第11回「有限要素法の正しい使い方 ~How to use the FEM~」以降を観劇。
難解なタイトルが多いのだけれど、それは必ず毎度の「要点」が組み込まれていて、それら要点が構成されている要素はすべて巧妙に仕込まれていて、十二分に面白い脚本にスパイスが加えられている感じ。これもたのしい。
描き方として、「日常的であること」を主とされていると思っていて、例えばオーバーアクションだったり声のトーンだったり、そのあたりがかなり「普通」で、「そこに普通にありそうなもの」を切り出して世界にしてしまうのが「味」だと思っています。
全体的に「観る側」にも「思考」や「知識」が必要になってきたり、「考察したほうが楽しい」と感じる演目が多いけれど、そういうところが好きなので、今後とも「思考を引っ掻き回す」劇団さんであってくれたらな、と。