じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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そんなの俺の朝じゃない!

そんなの俺の朝じゃない!

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/18 (木) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★

針小棒大系コメディ+人生哲学
無遅刻無欠勤の実直(だが実はアツい)男の最終出勤日の朝の騒動記、針小棒大と言おうか「それをそこまで広げますか!」なバカバカしさに「(人生においての)勝敗とは何か?」な哲学も織り込んで鮮やか。

3分間の女の一生

3分間の女の一生

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2010/11/13 (土) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★

終盤はワクワクゾクゾク
約3分の30の場によって綴る主に2人の女性のクロニクル。
実在の出来事をモチーフにした部分や幻想風の部分が(一見独立したエピソードかと思われたものも含めて)1つに組み上がって行く終盤はワクワクゾクゾク。
が、あの人がああなるとは反則!?(笑)

白夜月蝕の少女航海紀

白夜月蝕の少女航海紀

月蝕歌劇団

風紋(東京都)

2010/11/21 (日) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★

続編へも高まる期待
35年前に喫茶店での上演を計画して書かれた高取主宰の処女戯曲で、いわばカフェ公演の先駆け作品。
昭和40年代のあれやこれやで懐かしさ満載の前半から往年の日活アクションのように荒唐無稽な展開となる後半の流れは一般的なカフェ公演のスケールから大きくハミ出している感じで、時に詩的、時にチープだったりもするのがまた好み。
来月の続編も楽しみ!

『三丁目6番地のオズの魔法使い』

『三丁目6番地のオズの魔法使い』

CAPTAIN CHIMPANZEE

テアトルBONBON(東京都)

2010/11/17 (水) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★

盛り込み過ぎが珠に疵?
原典のキャラの翻案ぶり、時折入るバカバカしいネタ、物語のスケールの大きさと広げた風呂敷のたたみかたなどなかなかに良くできている一方、あれこれ盛り込み過ぎた感が否めないのが珠に疵。
若干整理して2時間弱にまとめればもっとスッキリしたのでは?

星のダヴィデ

星のダヴィデ

劇団YAX直線

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/11/17 (水) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★

旧約聖書とオズの魔法使いの舞台上での邂逅
「ミシンとコウモリ傘の手術台の上での邂逅」ならぬ「旧約聖書とオズの魔法使いの舞台上での邂逅」。
その意外な取り合わせに加えて、あれこれおバカだったりマニアックだったりな小ネタをこれでもかと言わんばかりに盛り込んだ「ショットガン的手法」がユニークで愉しい。

世界は僕のCUBEで造られる

世界は僕のCUBEで造られる

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターブラッツ(東京都)

2010/11/17 (水) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★

SIDE-B
いわば「基本のA、応用のB」といったところか。
終盤でバッドエンド気味に推移しながら最終的にハッピーなラストを迎えるのがイイ感じ。
で、『キャプテン・スーパーマーケット』の劇場公開版(日米)とオリジナル(欧州公開)版の違いを連想。

りんごりらっぱんつ

りんごりらっぱんつ

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

ひとつの完成形を観た
120分の中に人生における様々な局面、冠婚葬祭喜怒哀楽に笑いと涙のスパイスを効かせてやさしさとあたたかさで包んでふんわり仕上げた逸品。
かくて月曜マチネの追加公演をリピート。

ネタバレBOX

壁にチョークでドアや冷蔵庫などを描き、いくつかの実物を配した舞台美術もセンス良し。
描いた冷蔵庫のドアにマグネットでとめられたメモ(実物)なんて、絶品!
世界は僕のCUBEで造られる

世界は僕のCUBEで造られる

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターブラッツ(東京都)

2010/11/17 (水) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★

SIDE-A
サイケでPOPな自分探し系人格論。かなり前とつい最近に同系統のものを観ており、それらとの比較の意味でも面白い。また、チラシにも出ているキャラを目の当たりにしてそのビジュアルに「なるほどキューブ***」と納得。(笑)

果実の門

果実の門

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★

オールスターキャスト的な?
ある共同体に新参者が加わったことにより起こる軋轢と紆余曲折を経て落ち着くまで、的な105分。
過去作品の主要人物ほぼ勢揃いとのことで、歴の浅い身として劇中で見え隠れする過去がそれぞれの作中事件だったのか?などと想像しながら観るのまた愉しからずや。
また、舞台の幅を広くとれるレイアウトでの存在感ある装置も見モノ。

ブードゥー

ブードゥー

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/17 (水)公演終了

満足度★★★★

「陽」や「柔」の新型Oi-SCALE
ちらほら耳や目に入った前評判通り笑えるのがやや意外だが、根底に流れるものや静かな会話が醸し出す雰囲気は従来通りで、いわば「陽」や「柔」の新型Oi-SCALE。こういうのも十分にアリだな。
なお、あるシーンを役者のリアクションから日替わりかと思ったが、台本通りとのことでまんまと騙される。

コロブチカやります。

コロブチカやります。

コロブチカ

タイニイアリス(東京都)

2010/11/16 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しいったらありゃあしない
コント、歌、一人芝居、トーク、ピン芸、リーディングと各種取り揃えたバラエティ・ステージ。
出演者たちの思わぬ一面や普段は目にすることがなさそうな表情も観ることができ、しかもそれがアルコホルを嗜みながらだし、楽しいったらありゃあしない。

冒険という名の犬

冒険という名の犬

本田ライダーズ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★★

冒険とは何ぞや、な70分
冒頭の、部室にいた犬らしきジェイによる「くだらないのたまり場」に関する詩的な長台詞(終盤でリフレインされる)から引き付けられ、続いての犬小屋や毛布で引き込まれて、以降はアッと言う間。
また、犬から靴に変わり舞台奥の円錐に付けまくって上手奥に消える足跡がある装置もイイ。

ANDY

ANDY

itella

BEMSTAR(東京都)

2010/11/13 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

背後から立ち上がる音や光、空気
男女の役者とダンサー各1組、それに音楽で表現するある朝の情景。
ストーリーは無きに等しいが、前夜の雨、湯が沸く音、漂うコーヒーの薫り、朝の光などがパフォーマンスの背後から立ち上がってくるよう。
また、どんでん返し気味な終わり方も面白い。

ザ・ブートレッグバイキング

ザ・ブートレッグバイキング

炭酸ズノウプロジェクト

萬劇場(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

炭ズ手法満載の海洋スペクタクル
船が傾いた時の表現やクライマックスでの渦に呑まれる船の見せ方を筆頭にいかにも炭ズな手法満載。
また、ジブリトリビュート的な部分にニヤリ。
クロカミとのケリが付いていないのが気にならないでもないが、続編(いつか演って欲しい!)への布石と受け取っておこう。

交響劇第二番嬰イ短調

交響劇第二番嬰イ短調

劇団再生

APOCシアター(東京都)

2010/11/13 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

空間を活かした立体詩
芝居と言うよりは空間を活かした「立体詩」、鉄パイプの構造物の上方からも台詞が「降って来る」感覚で、「観る」よりも「感じる」の方が相応しい。
また、終盤のあるシーンは儀式っぽさと同時に落語「死神」をも想起させることにニヤリ。

【公演終了!ご声援ありがとうございました!】マウンテンみるく、波打つ

【公演終了!ご声援ありがとうございました!】マウンテンみるく、波打つ

市ヶ谷アウトレットスクウェア

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

後方端をオススメ
河崎実監督の映画を想起させるお気楽極楽な楽天的おバカ系コメディ、好きなんだな、こういうの。
2台のプロジェクターを駆使した文字遊びなどの趣向も楽しい。
そんな部分も含めてより楽しむには後方端の席が有利か?
(70分)

COVER / Rose+

COVER / Rose+

reset-N

ザ・スズナリ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

Rose+
空爆を受け敗戦した「平行世界」のイマの日本での会話劇。
戦争そのものではなく、戦争の背後で蠢くものや戦争によってもたらされるものが静かな会話の中から鮮烈に浮かび上がるのが印象的。
また、途中での時間の経過を大胆に省略して見せたのも◎。

THE MIDNIGHT SUN

THE MIDNIGHT SUN

ネオゼネレイター・プロジェクト

小劇場 楽園(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

土着的ホラー
以前のホラー系の「Desert Moon」や「THE DEEP」が50〜60年代のSFアメリカ映画テイストだったのに対して今回は民俗学的ないし土着的な上に笑いもちりばめて差別化に成功。
また、終始残響を付けて地下スペースを表現した音響も効果抜群。

eleven

eleven

THE 黒帯

アイピット目白(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

好きなモノ3点盛りっっ!!!
「11人いる!」的になぜか1人多い当選者、な状況下で始まる謎解き大会の決勝戦。
その時点で既に好きな要素の2点盛りな上に、次のフェーズも好みのパターンであり(故に読めたんだが)、まさにお子様ランチ状態(笑)。
10本の柱を使った出ハケによる場転もスマート。

舟をこぐ

舟をこぐ

project i'nos

シアターブラッツ(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

こんな引き出しもお持ちとは…
思いっきりシュールで確かに「ナンセンス」。
どちらかと言えば「Don't think, feeeeel!」的だが、「モノリス降臨前の未来人たち」(←この表現がどこまで伝わるだろうか?)のように思えたりもして。
それにつけても門肇、SPIRAL MOONともパーマ企画とも『隣人13号』とも異なるこんな引き出しも持っていたとは…。

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