ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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背水の孤島

背水の孤島

TRASHMASTERS

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/09/09 (金) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

重量級
TRASHMASTERSOULから
毎回観てますが、どの作品も素晴らしいです。

今回は特に、時流の暗さの中で
重量級のストーリーと、超絶舞台美術がガッチリ噛み合って
凄みを増している気がします。

相変わらず、前半から後半へ、目の眩む転換。

矢継ぎ早に繰り出される会話の中で国家の存亡が決まるスリリングさには、
地震を経て現実感がようやく追いついてきた気さえしました。

3.11から半年が経ち、いよいよ舞台上にカタストロフィー的ともいえる
重い作品が出始める幕開けになったんじゃないかな、とも感じます。

アルジェの男

アルジェの男

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

二度目
8月上旬の暑い宝塚で観劇して以来、
なんとかもう一度観たいと思っていた公演だったので、
東京公演の後半に滑り込めてほっとしました(苦笑

というのも大阪でひとつ宿題をもらえたから。

最初に観たとき、隣り合わせたオバさんと話をしていて、
(再演だからか)「話(の筋)、若い人には古いんじゃないかしら?」
なんて、心配そうに聞かれました。

ただ、自分にとっては話が新しいか古いかは問題じゃなく、
そこに魅力的な人たちが存在していることがより重要で、
「古いかもしれないけれど、目新しいだけの作品よりずっと素敵だ」
って、こたえていました(優等生的?

そこで改めて、自分のコトバが嘘になっていなかったか、
もう一度しっかりこの目で確かめるため、
劇場で観なおしてみたいと思っていたんです。

改めて観かえしてみて、
登場人物のひとりひとりの描写、演技が、
非常に素晴らしいことが再認識できました。

大阪の時は主人公のジュリアンに行きがちだった目を、
東京では周りの登場人物にも向けてみると、
非常に少ない描写だけでそれぞれのキャラクターを
描き切っていることに改めて気づかされます。

また、ひとつひとつのシーンが非常に印象的で美しく、
簡単な輪郭では表せないところ
(なかなかどう言ったら良いか難しい・・コトバが足りずスミマセン(汗

ネタバレBOX

自分が特に惹かれたのは
盲目の娘アナ・ベルが死を決意して湖に向かうシーン。

文字通り、自分がいつまで経っても届かない遠く、
その見えない目でいったい何を見つめていたのか・・
悲しみともあきらめともつかない何かもっと別の透明でほの暗い何か・・
アンリに自分を重ねると、何か底の見えない湖のなかを彷徨うような不安と、
大事なものを失う、刺すような痛みとを胸に感じていました。

ひとつひとつはどこにでもある話かもしれない。

でも、人生はどこにでもあるような話の連続で、
そのどれもがかけがえもないから
誰もひとの人生に偏差値なんてつけられない。

どこにでもあっていい。古い話で構わない。
そこに人生があって、人が生きているのなら、
自分はそれだけで十分なんです。

宝塚は、携わっている人たちが愛情を持って接しているから、
触れるものすべてにそうした人生の手触りが感じられるのだと思います。
ファントム

ファントム

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはり人気公演だけあって・・
ちょっとチケット取るのが手間でしたけど、それだけの価値のある作品だったかな、と思いました。

中でも魅力的だったのは、やはり蘭寿とむさんの少年のように透き通った純粋なエリック(ファントム)。自分の醜い顔をみて逃げてしまう女の子に「怖がらせて悪かった」と言える絹のような心の優しさ(優しさにもいろいろあるので・・)、美しさを、十二分に感じさせてくれました。

まぁ、なんというか・・毎月宝塚を見ていると、見た目はおっさんになっても、心だけは少年のようにまっすぐでいたいと思うものです(友達からは気持ち悪いと言われそうですが・・(苦笑

アンソロジー5『五重奏』

アンソロジー5『五重奏』

エレベーター企画/EVKK

月眠ギャラリー(大阪府)

2011/09/18 (日) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

橋の脇のギャラリーに
散歩がてらにぶらりと入りながら、そのまま舞台の闇にふっと溶け込めるようなところがステキです。役者が至近距離にいて、余分なセットもなく、そしてたぶん描写が真に迫っているようでもあったので、自分は雨に濡れて駅まで歩く2人の女の子の姿が特に印象的でした。きっとすごくどこにでもあるような話なのかもしれないけれど、役者の声を通して、子供たちの時間を体感できることで、それがどれだけその女の子たちにとっては辛いことなのか、想像できる素晴らしさを感じたように思いました。

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