海底歩行者 公演情報 海底歩行者」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    初めての劇団さん、京都初日を観劇。
    柚ちゃんが産まれ、少しの成長が嬉しく、楽しい日々が…

    娘の幼い頃、まだ見ぬ孫を想いつつ拝見。
    幸せな日々が続き、このまま終わって良いと思う位、愉しい内容でした。

    からの…突然の別れが悲しすぎ!
    ラスト涙溢れた。
    とても良かった。

    ps.個人的にラストの前のシーンはなくても

    ネタバレBOX

    あくまでも個人的な意見ですが…
    ラストの前のシーンはなくても良いかな、
    観客の自由な創造が限定されるような気がして…
    と思いました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ■約95分■
    子供を失った夫婦の話であることは、チラシを通じてあらかじめ観客に伝えられている。したがって、幼な子との幸せすぎる日々を掌編集形式で描いた前半を観れば、そのうちこの子はいなくなるんだ、夫婦はこれから愛児のいない日々を過ごすのだと考え、観客の胸は悲しさで張り裂けそうになる。子供を失ったと夫婦が気づく場面が、その悲しみに拍車をかけ、そこで幕切れとしてもいいぐらい。極言すれば、前半部分のみでこの劇は充分成立している。だが、それだけでは物語としての結構がつかないと考えたのか、後半では、子を失った夫婦の“その後”が、そして末路が描かれる。その“末路”について思うところは、ネタバレにて。
    愛児役を場面に応じてママ役の女性俳優が演じたり、パパ役の男性俳優が演じたりする演出が面白かった。

    ネタバレBOX

    舞台下手には金魚鉢が据えてあり、一家は金魚を飼っているという設定。これにちなみ、劇は金魚に擬した夫と妻がまるで追いかけっこでもするように舞台上を回遊するシーンで始まる。問題は、エンディング。同じく金魚に擬した夫婦がオープニング同様、連れ立って舞台上を回遊するのだが、二人は終始身を屈め、曲がった腰に手をあてがっている。二人が生涯添い遂げたことを暗示するこの幕切れには大きな違和感を覚えた。
    愛息子・柚(ゆう)君の死後、「柚君の所に行きたい!」と妻が夫に殺害を求めたり、夫が息子の生前から浮気していたことが発覚したり、夫婦の間には修羅場が相次ぎ、あげく妻は夫に離婚を提案。殺伐としたそれら一連のシーンを観ていると、とても二人が生涯一緒に居られそうには思えず、ラストが老夫婦となった二人の回遊シーンというのはどうしたって受け入れがたい。
    それよりは、長い暗転を間に挟んで回遊シーンの前に置かれた、“最後の旅”のくだりが終幕には相応しい。離婚前にもう一度だけ、と説得されて妻が夫と向かった先は、柚君をお腹に宿しての新婚旅行で、そして、無事生まれてきた柚君を交えての家族旅行で訪れた海辺の町。そこで海の上を走る柚君を見た夫婦は二人して海に飛び込んで柚君と再会し、三人で大気中をグングン上昇、やがて大気圏をも突破し、パパが「いつかみんなで(笑)」と柚君の生前に冗談めかして言っていた「宇宙旅行」を果たし、夫婦は声を限りに「柚く~ん!」と絶叫して喜びに震える。
    夫婦から柚君への果てしない愛情を描いた本作のラストには、柚君無しでは生きていけない夫婦による殉死とも言うべき入水自殺を暗示した、喜劇的でありながらもどこか切ないこのシーンが相応しい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    昨年上演予定の公演。糸井演出の、同じくアゴラで観た一人芝居(出演深井順子)を念頭に見始めたが(俳優名から女優二人と勝手に想像していたため道中記のようなものだろうと)、出演は男女。水槽の中を行く二尾のマイム描写(水中音)から、糸井氏お得意の照れ臭いカップル描写へ(しっとり時間を刻むようなほのぼの切ないギター楽曲)。両場面がシンボリック表現のタッチで折り重なって行くが、何故「海底歩行者」か、に合点するのは芝居(95分)の中盤。予兆としては芝居の割と早い段階にさり気なく、透明な水に小さく一滴垂らしたインクが希釈しても微かに残るように二人の物語に影を落とすが、平和な生活のさざ波にとどまると思いきや・・。
    これまで実力を秘めていそうに感じた程度だった伊東佐保の演じ力全開なる様を見て感服。丁寧に作られた、やはりコロナ期に改めてその手触りも愛おしくなる作品。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2021/10/15 (金) 19:00

    FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介が作・演出する、キム・ユスと伊東沙保による2人芝居。切ない話だが、いいモノを見せてもらった。95分。
     羽衣ではやらないビターなものをやりたい、とのことだったが、確かにビター。役者2人が巧くて、見えないものが見えるような感覚に陥る。最終盤のとんでもなくビターな展開は、それでも2人が少しハッピーになったと信じたい。

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