びっくり校長先生
動物電気
駅前劇場(東京都)
2008/11/01 (土) ~ 2008/11/09 (日)公演終了
命がけ!
小林健一さんが流血しながらも芝居を続ける。名うての役者さんが見事な演技を繰り広げる。本当にお客を楽しませることに徹している動物電気は今日も健在。気取らず丁寧、どこまでも徹底する。そんな動物電気でありました。ブラボー!
あなたと私のやわらかな棘
ジェットラグ
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
リスキーな演出
能狂言の手法を用いた演出なのですが、牧田作品の空気が濃密になっていき、それが変化して行くものに対して成功だったのかなあ。
良く分かりません。
ONEOR8プロデュース「思い出トランプ」
こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
熱帯Vol.2 Backstage A Go Go!
熱帯
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/09 (木) ~ 2008/10/15 (水)公演終了
面白かった。
面白かった。時おり気になる時間ができてしまうのだが。
自分にとって今年一番の収穫は何と行ってもブルドッキングヘッドロックで、今回もそのメンバーの馬場さんが出ていたがとても良く、猫のホテルのガンツさんと並んで舞台に華を添えていた。
ベントラー・ベントラー・ベントラー
Piper
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2008/10/08 (水) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
瀕死の王
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2008/09/28 (日) ~ 2008/10/05 (日)公演終了
アプローズ
PureMarry
東京グローブ座(東京都)
2008/09/25 (木) ~ 2008/10/03 (金)公演終了
前田の当たり役
前田美波里は昔から苦手だった。でも、今までみたなかでは、25年くらい前に劇団四季時の前田が「ウエストサイド物語」でやったアニタ以来の当たり役。イブ役の貴城が宝塚ぽい台詞廻しでやるのはアレレと思ったが、ミュージカルとしては低予算であれだけの美術を作り、オーディションも含めたアンサンブルであれだけの舞台を作り上げたのは演出の浜畑賢吉の力量に負うところも少なくないだろう。踊りも音楽も台本も1970年代のミュージカルで一番驚いたのは、この日1階席が満席だったこと。
シャープさんフラットさん
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
空気
ホワイトチームを見てきました。笑いよりも結構ドンより空気が多かった。佐藤江梨子がひとり浮いている感じがしたなあ。他の役者がメチャクチャうまく空気感を根っこで共有しているのになあ。とも思う。
STAR MAN
KAKUTA
青山円形劇場(東京都)
2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了
偶然の音楽
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/09/14 (日) ~ 2008/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしく魅力にあふれた傑作。
物凄くお金をかけただけでなく素晴らしいセンスの舞台美術。物凄くお金をかけたけれど、それを感じさせない贅沢な照明。衣装もヘアデザインもいい。仲村トオル、田中圭の二人はまさに適役で素晴らしい演技を見せる。それは、三上市朗、小宮孝泰を始めとするキャストにも言える。途中休憩なしの2時間20分。スピーディな展開であっという間のロードムービーのようなストーリーでありながら、人生の真髄を見つめる素晴らしい台本。この作品が再演された理由が良く分かる。本当に心に残る素晴らしい作品だった。
これだけの作品をS席6500円で観られるのもオトク感がすごくある。二人の旬の役者がお目当あてなら、一階前方席もいいと思うが、2階席で観ると舞台の奥まできちんと観られてこの素晴らしいアンサンブルを満喫できる。必見。
エヌ氏の晩餐会
とくお組
新宿シアタートップス(東京都)
2008/09/18 (木) ~ 2008/09/23 (火)公演終了
難題に取り組んだ作品
とても楽しみにしていた舞台だったのでちょっと頑張って観に行きました。面白かったのは本多力さんの演技の上手さですね。設定は面白い、美術もなかなかのもの。でもそこで物語を始めようとするとスゴく難しいのですよね。これもその難題に取り組んだ作品でした。
細かいところは面白いのです。物語の大筋には課題が残ってしまった感じもしました。90分で短くまとめてくれたので、あまり飽きもせず観ることもできました。
怪談 牡丹燈籠
花組芝居
あうるすぽっと(東京都)
2008/09/03 (水) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
役者の魅力
花組芝居の役者力を魅せつけるような公演だった。八代進一の女形は美しく、お茶目で面白い。匂い立つ良さがある。水下きよしの立ち役は昭和の匂いのする圧倒感。山下禎啓は大きな役ではないのに瞬間で客席を魅了する。それは、北沢洋や高荷邦彦、大井靖彦、原川浩明などにもいえる。美斉津、磯村、堀越はその力量をさらにあげ、小林大介、丸川敬之などはセンターにどうどうと立てる力と華をもつ。そして、桂憲一の見事な役作り。全体のレベルが物凄く高いので、少しでも嫌らしいことをすると目立ってしまう(のだろう)。今回も加納幸和は上手いし魅力的でダントツなのだが、花組芝居役者陣の総合力が物凄く、それはこの劇団の新時代を確実に印象づけるものだった。
渚にて~WILD CHERRY~
ローカルトークス
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/09/03 (水) ~ 2008/09/07 (日)公演終了
椿姫/ばらの騎士
Bunkamura
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2007/09/01 (土) ~ 2007/09/08 (土)公演終了
チューリッヒの実力を示した!
チューリッヒ歌劇場はスイスの名門歌劇場としてオペラ好きには、その先進性、質の高さで有名だ。初来日では、ヴェルディとRシュトラウスという全く異なったタイプのオペラを非常に高い水準で上演した。
戸惑いの日曜日
サンシャイン劇場
サンシャイン劇場(東京都)
2008/09/01 (月) ~ 2008/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
あめくみちこは日本のメグライアンだ!
僕はこの作品の原作となっている「アパッチ砦の攻防」という作品を紀伊國屋サザンシアターで見ている。それはスゴかった。伊東四朗さんに、松金よねこさんといった名うての客演を呼び、佐藤B作さんを始めとするヴォードヴィル軍団が笑いの超王道のど真ん中を演じきった。
それだけに実は2006年の公演の新しいキャストが心配で観なかったのだが、朝日新聞で三谷幸喜さんが自賛していたのをみて、今回拝見した。今回は主役であった佐藤B作さんが演出に廻り升毅さんを代役に立てるということで、オリジナルキャストのメイン部分がほぼ入れ替わったことになった。それでも、この作品はびくともしなかった。会場中は笑いに包まれた。ベタな上にベタな作品。誰もがどこかでこういうコメディってあったよなと思えるくらいの王道作品。
しかし、その緻密な作劇と演技に3時間があっという間に過ぎていくのだ。今回も小島慶四郎さんと、小林美江さんが笑いのミサイルを客席に投げ込むのだが、山本ふじこ、佐渡稔といった超名優たちの創りだす笑いの土台のスゴいこと。そして、この作品でもあめくみちこさんは美しく面白い、日本のコメディアンヌとしての最高峰としての他に換え難い逸材であることを証明した。ちょっと古いかもしれないがゴールデンホーン、メグライアンのような存在だ。
中澤裕子の可愛さ、小林十市の品のよさなど特筆すべき作品。
観客の誰もが8500円を払ってみて良かったと思っているそんな作品になかなか出会うことはできないはずと僕は思うのだ。
ビリーワイルダーが見たら、喜ぶだろうなと思う、そんなお芝居。
家族揃って、友達、恋人と、誰とみても、ひとりでみても楽しい傑作です。
真説・多い日も安心
柿喰う客
吉祥寺シアター(東京都)
2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
40名近い出演者を上手く裁いた。
中屋敷さんの演出は、いろいろのバックボーンをもった様々な力量の役者さんをうまく演出したと思う。凹んだ芝居をする人がいなかった。あのテンションを持ち続けられる人は長く舞台に出し、そうでない人は出入りをどんどん増やす。なるほどね。上手いです。
柿喰う客の3人を中心としたメイン役者の力量は見事。オリジナルでありそうで、良い意味でしたたかにいろんな演出家のいろんな手法をちょこちょこ取り入れていた。
八月納涼大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2008/08/09 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
満喫してきました。
小劇場でやったらベタ過ぎだと言われそうな人情ものをきっちしやるつばくろは帰る。福助、巳之助、勘太郎がいいですねえ。酒呑童子はモダンな美術で展開も早く、そのまま見た第3部での紅葉狩の美しさ。舞踏を楽しみました。愛蛇姫も美術が面白く、音楽もアイーダだけでなく、マーラーの第5交響曲の有名なアダージョまで使っての野田芝居。
勘三郎さんのアムネリス(濃姫)が物語の中心で支えているので、福助さんの細毛(=細木数子)や扇雀さんの荏原(=江原)さんのおちょくり方も大爆笑。いやはやモダンなものから伝統に則ったものまで、歌舞伎の醍醐味を味わいました。
スウィング!
テレビ朝日
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2008/08/12 (火) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★
浅薄で古くさいレビュー
古くさいジャズを古くさいままに古くさい踊りと古くさい設定で前半50分、後半50分というレビュー。1930年代の音楽を取り上げるについても、振付けをもっと現代風にしてみるとか、いろんな工夫の仕方はあったろうに。さすがにダンサーや歌手たちも、その古くささを知っているのだろう。熱い気持ちは伝わってこない。前から20列目くらいまでで観ないと、全く価値のない浅薄なレビューでがっかりしました。客席もお年寄りが多い。ブロードウェイの観客の多くは60歳以上の人だと考えるとこの企画もうなずけるけれどね。
ジャパニーズ in NY
演劇集団Nの2乗
小劇場 楽園(東京都)
2008/08/19 (火) ~ 2008/08/24 (日)公演終了
手堅くまとめたプロの力量を満喫
長峰明氏はやはり数千万人の心を鷲掴みにするテレビ番組に関わるトップクラスとしての力量を持つ人だと改めて痛感。100分の芝居が手堅くまとまっていた。観客の求めるニューヨーク像。そのアイコンをきちんと芝居中に取り入れ、難解な言葉はすべてきちんと説明し…。おそらくは自身の経験も取り入れたニューヨークストーリーとなっていた。
えっと、おいらは誰だっけ?~Cash on Delivery~
Me&Herコーポレーション
青山円形劇場(東京都)
2007/01/24 (水) ~ 2007/02/04 (日)公演終了
華のある役者がいるからこそ
素晴らしい台本もこの素晴らしく華も技術もある役者陣が揃い痒いところに手が届く演出だからこそ面白いものになるのだなと痛感。いやあ面白かった!