場(東京都)
2012/09/12 (水) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
社畜の時代の物語
高度成長時代にはあんなサラリーマン生活もあったんだというストーリー。現代へのアンチテーゼということだが,わかるような気がする。ただ,自分にはごめんだけれどもね^^;仕事でもクールでありたいという生き方はカッコいい。長時間の芝居だけれども退屈せずに最後まで盛り上がっていられるのは本及び役者さん共に良質の出来だったからと思う。

手話版「天気と戦う女」
長内まゆこプロデュース
【閉館】(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
通常版観劇
まずはとにかく椎名亜音がいい。6番シードの公演ではあまり記憶にない(申し訳ない,ほかの役者さんやストーリー,舞台技術等がおもしろいので)が,次からは注目して観てみよう。50分という短い時間ではあるが,シンプルでストレートなストーリー,笑いの要素も盛り込んでおり,楽しく観劇できた。終演後のちょっとした乾杯も楽しい。通常版にも手話通訳の方2名が端で通訳していたが,ハンディのある人にも舞台の楽しさを味わってもらう,素敵な試みだと思う。

「消える魔球」(第23回池袋演劇祭【大賞】受賞作品・再演)
ラビット番長
あうるすぽっと(東京都)
2012/09/07 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★
郷土愛なら
いきなり引き込まれた。道州制フェスティバル実行委員会の会議のテーマがおおなべおでんだったからだ。どう展開していくんだろうとわくわくした。その後お弁当に転換し,迷走する過程も面白かった。ただ,フクシマと自治労に至ってはちょっと・・・最後はみんないい人で会議は続くけど・・・福島はまだまだ生々しいです。とはいえ,75分,コンパクトにまとまっていて面白い芝居でした。あと,個人的郷土愛から,山陰・山陽がは四国と一括りにされるのはちょっと違和感を覚えます^^;

【ご来場ありがとうございました】諍わなければならないいくつかのこと
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
pit北/区域(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白い!
なんてお馬鹿な話なんだろうと思ってもしまうけど,どんな場合でも格好をつける生き方を貫かなくてはならないことには共感です。題材がディープですが,これは特別航海とはいえ海賊ハイジャックには期待しているところ,もっとディープでも差し支えはありません。今回は特別公演だからでしょう,劇団員の役者さんが少なくちょっと残念(受付とかで活躍してましたね)でしたが,次回公演では楽しみにしています。後説であった物販のDVDを買おうかと思っていたが,売り場に気づかず外に出てしまい,これもちょっと心残り,これも次回の楽しみにしましょう。

誰かが誰かを愛してる
アトリエ凹アルコーブ
Studio Do Deux Do(東京都)
2012/08/26 (日) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★
Team B
自分が行った回は観客も役者さんの友人が多かったんですかね。笑いだけならまだしも,仲間同士の「あいつ,まんまじゃん」的なコメントを周囲に聞こえるようにやられると,単なる観客の自分は興ざめしてしまった。ストーリー自体は面白くろく,テンポの良い芝居だったけど,超至近距離というほどでもなく,特別なドキドキもなかった。

シュガー×ペッパー
ハグハグ共和国
劇場MOMO(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
満足度★★★★
残暑はまだまだ厳しいけれど
夏の終わりを感じさせる物語でしたね。綺麗に仕上がっています。メルヘンを感じさせつつも,次の一歩を踏み出す意思が見られました。しんみりする場面も,にぎやかな場面もてんこ盛りで,最前列に座ってしまったのですが,あまりの近さに慄く^^;こともあり,楽しめました。これからまたどのように進化していくのでしょう。期待しています。

ライト・リライト
翠組 midori-gumi
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/23 (木) ~ 2012/08/28 (火)公演終了
満足度★★★
惜しいんだよね
上演時間は1時間20分,これがちょっと長く感じてしまった。脚本の出来は良いと思う。振り返っても,あー上手く出来てるよねって思う。じゃあ,何って役者さんの演技がもう少しうまくこなれていなかったと感じてしまったせいだと思う。場転の多さは仕方なく,ドタバタもあり,ただ,その後の切り替えがちょっとなんだろうか?とにかく,惜しい,ピタリとはまっていれば最高に面白い芝居だったのに。

朗読劇「この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ」
地人会新社
世田谷パブリックシアター(東京都)
2012/08/18 (土) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
満足度★★★★
言葉が重い
朗読劇であるだけに,言葉を追っかけすぎてしまい,頭の中での想像が膨らみ,とってもしんどい観劇でした。有名どころの女優さんばかりで(とは言ってもあまり知らないのだが),しかもテーマがテーマだけに何らかの意図が入っていたら嫌だなぁとは思っていましたが,疑心暗鬼で,事実を事実として受け止め,どう考えるのかという意味で,とても良かったと思います。ただ,前記のとおり,朗読の内容が辛く,ちょっとばかし気持ちも暗くなっています^^;