じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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新春玉山福袋

新春玉山福袋

花まる学習会王子小劇場

王子小劇場(東京都)

2015/01/15 (木) ~ 2015/01/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

各作家の個性丸出しな作品群
王子小劇場版「あまうめ」にしてそれぞれに色の異なる6編の短編。
仮に共演者が固定か存じ上げない方ばかりで作家を伏せられて観たとしても池亀作品、モラル作品はワカったろうし、裕本作品、北川作品も当てることができた(あとのお二方の作品は今回初めて)のではないか?というくらいに各作家の個性丸出しな作品群で伝説の名優(怪優?(笑))玉山悟氏の演技を堪能。(もちろん共演者の演技も)
これだけ充実した内容で1000円(台本集だって500円だ)というまさしく福袋な公演、機会があったらまた演っていただきたい。(爆)
そうそう、榊菜津美嬢は「アマヤドリではまず見ることがないであろう榊菜津美」ではあれど「池亀作品ではお馴染みの榊菜津美」だったなぁ。(笑)

男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~

男は二度死ぬ・その一度目!!~その三~

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/01/15 (木) ~ 2015/01/19 (月)公演終了

満足度★★★★

とッ散らかった感もあるが後半は胸アツだし、総じて満足
前半は傍系の挿話など盛り沢山でとッ散らかった感もあるが随所に熟練職人の名人芸的な会話の妙と男の粋が散りばめられているし、各キャラが一方向に進んでまとまって行く後半は胸アツだし、総じて満足。
芝居がかって凝った前説も実は本編に繋がって…と言うかラスト前の伏線になっているのも巧い。
あと、チープ(失敬!)なのに機能的な装置もいつもながらお見事。

毒花ーDOKKA-

毒花ーDOKKA-

危婦人

駅前劇場(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/13 (火)公演終了

満足度★★★★

サービス満点の娯楽ミステリー
地方の老舗ホテルの主人の死から始まる娯楽ミステリー。(前作とのギャップたるや…(笑))
狂言回しとなる人物や現地の捜査責任者の設定(三つ子の老女もそうだね:元ネタは双子だけれど)に国内有名推理作品へのオマージュがあり、物語の展開もそっち系の“お約束”満載…ではありながら、コミカルな部分も少なからずあり、サービス満点♪
事件の真相に関してもなかなかにしっかりしていたが、挿入される回想シーンが時として唐突というか、すぐには回想と気付きにくいこともあったのがちょっと惜しいか?
なお、某出演者の脚線美にも魅了された。

ふりむかないで【終演しました。】

ふりむかないで【終演しました。】

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2014/05/01 (木) ~ 2014/05/14 (水)公演終了

満足度★★★★

バーを装置とした芝居
複数の浮気が妻にバレた男の顛末。
笑って観てはいるが実はコワいという「可笑しコワい」オハナシ。
演者がそれぞれ役にハマっているので戯画化されつつも説得力(?)あり。
また、今までにここで観てきた芝居が「バーを舞台にした」(=バーでの出来事をそこで見せる)ものであったのに対して本作は「バーを装置とした」(=バー以外の場も見せる)ものというのが画期的。

オムニー6

オムニー6

劇団K助

野方区民ホール(東京都)

2014/04/30 (水) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

満足度★★★★

学校をテーマにした5編オムニバス
学校をテーマに、定時制、卒業式、部活、同窓会系などをコント気味、サスペンス、感動ものなどの形式で描いた5編オムニバス。
作家が4人いるだけにいろんなスタイルがあるのがイイ。
ちなみに個人的には2、4編目が特に好み。
あと、転換時にシルエットながら装置のハケ方向でモメたりイチャついたりなど小芝居をしているのも愉快。転換中でさえも観客を楽しませようという意気やよし。

刻印

刻印

innocentsphere

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

中篇2本オムニバス
“刻 -キザム-”と“印 -シルシ-”、実在の事件・出来事をモチーフにした2編で構成。
同じモチーフを異なる描き方で、とか関連性または共通点のある題材を、とかに比べて印象が分散された憾みはあるが、前者の緊迫感、後者のメッセージはそれぞれに〇。

ネタバレBOX

約45分の“刻”は、連続猟奇殺人の標的となったらしい愛娘を案じた夫婦が、かつて似た事件を起こした男を訪ねるというサスペンス。
時間的な制限などの要素により手に汗を握る。
そのソリッド(硬質、鋭角的、直線的)な感覚にJACROW作品を連想。

“印”は、介護施設を去る女性の回顧。
各時期における周囲の反応や彼女の生い立ちなどかなり波瀾ではあるが本人の性格を明るいものにして緩和したのは妙案。
が、その一方で“いいハナシ”寄りになった感が無きにしも非ず。
で、「忘れてはいけない、語り継がねばならないこと」をこういう形で表現することに井上ひさし作品を連想。
「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

王子小劇場(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

だいなし
事前にタイプ・評価の異なる感想を目にしていて正解、その理由が手に取るようにワカって納得。
序盤では「このパターンで来たか」とニヤニヤ、中盤以降、涙を拭うお客さんが見えたり洟をすする音が聞こえるに至っては頬が緩みっ放し。
ここ半年ほど「内容に入り込む人・客観的な見方をする人」について考えていたが、本作はその判定基準になるのではなかろうか?
後者である身としては多かれ少なかれああいうことはあったろうが、全て事実ではなかろうから、どうしてそこまでアツくなるかな?な感覚。
もちろんフィクションだと割り切り冷静な目で観ていても泣ける作品はある。
がしかし、少なくとも本作はそれを目的としてはいないと思う。
また、涙とは逆の批判も目にしたが、海田主宰、してやったりなのでは?
あるいは真に受けられ過ぎて当惑?
個人的には前述のように「あ、これね」と観ていたが、終盤で一人になった場面での役者・海田眞佑と、サプライズ(←これも真偽不明ではあるが)を経た落とし方の巧みさを買う。
加えて、キ上の空論の「空想、甚だ濃いめのブルー」と同様、生成過程に関して疑問が残るのも上手いし好み。
フェイクドキュメントってのはこういうモンさ、みたいな…。

「だいなし」/「本日昔噺」

「だいなし」/「本日昔噺」

劇団ウミダ

王子小劇場(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

本日昔噺
ざっつ・えんたーていめんと、でぃす・いず・正月公演。
「国盗りの陰謀をヒーローが阻止」という王道娯楽時代劇をオールスター的なキャストが演ずる個性豊かなキャラクターたちで彩り、歌やダンス、殺陣まであるという。日本映画全盛期の正月映画の如し。
序盤での早口の台詞回しと単語の前や後に短いポーズを挟むスタイルに初期の柿喰う客を、その後、全体的な感じに X-QUEST を想起。
あと1つ「この既視感、何だっけ?」だったのが劇団☆新感線(帰路で思い当たった)のおポンチ路線と、好きなパターンだらけ。
さらに、所属している団体ではなかなか見ることができない面を見せて下さる出演者…そんなこんなでかなり楽しめた感じ。
ところで劇中でガンガン歌うのはヴィクセンズシアターのお家芸?(笑)

妖精の探し方

妖精の探し方

劇団Peek-a-Boo

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/04/29 (火)公演終了

満足度★★★★

Peek-a-Boo的「ピーターパン」
あるキッカケから故郷を訪れ妖精を探した少年時代を思い出す男…な物語。
少年たちと妖精たち(と時々現在の主人公)を併行して描き、大詰めで二者が邂逅するツクリは王道で安定感アリ。
そして、その邂逅場面で子供の頃のキモチを思い出すと共に初演時には気付かなかったオトナになって行くことの「切なさ」を感じる。
そんな意味でPeek-a-Boo的「ピーターパン」ではないかと思ったりも。

TEAM SHIMaaaN

TEAM SHIMaaaN

しまぁ~ん共和国

小劇場B1(東京都)

2015/01/06 (火) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度★★★

新春福袋公演
3チームによるオムニバス…と思いきや、刑事(部屋)ものの長編コントを軸に2編の関連したエピソードを挟み込んで1つの物語とする構造。
そこに歌やダンス、アクションまで組み込んで、まさに“福袋”のよう。
軸となる「捜査一家」はドタバタ色が濃いが、女性作家の筆によるコメディパート「ゆうなと僕」と女性陣によるアクションパート「地下ガール」が箍となって締めているのが構成の妙、ヤるなぁ。
ただ、開演時刻を過ぎてからの録音による前説、楽屋落ち気味でグダグダだし、4分半近くもあるのは長過ぎ。
開演定刻前から流して本編が定刻にスタートするならいざ知らず、定刻を過ぎてからさらにそれだけ待たせるのはいかがなものか?
なお、修羅場気味の状況下で激昂せず冷静に状況を分析して話しながらサラリととんでもないディスりを入れる妻は水野以津美嬢のキャラに合っていたような…(笑)

『キヨとゴーダ』

『キヨとゴーダ』

荒川チョモランマ

劇場MOMO(東京都)

2015/01/09 (金) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

かなり攻めて来たな
ガツンと一発喰らった。
思想的(?)な部分も含めて多分に過激(笑)。
寓意、隠喩も多く、あれこれ深読み・誤読(得意だ(爆))ができるのもまた好み。
使用曲の歌詞が内容に合致していたりM0がその伏線だったりするのも巧いんだなぁ。
なお、ある有名戯曲を連想したりも(謎)。
(詳細はネタバレBOXへ)

※ 上演時間は初日実測で約75分

ネタバレBOX

導入部から主舞台である施設に場が転じて間もなく、フェイがアシナガを「下人」と蔑むことにまずひっかかり、次いでモーゼの十戒の「他の神を信じてはならない」などを暗唱させることで「ははぁ、なるほど」、さらに歌などの娯楽が禁止されているあたりで「お、今回は攻めて来たぞ」と…。
そう思って観れば、昔、今、そして近未来の日本(とは限らないか…むしろ「各国」?)の状況があちこちに見え隠れして。
また、キヨの奔放さにどこか既視感があったのだが、ジュニアが禁じられている歌を歌い始めた時に「感化されてきたな」と思ったことから「カッコーの巣の上を」だと気付く。キヨ=マクマーフィ、ジュニア=チーフ、フェイ=婦長な上に、ラストで施設から逃亡する(人物は違うが)し。
ちなみに長田主宰に尋ねたところ、執筆中は全く意識しなかったものの、演出の際に出演者から「参考になるものは?」と問われて思い当たったとのこと。
あと、「夢の中へ」(特に2番の前半)にしても「マイ・ウェイ」(M0がフランク・シナトラの「夜のストレンジャー」だったのはこの伏線だったか!)にしても、歌詞が内容に合致しているのがまた巧み。
夜の来訪者

夜の来訪者

03

ザ・ポケット(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

過去何度かとは違う部分が見えてきたり
過去に何回か観た時は、一件(と言うよりむしろ一見?)落着の後の姉弟と他の3人の態度の違いやメイドのアヤシさが印象に残っていたが、今回はそれに加えて「各個人が些細と思っていることでもそれが積み重なることで人を死に追いやる場合もある」的なメッセージも感じたりする。
また、以下のような逆バージョンができないか?と考えたりも…(笑)

【こんなプロット】
ある一家が心中しようとしている。家族みんなが困っている人を見かけると放っておけないタチで、その結果、事業が行き詰まったり多額の負債を作ったり婚約を解消されたりしたのだ。
と、そこに見知らぬ人物が現れて各人のコトの経緯を尋ね、皆が助けたのは実は同じ人で、その人が恩返しをしたがっているという。
思わぬ展開を信じられない一同はその人物が席を外した隙に素性を確かめようとするがむしろ疑惑が深まる。
が、しばらくするとまばゆいばかりの光に包まれてかの人物が再登場、そう、それは天使で、窮地に陥った「善き人」を救済するのが使命だったのだ。(完)

凛として

凛として

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/04/23 (水) ~ 2014/04/29 (火)公演終了

満足度★★★★

戦争に起因する人々の哀しみを声高でなく静かにじっくりと
太平洋戦争終戦から3年後の佐世保で出征した夫を待つ女性や周辺の人々の物語。
戦争に起因する人々の哀しみを声高でなく静かに、しかしじっくりと描いて鮮やか。
大半の人物が山に登って九十九島を眺めるラストも開放感があって見事。

ロケット・マン

ロケット・マン

劇団鋼鉄村松

テアトルBONBON(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

壮大なSF叙事詩
ある映画のビデオパッケージとブラッドベリの短編に想を得て20年前に書かれた作品の改訂2版にして光速に近い速度を目指す技術開発のテストパイロットを主人公に描く壮大なSF叙事詩。
いろんなSFや映画を知っているとモチーフになったものや、そうではない(=作者自身が知らない)が勝手に連想したものがあり二重に面白い。
前々回公演「ギャラクティカ・めんどくさい」が娯楽系SFであったのに対して、こちらは本格SFのオモムキか。
(以外ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」的なロマンチックな(?)冒頭に導かれて展開するのは未来版「ライト・スタッフ」な技術開発物語。
が、ついに光速を超えて(だったかな?(爆))以降は特殊相対性理論から時間もの風を経て哲学的なところに到るのが壮大で「2001年 宇宙の旅」を想起させる。
その終盤は実は冒頭部分とも繋がっていたというのも巧いんだなぁ。
Back Stage

Back Stage

TEAM空想笑年

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

旗揚げメイキング+バックステージもの
開演前あるいは上演中などの舞台裏をほぼリアルタイムで見せるのが「一般的な」バックステージものだが、本作は前半がそこにいたるまでの「メイキング」的なパートになっているのが画期的。
いわば「一粒で二度オイシイ」みたいな?

そこに現実と劇中のM0が同じとか、舞台裏で小声でない言い訳をメタ風にするとか、「どうしてあなた“が”ロミオなの?」という台詞とか、稽古で伏線をはり本番で回収するとかさりげない小技を多く仕込んで巧み。

さらに冒頭のゲネ直後の舞台裏シーンからコトの発端まで一気に遡る転換(理由付け含む)を筆頭に回想場面などでのスムーズで流れが途切れない場転や、小屋入り時の高たて込みや照明シューティングを高速で見せるなど技術も鮮やか。

劇中でカテコのために舞台に「出る」のが現実では「ハケ」になり本編が終わり、劇中で(カテコを終えて)ハケて来るのが現実のカテコのための登場になる仕組みは画竜点睛と言えるのではなかろうか。

いやぁ、お見事!

運命なんてぶっとばせ!

運命なんてぶっとばせ!

リブレセン 劇団離風霊船

ザ・スズナリ(東京都)

2014/04/23 (水) ~ 2014/04/30 (水)公演終了

満足度★★★★

コミカルとシリアスのギャップが大きめなのがネック?
東北の秘湯とされる温泉宿で非番の刑事2人が遭遇した事件…なオハナシ。
今回は得意の(?)屋台崩しこそなかったものの、基本はコミカルながら終盤で現実の事象をモチーフにして訴えかけるスタイルは健在。
他人を救いきれなかったことを悔いている人や自分よりも弱い人たちを優先して避難させたために命を落とした人を語る終盤は目頭が熱くなる。
ただ、コミカルな部分との落差が大きめなのは賛否の分かれ目か?
あと、犬神家ネタは世代だよなぁ。(笑)

Jailhouse(ジェイルハウス)

Jailhouse(ジェイルハウス)

Performance team PADMA

ブディストホール(東京都)

2014/12/18 (木) ~ 2014/12/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

今までの公演の集大成
いつもながらの力ワザ…もとい、力と技の融合に新ワザ、新キャラも加えて鮮やか。
今回は特に空手の型とロボマイムの融合に感心。
全体の構成も初期のワザとコント(?)が交互に並んだ「短編オムニバス」的なものから1つの流れの中に各ワザを織り込む「長編」系に進化。
いわば今までの公演の集大成。
刑務所内という設定ゆえ、一部の既存ネタを慰問の芸という設定で見せるなどのアイデアもイイ。
近頃は芝居にも慣れてきて、初期の下手ではないが今一つ慣れていない感じの演技がもはや懐かしい(笑)。
力と技の融合、こなれた演技に構成の妙まで会得して、どうすんだい?状態ではないか(笑)。
初めての公演の前日譚となる二部作によって「FAST LANE」を完結させた PADMA、次回からはいわばシーズン2? ますます期待である。(イカン、褒めすぎた(爆))

オイウチケンジ -最後なんだから芝居させてくれよ-

オイウチケンジ -最後なんだから芝居させてくれよ-

オイウチケンジ製作委員会

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/26 (金)公演終了

満足度★★★★★

賛辞を惜しまず
2014年一杯で演劇界から身を退く劇団鋼鉄村松の俳優・村松ママンスキーのために有志が企画した“引退公演”。
スタッフのそんな想いがにじみ出るように優しく温かい空気に包まれた80分を堪能。
既存・書き下ろし各1編の短編芝居の間に本作出演のオファーをネタにした連作コントを挟み、コントパートには生い立ちのスライドショーや歌もあるという構成も巧みだし、キャスト、スタッフ陣もまた豪勢。
既存・書き下ろしともいかにも…な中嶋芝居、虚実取り混ぜ(←推測)センスの良いオカコントともとても楽しく、そのお二方を筆頭にこれだけの人材を集めた真嶋Pの努力(とイキオイと時の運?(笑))並びに村松ママンスキーの人徳に賛辞を惜しまず。

我がギャング はじまりへ

我がギャング はじまりへ

劇団百日紅御一行様

スタジオ空洞(東京都)

2014/12/26 (金) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

十一夜目の夢
原作小説は未読。
死んだ娘と会話するなど幻想的な部分も多く、それに独特な雰囲気が漂ってどこか漱石の「夢十夜」を想起させる。
が、あの感覚丸々ではなく、現代的だったり洋風だったりもしており、いわば「妄想ニホン料理」よろしく外国人にあらましを伝えて十一夜目を作らせてそれを訳したような…?(笑)

空想科学

空想科学

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2014/12/21 (日) ~ 2014/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

「Don't think,feeeel!」
朝起きたら死んでいた男とその前夜を供にした女を中心とした数奇な…もとい、キテレツな(笑)ハナシ。
生と死、夢と現実がメビウスの環のように境界なく繋がり、人物ごとに時の流れる速度が異なって独特のファンタジー感あり。
タカハシはいつ死んだのか?とか、あれこれ理屈で捉えようとしてはダメ、「Don't think,feeeel!」だよね。(笑)

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