
ハムレットマシーン
サブテレニアン
サブテレニアン(東京都)
2025/08/29 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/29 (金) 16:00
2018年にフェスティバル絡みで11団体による上演を観て演出によって変えることができる「余白」たっぷりと悟った戯曲、7年ぶりに観る本作は特に今の情勢を取り込んだというか揶揄したというかそういう感じ。
冒頭で作者ハイナー・ミュラーの生涯などに関するパフォーマンスがあり、時々「今も似た状況があるのでは?」と思ったことも影響しているかも。
娯楽性とは程遠い作品だが、今後折に触れ様々な演出で観てみたいと改めて思った。

TEXAS KILLERS FOURTEEN
大統領師匠
駅前劇場(東京都)
2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/28 (木) 14:00
SF、ナンセンス、怪獣ものなどの要素を混ぜ込んだ「珍妙な(←褒め言葉)」ハイブリッド。
物語の軸である「家電生物」はナンセンスの極致(爆)なのにどこかリアリティ(!?)を感じてしまうのはその発明の元のSF的設定がそれっぽいからか、某劇団(今回客演者もいるし)の家電等の擬人化で「慣れて」いたからか?(笑)
そこにさらに巨大生物もの、ってか怪獣ものの要素もブチ込むとは欲張りさん♪
そして家電生物のデザインセンスの良さたるや!
最初、電話が「床を走って」いる間は気付かなかったが持ち上げた時に足が生えていることに感動(笑)。続いて登場した着ぐるみ(爆)も「某劇団」とはまた異なったアプローチで「よりリアルを求めた」みたいで佳き♪
これもまた「大のオトナのごっこ遊び」系(もちろん褒め言葉)と言えるのではあるまいか。

銀河鉄道の夜
公益財団法人武蔵野文化事業団 吉祥寺シアター
吉祥寺シアター(東京都)
2025/08/23 (土) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/24 (日) 15:00
原作にかなり忠実な舞台化。
銀河鉄道内に場面が移る時の装置の変化など特にステキ。
また、カムパネルラとジョバンニ以外の登場人物は4人の出演者が演じ分けるが、そう言えば本作は停車駅毎に場が替わるのでこの手法に適していると思ったり前月に観た OuBaiTo-Ri「マクベス」を思い出したり。
さらにそのキャスティングならびに表現が巧みで大きく頷く。
企画意図通り親子連れも多かったが、年少時にこうして宮沢賢治や演劇に接するってイイよね♪

鶏の首から上
あんよはじょうず。
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2025/08/18 (月) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/21 (木) 14:00
21日14時のひよこ組と22日14時のたまご組を観劇。
高畑主宰の19歳時の処女戯曲の改訂版。その情熱が迸るようなテンポの良い会話に冒頭からグイグイ引き込まれる。
そして背徳感も内包した疾走感あふれる作風は「これが若さというものか!」であり、初期の柿喰う客と通ずる印象もあった。
あと、舞台美術が何ともステキ♪

伊能忠敬、測り間違えた恋の距離
アナログスイッチ
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/18 (月) 14:00
それまで3人の妻を持ちながら(いずれも死別)「恋愛には不器用」な伊能忠敬が家出した内縁の妻との関係をどうにか修復しようというラブコメディ(!)。50歳を過ぎていながらも「中学生の初恋かっっ!!!」な忠敬が「カワイイ」(笑)。
そして終盤での互いに相手の様子を望遠鏡で見て勝手に会話を想像(妄想)するとか、全員一堂に会してのわちゃわちゃとかコメディの真骨頂?
あと、歴史上のあんな人物やそんな人物を主要人物として登場させるのも愉快。
その手口(笑)に往年のNHKドラマ「天下御免(脚本:早坂暁・1971年~1972年)」を思い出した。
そんなところも含めて楽しかった。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/08/17 (日) 14:00
太平洋戦争末期の沖縄戦、病院壕内の軍医・学徒動員の女学生らを史実に基づいて真摯に描いた力作。
装置(枠組みだけの大きな立方体を3つ組み合わせたものが左右に聳え立っている)こそ抽象的だが話の展開は生々しく、そこでの人物たちの戦争への疑問や怒りが直接的に伝わってくるというか、そのまま観客のものになるよう。
また、医薬品不足な中、モルヒネと青酸カリはあるとか退却時に歩ける者だけ連れてゆくとかの状況が現実にあった恐ろしさ。前々日に観たものとは全く違う意味で「やだなーやだなー、こわいなーこわいなー」だよね。
それでいて、最後は人道的な方向に向かう(=稀有な例とのこと)が当時このような判断をした人物がいたことが救い。
そして終盤の小池少佐の「生きてこの事実を伝えよ」という言葉が結実したのが本作の元となった資料群であり本作であるということに感動し、直接語ることができる人が減りゆく中、こういう方法で語り継げると改めて気付く。
あと、演劇やダンスなどをしている小学生から高校生をゲストに招いてのアフタートークも面白かった。

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/16 (土) 13:00
ミッドウェー海戦の戦果を大本営発表として放送するまでを描いたコメディ。
序盤から笑って観ているが、初演同様心の片隅に「これ、笑っていいのか?」な後ろめたさ/居心地の悪さがあるのはやはり「戦争という忌むべきもの」が真裏にあるからか。
そしてこの後ろめたさはラストの勇太の一言(パンチラインだよね)で着地する。イマの観客は劇中でのハッピーエンドが現実でのビターエンドと知っているだけに、痛烈な戦争批判に感じられる。
そして全体の構成は喩えるなら底の穴に栓をした容器に水をはりその栓を抜いた時のよう。緩やかに動いていた水が次第に渦の速さを増して最後は一気になくなるが如し。終盤のテンポ/スピード感は圧巻。
あと、初演時にも感じたが「不都合なことは庶民に隠しておく」という為政者の手口はあれから80年経った今でも大手を振っており、何だか情けなくもなったり。
なお、プロローグ(1944年)の発表と実際の数字差も本編での発表までの時間差(途中の半端な発表も含む)も史実に基づいているとのこと。(アフタートークより)

JULIO -フリオ-
はぶ談戯
駅前劇場(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/15 (金) 14:00
医療実験(?)に起因する猟奇殺人事件にまつわるホラー。
断片的な情報を結び付けてゆき真相に近づいたことで起こる惨劇、というのは奇しくも前日に観た背筋原作・白石晃士監督「近畿地方のある場所について」と通ずるモノがあるような。
が、こちらは生の演劇であり、その制限下でのスプラッタ表現を筆頭に、舞台前方・後方を分ける2枚の可動幕や照明効果を駆使した演出など演劇としての表現が見事。
終盤での恐怖を煽るための「溜め」が長めでテンポが落ちた感もあるが、一件落着と思わせてからの終幕がヤだ。それが読めてしまうだけに「ダメ!ダメ!それやっちゃダメぇ~!」なんだな(笑)。しかもそこでバッサリ切ってカーテンコールもない(肯定)なんて……gkbr
大王としてもはぶ談戯としても異色の本作、映像でも観てみたいとも思った。(エグそう(笑))
なお、2000年の遊気舎版(演出:楠見薫)は観ていたが、観たという記憶のみで内容はすっかり忘れていた。(四半世紀前だもの)
あと、「ある部分」に手塚治虫のブラック・ジャック「春一番」(大林宣彦監督「瞳の中の訪問者(1977年)」原作)を思い出すよねぇ。

『残響』
白狐舎、下北澤姉妹社、演劇実験室∴紅王国
シアター711(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/12 (火) 14:00
安倍晋三銃撃事件に想を得たフィクション(推定)。
密接な関係の人物7人であの事件のバックグラウンドを描き、日常の中から浮かび上がる「不穏さ」を感じさせるのが巧み。
そして事件の顛末を知っているだけに「その時」が近付いてくる緊張感とか動機に絡んだ「あの団体」のやり口とかがリアル(身近?)に感じられるというのもまた上手い。

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演
かるがも団地
吉祥寺シアター(東京都)
2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/08/11 (月) 14:00
十代を過ごした団地取り壊しのため引っ越しの準備にしばし秋田県能代市に帰省した主人公の過去・現在、そして……という内容だけに複数の過去と現在を往き来して進むが、転換や暗転なく時が変わるのに観客を戸惑わせないのが絶妙。
また、転校生への対応(σ(^-^) も4つの小学校を転々とした身だ)を筆頭に懐かしいというかあるあるというかなあれこれに共感……というのは4年前の初演時と同じだが、今回は幸恵とサチコの絆/互いを想う気持ちが刺さる。
そして舞台サイズ・客席数とも今回の1/4程度という王子小劇場(現・インディペンデントシアターOji)で濃密に「浴びる」ことができたのは至福の経験だった、とも思った。
あと、明転すると誰もいない舞台に蝉の声だけという最終場もイイ。
ちなみに初演はσ(^-^) の2021年個人的TOP10入りだった。

aging/#不確かな或る日展
フロアトポロジー
Gallery Conceal Shibuya(東京都)
2025/04/03 (木) ~ 2025/04/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ある女性の「或る日」に同時併行的に他の複数の女性の「其の日」も交えて一人芝居的な演技に音響効果・映像を加えて描いた実験的な65分で「不確かな或る日展」の中の企画公演的なものとしてそれぞれの「或る日」を「展示している」感覚。
で、会場の雰囲気に改装前のギャラリー・ルデコを想起したり、途中の「あのシカケ」や上演中に移動可なことに泣かないで、毒きのこちゃんの「手口」に通ずるものを感じたり「記憶の煤払い」的な?(笑)

是々非々【揺・騒】
teamキーチェーン
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2025/08/05 (火) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/09 (土) 16:30
Cチーム【騒】を観劇。
舞台中央に被告、下手に検察官、上手に弁護人、奥(傍聴席)には被害者と被告の兄という裁判官席から見た刑事法廷の様子を基本配置に随時犯行再現場面を交えて描く集合住宅での騒音問題に端を発する殺人未遂事件の顛末。(以下ネタバレboxへ)

『醜悪』
道楽息子
アルネ543(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/08 (金) 14:00
青年が父親を刺殺した事件を取材する記者を狂言回しに関わった者を悉く不幸にする疫病神のような人物を軸とした怒声と悲鳴あふれる物語。
鵺的の実在の事件をモデルにした作品群に通ずる味わい(人間関係や人物の感情が妙に生々しくてリアルに感じられる、とか)もありつつ、幻影に惑わされる人など「古典的怪談」的手法も駆使しさらに笑いまで盛り込んだ多彩なダークファンタジー。要素の配分によって必要以上に(?)ダークにならない匙加減が巧い。
ところでこれ、考えようによっては「リアル呪怨(スミコ=伽椰子説)」じゃね?(笑)
あと、28ページに及ぶwebパンフレットが見事♪

SHOW MIGHT GO ON
演劇ユニット【オクチナオシ】
上野ストアハウス(東京都)
2025/07/30 (水) ~ 2025/08/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
鑑賞日2025/08/01 (金) 14:00
起死回生のため有名劇場での公演を企画し人気俳優やアイドルの出演にも漕ぎつけたが、当日になり実は別の劇場だったと知りどうにかそこで公演をしようとする主宰……なバックステージ系コメディ。
エキセントリックな人物造形や小劇場界の内部事情的な部分は悪くないのに当日まで劇場が違うことに気付かないという設定はさすがに「芝居のウソ」の範囲を逸脱しているし終盤の「湿っぽい展開」も強引な感がある(私見)のが残念。
また、理由はどうであれ開演が10分以上遅れたのに開演前、終演後ともそれについて全く触れないというのはいかがなものか?(これにより星1つを減じた)

寺山修司生誕90年記念認定事業「盲人書簡◉上海篇」
PSYCHOSIS
ザムザ阿佐谷(東京都)
2025/07/24 (木) ~ 2025/07/30 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/28 (月) 14:00
寺山修司による江戸川乱歩「少年探偵団」の二次創作を軸とした奇妙なキャラ大行進な幻想譚。半世紀も前のクラシカルな作品をイマの演出でという温故知新的コンセプトは庵野秀明・樋口真嗣による一連の「シン・○○」に通じ「シン・アングラ」なのではあるまいか?(真顔)
で、改装前の Gallery LE DECO 4階を想起させるイントレの装置や、開演前の観客誘導などこの会場を知り尽くした使い方は特筆もの。
なお、天井桟敷による初演(1973年)は暗闇の中で演者が渡したマッチを観客が擦って観る演出だったそうだが、かつてサブテレニアンで観たアムリタ「死に至る眼、光る(2015年)」の「観客がペンライトで照らす」演出は本作を知ってのことだったのか?という疑問を抱いた。
あと、別役実「マッチ売りの少女(1966年)」との関係とか。

パビリオンをください
電動夏子安置システム
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/07/25 (金) ~ 2025/07/29 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/27 (日) 13:00
「しょーもないこと」を理路整然としたと言おうか論理的なと言おうか(理屈っぽいとも言う)な会話で笑わせるパターンはいつもながら、今回はある部分について「ナンセンス度」が高かった気がする(笑)。ま、半世紀以上先のことだしそんなこともあるかも……なワケあるかい(爆)。
で、あれこれ真逆ではあるが前々日に観た avenir'e「#VALUE!」と一脈通ずる感があってビックリ!(私見)
あと、葛西甚の衣装(背中のアレ)と、それをネタにした終わり方がまた好みだった♪

秘密保持!
劇団ヨロタミ
萬劇場(東京都)
2025/07/24 (木) ~ 2025/07/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/26 (土) 13:00
精進湖畔(だったっけ?)のペンションを舞台に「あること」を隠そうとするオーナーを発端に聞きかじった情報からの的外れな憶測をして事態をこじらせる宿泊客らを描いたコメディ。
基本に忠実な展開(ならびに伏線を回収しての落着)にラップや歌(一部は三声のハーモニーまで)も加えた楽しさはまさにベテランの味。結成23周年の第29回公演というのも伊達じゃない、今後の活動にも期待♪

#VALUE!
avenir'e
OFF OFFシアター(東京都)
2025/07/23 (水) ~ 2025/07/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/25 (金) 14:00
情報量過多というかσ(^-^) には受け取れきれないほどの内容だったので未整理ながらとりあえず。
AIと人間の三角関係的な「デジタル怪談」の印象だが、2年前の初演(未見)に人間ドラマ的なものを加えて上演時間も30分長くなった(アフタートークより)とのこと。初演はどんだけコワかった(不気味だった?)んだか?(笑)
また、いくつかの会話/台詞が非常に論理的に感じられたが、それは ChatGPT が会話の一部を創った(アフタートークより)ことによるものか? そしてそれが終盤で明かされる「あること」の伏線になっているのがスゴい。
あと、劇中の「医療用AI」と「家庭用AI」では人間との受け答えから「世代が違う」ものなのだろうなぁ、などと思いながら観るのも一興。

みんないっしょ
職人集団バシコエンタープライズ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2025/07/23 (水) ~ 2025/07/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/24 (木) 14:00
小学生時代に「あること」をした担任教師に報復を企てた6人の若者の顛末。カラフルなチラシとは裏腹な過激かつハードな内容は横行するある犯罪とそれに対する刑罰の甘さに対する小板橋主宰の激しい怒りの顕れか? その怒りは激情にかられて箪笥を投げつけるレベル?(笑)
そして「精神世界内」的な表現やジャック・ニコルソンを想起させるキャラクターなどにニヤリ。そんなこんなで「面白かった」。
ちなみに観ながら脳裏をよぎった言葉は「罪」「罰」「私刑」「人を呪わば穴二つ」など。
あと、あの悲観的な終わり方も印象的(ヤだなぁ)。主宰の怒りはいかばかりか?

実態劇「Macbeth -マクベス」
OuBaiTo-Ri
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2025/07/17 (木) ~ 2025/07/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/07/21 (月) 15:00
(一般的な)劇場の舞台に客席を設置したような距離感で10人(だけ)の出演者で演じられる「ちゃんとしたマクベス」。
マクベスは「悲劇」ではなく魔女の言葉を信じ妻に尻を叩かれて分不相応な野望を抱いた小心者の自業自得的な末路と従来思っていたが、本作はそのあたりが前面に出ていて、その意味で黒澤明監督「蜘蛛巣城(1957年)」を想起。
また、役者がいくつもの役を演じるので、その割り振りはパズルのようで香盤表的なものでも作ったのかしらん?などと想像するのも楽しからずや。