じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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僕の中にある静けさに降る、騒がしくて眩しくて赤くて紅い雪

僕の中にある静けさに降る、騒がしくて眩しくて赤くて紅い雪

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

抽出・構成の仕方に感服
「白雪姫」を4人だけで演ずるための抽出の仕方・構成などの工夫に感服。(公演は終了したが、以下は一応ネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

中でもコビトを七重人格としたことは、その演じ分けと七色(虹の色−藍+白)の光で表現したことも含めて見事。
また、原典にかなり忠実なパートに続く白雪姫の蘇生後の創作部分も、コビトを少年に設定したことにより「悲劇」に昇華した感じ。
さらに赤い毛糸と黒いゴムを使った様々な表現も面白い。
墓場にて、竹。

墓場にて、竹。

7%竹

小劇場 楽園(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

あれこれ無駄遣い(笑)
あれこれ盛大に「無駄遣い」(例えば思わせぶりなだけでさして意味のないネット、外科席・内科席というネーミング、特別出演のアノ方など)、もちろん悪い意味でなく。
そして「バカだねー」「ナンじゃこりゃ?」と思っているうちに90分経っているとは時間泥棒め!(もちろん良い方の意味)
なお、この小屋の特色であるメイン、サブ両ステージの使い方とあれこれ盛り込んだ物販・前説も◎。
当日パンフレットで「上演中に(当パンを)見ろと言うので心の準備を」的なことを言いつつ、実際にその時になっても客電を上げず結局見にくい、なんてのも狙った上で仕組んでやっているのではないかしら?(え、それはかいかぶりで単に気が利かないだけ?(爆))

ともだちのそうしき

ともだちのそうしき

RONNIE ROCKET

大吉カフェ(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

アダチ・皮墓村組
オリジナルである男性版を順番的には最後に観ることに…。
で、女性版を観ていて「ここは男性版ではどうなっているんだ?」と抱いていたある設定に関する疑問の解答が得られるとともに男女版は男性版にかなり近いことがワカり、あれこれ納得。

ともだちのそうしき

ともだちのそうしき

RONNIE ROCKET

大吉カフェ(東京都)

2012/07/14 (土) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

秋澤・前田組
前回加わった男女版を初体験。
既に3回観ていた女性版とかなり異なる部分もあり、「あの設定はどうだったっけ?」状態に陥るのが楽しく、また、仕掛けられた「罠(?)」には度肝を抜かれる。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

バカバージョン
以前、某団体の「おまけ演劇」に「本編の余韻を著しく損ねるオソレがありますので…云々」という注意書きがあったが、まさにそんな感じ?(笑)
冒頭から「そう来たか!」なドタバタで、以降は典型的なボケとツッコミやら聞き覚えのあるフレーズやらテンコ盛りで暴走というよりむしろ悪ノリ気味?(爆)
なのでノーマルバージョンを観てからこちらを観る方が妥当か? ましてや初見の場合、こちらだけでは誤解を招きかねない…(笑)
さらに上演時間が65-70分で各2800円、セット券も半券持参割引もないという価格設定から言えば、あまりオススメできないかもなぁ。

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

ゾンビ×幽霊×宇宙人「オール恐怖大行進!!」【ご来場・応援ありがとうございました! 次回は11月! からくりサーカス~サーカス編~を上演いたします。 乞うご期待!!!】

カプセル兵団

ワーサルシアター(東京都)

2012/07/12 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ノーマルバージョン
まさに「三題噺」、3(+1)の恐怖系クリーチャーを組み合わせて笑いをまぶし、その一方で得意のアクションは封印して65分という手頃な上演時間に収めて、あたかも戦隊ものの夏休みスペシャルあるいは劇場版、みたいな?(笑)

それいけ ユウコマン!

それいけ ユウコマン!

劇団K助

ザ・ポケット(東京都)

2012/07/18 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

それはまぁイイじゃないですか
3話構成の連作コメディ。
「正義の味方」に関するお約束とツッ込みどころ満載で、肩の力を思いっきり抜いて「バカだねー」と笑っていればヨロシイ。
がしかし、この公演の趣旨からすれば見事なほどに合致しており、そんなところも含めて「さすが」?
そんな中で見どころは…「それはまぁイイじゃないですか」(←ネタバレBOX参照)

ネタバレBOX

第3話で主人公を回復させるために、それまで登場したキャラたちが主題歌(これもお約束パターンだね)を歌う時、ちゃんと混声三部(かな?)合唱になっていて、その編曲とハーモニーが良かったぁ♪
愛のゆくえ(仮)

愛のゆくえ(仮)

アンファンテリブル

上野ストアハウス(東京都)

2012/10/30 (火) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

7/11公開稽古
本番ではない瀧川・赤澤組は初顔合わせということもあってかどちらかと言えばオーソドックス。
がしかし(いや「それゆえに」か?)、序盤で一旦止めるまでで状況はほぼ把握できる
一方、寺十・前川組は応用編と言おうか、あれこれ練り込んだ感じ(笑)。
特に冒頭のある状況は大いに納得。
さらに瀧川・前川ペアでの終盤まで観ることができて、まさに「三昧」状態。
これがまた本番までにどう練り上げられてゆくか、非常に気になる。(策略に見事ハマったらしい(爆))

めいしゃ

めいしゃ

sons wo:

ふね シェア客間(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに白日夢
機械人形と音声出力装置によって演じられるような演出により非現実っぽい雰囲気が増幅されてまるで夢の中のよう…と言うか「新・夢十夜」か!…みたいな?(笑)
いや、マチネだから白昼夢か?
ソワレはまた光の加減が違って印象も違うんだろうな、とも思う。
上演時間約50分。

LIFE OFF

LIFE OFF

劇団K助

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

逆説的に命の重さを描く?
余命を売買できる施設を巡る物語、逆説的に命の重さを描くだけでなく、「できることなら自分の命を我が子に」という親心的なものを織り込んだり、細かいくすぐりの入れ方も含めてコメディとしてもよく出来ていたりで、「さすが金さん!」と思ったら作・演出とも金さんではなかったという…(汗)
ただ、終わり方が若干物足りないような気がしないでもない。
なお、LIFE OFFの医師や職員を「西洋なら(契約する)悪魔、日本なら(落語の)死神」かなと思ったりも。

『俺たちは(ペ)天使だ!』

『俺たちは(ペ)天使だ!』

劇団Peek-a-Boo

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

Bキャスト
初演キャストも含む古参メンバーが多かったAキャストに対してこちらは若手や客演が中心で、色合いがかなり異なる。
いわば「オリジナルバージョン」と「リニューアルバージョン」のような印象で、1日で続けて観た甲斐あり。
水出さんがカテコの仕切りで阿部さんが次回予告のナレーションというのは感慨深くさえあったり…。

『俺たちは(ペ)天使だ!』

『俺たちは(ペ)天使だ!』

劇団Peek-a-Boo

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

Aキャスト
劇団第三反抗期時代の作品(初演は未見)ということでシンプルにしてストレート、ベタと言っても過言ではないものの、武末作品ど真ん中でオールドファンとしては「そうだよねぇ、これだよねぇ」みたいな…。(笑)
具体的に言えば「悪役」であってもどこか憎めない…どころかマヌケですらあり、そこを容認できるか否かで評価が変わるかも?

髪をかきあげる

髪をかきあげる

Moratorium Pants(モラパン)

千本桜ホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

次第に関連を深めてゆくピースたち
最初はキーワードが共通する程度の複数の流れが次第に関係性を深めて行く構成が面白い。
また、ほぼ四方囲みの客席だったが、既製作品ということで、ごく一般的な舞台だったら…などと考えながら観て楽しむ。
いやしかし「強度的には大丈夫なのだろうけれども見ていてひやひやするからガラステーブルに役者を上がらせないでくれよぉ」と思っていたら、ト書きによる指定とは…。何たる戯曲!(笑)

葬式クラス2012

葬式クラス2012

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

44期ver.→28期ver.
変形同窓会もの系クロニクル?
いやはや、まるで同じ魚を最初はお造りで、次いで西京焼きで食べたように味わいが違う…。
聞けば44期の方が初演(未見)に近いそうで、基礎編と応用編的な関係、この順で観て正解か。
なお、28期・44期というのは劇中における卒業年次。なので両ver.の登場人物には16年の隔たりがあるというシカケ。
ちなみに実測上演時間は44期が75分、28期が80分。

天地に咲く 【全18ステージ無事終演致しました!皆様のご来場まことにありがとうございまいた!】

天地に咲く 【全18ステージ無事終演致しました!皆様のご来場まことにありがとうございまいた!】

劇団熱血天使

d-倉庫(東京都)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

志ver.
なるほど、3D写真の右眼用と左眼用の如く一方だけでも成立するが両方観ると作品世界が単品より浮き上がって来る、みたいな。
両ver.に共通する場面もあるが、演出が別人なためアングルが違う的なのも画期的?
ただ、こちらの終わり方は微妙に座りが悪いと言うか、完結した感が薄い気がしないでもない。(観た順によるものか?)
そんなところも踏まえて両編合わせた「全長版」を観たくなったり…。

天地に咲く 【全18ステージ無事終演致しました!皆様のご来場まことにありがとうございまいた!】

天地に咲く 【全18ステージ無事終演致しました!皆様のご来場まことにありがとうございまいた!】

劇団熱血天使

d-倉庫(東京都)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

華ver.
一言で言えば「裏から(あるいは女性目線で)描いた幕末」、それを時代ものではあまり使わない手法(←ネタバレBOX参照)も使って描いた意気やよし、的な。
が、今一つこなれきっていず、部分的にギクシャクした感が無きにしも非ず。

ネタバレBOX

ディッケンズの「クリスマス・キャロル」のように、霊が人に時空を超えた場を見せるのも、コンテンポラリーダンスによって人物の心象を表現するのも、現代劇では使うが、時代ものでは珍しいのではあるまいか?
ぎふと

ぎふと

劇団やったるDAY!

劇場MOMO(東京都)

2012/07/13 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★

一つの完成型?
タイトル通り「人に何かを贈る」気持ちを描いた複数のエピソードを複数絡ませながら、1つの謎を軸に据えて進める構成が巧みな上に「やったるDAY!」手法の集大成な演出・演技が加わり一つの完成型に達した、的な?
プレゼントを選びに街に出た時の演出も◎。

東京アメリカ

東京アメリカ

範宙遊泳

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/07/08 (日) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★

初演からさらに進化?
バックステージものというよりメタフィクションの要素が濃厚?
2年前の初演を観て内容はワカっていながらも大いに笑わせられる。
というか、元々よくできた初演に更に磨きがかかった感覚。
客を程よく巻き込む手口(謎)や次第にあれこれの境界が曖昧になって行く終盤も◎。

なお、これからご覧になる方々、できれば開演10分くらい前に入場されることを強く推奨いたします。本編の導入部的なアクトを観ることができます。

短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

劇団桃唄309

RAFT(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

Cプログラム+総括
総じて言えば他団体とのペアであったA・Bにおける桃唄作品は「よそ行き顔」をしていたような(笑)。
対して桃唄2本立て(「相部屋」「夏の庭そうじ」)のCでは尺の縛りさえ超えて「やりたい放題」的な?(爆)
なお、A・Bのカップリングもベスト。

短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

劇団桃唄309

RAFT(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

Bプログラム
子供2人(+α)で(多分初めて)留守番をする夜を描いたKUUM17「ヒゲの訪問者」は児童文学風。愛犬を亡くした少年の想いに対する周囲の反応と、ファンタジーっぽい落としどころが優しい。
後半の桃唄309「海へ」も、ある意味「招かれざる客」系だが、かすかに怪談臭が漂うような…(考え過ぎ?)

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