坂東玉三郎特別舞踊公演
松竹
京都四條南座(京都府)
2007/05/09 (水) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★★
後味スッキリな舞台
「阿国歌舞伎夢華」は、とにかく華やかで明るくて綺麗。女形さんメインの、かわいくて、綺麗で、きゅんと切ない演目。桜の舞い散る中、幕が降ります。
対して「蜘蛛の拍子舞」は、荒れた屋敷に暗い照明、紅葉のセット、無気味な雰囲気、立役さんメインの迫力ある演目。肝心の拍子舞のところで少しうとうとしてしまったけれど、やっぱり妖怪ものは面白い!
次々繰り出される糸にすっきり、かっこよく決まるとんぼにすっきり。蜘蛛の正体がばれた辺りからはノンストップ、ドキドキワクワクのうちに終わりました。
4月文楽公演
国立劇場
国立文楽劇場(大阪府)
2007/04/07 (土) ~ 2007/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
ちょっと甘かった(^-^;)
第2部のみ鑑賞。
歌舞伎を観慣れれば文楽もわかるようになるのかと思いましたが、そう簡単ではないようです。言葉や習慣的にはそうかもしれませんが、観るツボなどは、やっぱり変わってきますよね。
結論からいえば、「粂仙人~」は歌舞伎の鳴神より文楽版の方が、「加賀見山~」は歌舞伎版の方が、好きです。
これからもぼちぼち観ていきたいです。
レビュー 春のおどり
OSK日本歌劇団
大阪松竹座(大阪府)
2007/04/14 (土) ~ 2007/04/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
未来へ
創立85周年、Newになって5周年。存続の旗手、大貴誠が退団する。
4年前はまだまだ若手だった桜花、高世が、大貴のまなざしに応えて力強くうなずく。確かな技を持ったベテラン・中堅、元気いっぱいの若手、まだ歩き始めたばかりの研修生。
大貴が抜けた後の穴はあまりにも大きいけれど、きっと大丈夫。そう思える公演でした。
浪花花形歌舞伎
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2007/04/01 (日) ~ 2007/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり愛之助はかっこいい。
第三部「夏祭浪花鑑」のみ鑑賞。初めて観る演目でしたが、大阪の夏の情緒、大阪弁の味わい、団七の衣裳の色合いのかっこよさなど楽しめました。
愛之助はやはりかっこよくて、スターだなあと思います。ベテランの役者が演じたなら、もっと惹きつけられるのだろうなあとも思いましたが、愛之助さんの今後に期待です。
霧太郎天狗酒醼
松竹
京都四條南座(京都府)
2007/03/02 (金) ~ 2007/03/24 (土)公演終了
満足度★★
何が悪いのか
あまり盛り上がりのない舞台でした。出演者が若いせいでしょうか。案外ハッタリの少ない演出だからでしょうか。
主役の霧太郎の、キャラクター造形に書き込みが少ないせいもあるかもしれません。
萬次郎さんの巧さ、お似合いの勘太郎・七之助カップルが印象に残りました。
かぶき座の怪人
花組芝居
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2007/03/15 (木) ~ 2007/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★
上京してしまった…。
主役の二人が、前回より実年齢に近かったので、より等身大な感じでしっくり来ていたように思います。
全体的に、前回よりわかりやすく、より現代的だったかな。
切なくて、にぎやかで、可笑しくて、かわいくて、わくわくな作品でした。早く神戸にいらっしゃい~♪
ミュージカルShow VOYAGE!
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2007/03/03 (土) ~ 2007/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
夢を継ぐ者たち
研修所の卒業公演が世界館で行なわれるようになって二年目ですが、今年も前年と同様に、丁寧な作品作りと、出演者である卒業生の意気込みによって、とても感動的な舞台になっていました。
Rhythm & Dance
OSK日本歌劇団
なら100年会館(奈良県)
2007/02/24 (土) ~ 2007/02/24 (土)公演終了
満足度★★★★★
エネルギーに満ちた舞台
どうせ過去の場面の再構成だろうと思っていて、実際そうだったのですが、振付・衣裳が見事にリニューアルされ、全く別物のようになっていました。結果、地域などの整合性がおかしくなっていたところもあるのですが、それをふっ飛ばす勢いのある舞台でした。
RAINBOW 二舎六房の七人
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シアターぷらっつ江坂(2011年9月閉館)(大阪府)
2007/02/06 (火) ~ 2007/02/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
期待の上を行ってました!
原作を読んで、こんなヘビーな内容をどうやって舞台化するのだろうと思っていましたが、上手く料理されていました。軽くならずに、重すぎずに描かれていて、登場人物がみんな生き生きとしていて良かったです。
原作にあるけど描けないところがあり、“このキャラクター、もっともっと大変な境遇なんだよ”と思うところはありましたが…。
これまで脇役でしか見たことのなかった人たちが主要キャラクターに配されていて、想像以上に魅力的だったのも、嬉しい驚きでした。
地獄でございます
MONO
HEP HALL(大阪府)
2007/02/16 (金) ~ 2007/02/25 (日)公演終了
満足度★★★★
青い世界が綺麗
パッと見、どこから出入りするのかわからないような舞台セット…。上の柵は何…? ああ、なるほど。(笑)
今回、奥村さんがとてもかっこよく見えました。必ずしもかっこよい役ではないのですが。
可笑しくて奇妙な作品でした。500円のパンフは内容盛り沢山でファンなら必携だと思います。