写真一覧（劇団印象派 : 全て）

冬

秋

夏

春

戦艦ポチョムキン

プロローグ

ウィジャボックス

心臓外科医であり人工臓器開発の第一人者でもある黒崎ケンジは、真夜中の病院で研修医の新谷レイカと情事を重ねる。
しかし、黒崎には結婚を間近に控えた婚約者がいた。
嵐の晩に黒崎のもとを訪れた婚約者の花岡マリは、彼と新谷が密会している現場に遭遇する。
恋人の裏切りを目の当たりにして気が動転したマリは、そのまま交通事故に遭い死亡。
自分の過ちから恋人を失った黒崎は、住んでいた家を売り払い病院も辞めて別荘に引き籠もる。
そこにはなんと、全身を包帯で巻いたマリの姿が……

手塚治虫を愛してやまない米山航平が、手塚の代表作でもある『BLACK JACK』にインスパイアされて描いた近未来型医療ミステリー。

脚本家・津島眞司は、かつての教え子であり恋人でもあった
未蔦美奈子と再び向き合うことを決心する。
しかし、その数日前に彼女は謎の死を遂げていた。
死体のない美奈子の葬式に現れたのは、別の過去を持つもう一人の美奈子。

降りしきる雨は、いつしか行方知れずの涙をたどる。
受話器の向こうから聞こえる追憶のメロディー。

海辺にある小さな町で、
津島は死んだはずの美奈子と再会する……。

「七月七日の晩に、天の川のほとりで待っています。
　雨ニモマケズ風ニモマケズ、僕はあなたを待ち続けます。」


ポラーノの広場にある一軒の売春宿、その名も『山猫娼館』。
日照り続きのモリーオ市からは今日も客足が途絶えている。
待ちくたびれた娼婦たちは毎晩のように夢物語に興じ、
夜鷹という名の醜い娼婦は決して叶わぬ恋に落ちる。
『セロ弾きのゴーシュ』の名を騙り夜鷹にラブレターを送り続ける化粧師・夢二。
そして、この芝居の狂言回しをつとめる、野良猫のノラ。
それぞれの想いはすれちがい、彼らが追い求めた夢は、美しくも儚く散る……

劇団印象派がおくる、新しい宮沢賢治の世界