公演情報
「首切り王子と愚かな女」の観てきた！クチコミ一覧
-
実演鑑賞
満足度★★★
入場口の開演時間の貼り紙に「５分前にキャストが舞台に」という文字を見つけ、入場したら、舞台を三方向から囲む楽屋の鏡台たち。
袖幕も全開なのでキャストさんは出番がない時は鏡台の前に座って待機、出ずっぱりです。
舞台美術は、装飾は少なく、木材むき出しの台の組み合わせを、シーンごとにステージングと照明で転換していく。想像でシーンが浮き出てきます。
近衛騎士リーガンは叫び放しのイライラしっぱなしで、ストレスですが、高橋努さん演じるツトムと伊藤沙莉さんのヴィリの笑いのセリフには助けられました。 -
実演鑑賞
満足度★★★★
民を次々処刑する残酷な王子トル（実は可哀想な存在である=井上芳雄）と、王子の世間知らず＝無垢な幼さに気づいた愚かな女ヴィリの出会いと別れの物語。いつのどことも知れぬ王国の、ファンタジーであり、寓話である。独白、というより傍白（＝わきセリフ）が多く、物語の展開も含め非リアリズムの芝居である。その点では野田秀樹をほうふつさせる。家族劇などのリアリズム演劇で大きな成果を上げてきた蓬莱隆太の新たな挑戦であり、彼の持つ幅広さを示した。
冒頭、トルと兵士長ツトム（高橋努）
の首切りの処刑と、がけから飛び降りて死のうとしたヴィリの二人の出会いから、ズカリと王宮の核心に入っていく。トルの母、女王デン（若村麻由美）が実際は王国を仕切っている。兄王子ナルの3ヶ月後に生まれたということから不吉がられ、北の孤島に幽閉されていたトル。ナルが不治の病の床に伏したため、トルは呼び戻され、女王の手足となっている。
トルは王女ナリコ（入山法子）を抱こうとせず、ナリコはイケメンの兵士ロキ（和田琢磨）と影で密会している。王子の世話係になったヴィリは、「トルは子ども。首を切らされてるだけ。必要なのは遊び相手」とカードゲームの相手になり、王子を慰める。ヴィリは実は王族の歓心をかって、出世しようという下心もある。
数年前に家を出ていったヴィリの姉が王の家臣になっていた。近衛騎士リーガン（太田緑ロランス）である。リーガンは実は圧政をひく王を倒す組織の幹部であり、部下に、競馬に出場する王を狙い撃ちさせた。（この競馬はおもちゃの木馬を使って、なかなか見せる）そのとき、ヴィリが身を挺して王を守った。リーガンはとらわれ、ヴィリは第二？王女に取り立てられる。（ここまでが1幕） -
実演鑑賞
満足度★★★★
劇場新装のこけら落としがコロナ禍にぶつかったのは、不運だった。
ステージに向かって扇型に広がるスロープのある芝居を観るのは最適の７００程の客席を持つパルコ劇場の自前の制作作品である。ここで新しい渋谷劇場文化を打ち出そうという意欲が作・演出・キャスティング、美術など、舞台のすみずみまで溢れている。
なかでも、意表を突いたのは物語。
タイトルだけを見ると、時代錯誤かと思うようなタイトルだが、中身はいまをはやりのコミック原作を思わせる奔放なファンタジーだ。しかし、２・５ディメンションとは全然違う。作・演出の蓬莱竜太はもともと小劇場の出身で、小さな世界を得意としていた。それがデビュー以来２０年地道に経験を重ねてこの大型のファンタジーの世界で演劇を作った。時代も場所も架空の王国という現実の手掛かりが全くない世界を舞台にするのはかなり難しいが、成功すれば「スターウオーズ」のように大きく化ける。内々、そういう狙いがあるのかと思わせる器量の大きさがあるところが面白い。するとこれはエピソードXなのだろうか。
没落が忍び寄っている女王（若村麻由美）王国の跡継ぎ王子（井上芳雄）をめぐる権勢争いに揺れる王宮に庶民の若い女（伊藤沙莉）が巻き込まれる。愚かな身分の低い女と言われながら、不運な運命を背負った王子とともに王国の明日を開いていく。まぁ、なーんだと言われるような話ではあるが、変に時勢批判や時流に媚びたりしないでまっとうに現代のファンタジーを作ろうとしているところを評価したい。広いステージを生かして多くの構成デッキを組み合わせて舞台を作っていく美術も、歌える主演者を生かした印象的な音楽も、ベテランの中に一人入っている新進の女優伊藤沙莉も、なかなかいい。王子と愚かな女の違いをセリフで見せているところなど蓬莱らしい工夫である。
昼間の公演だがほぼ９割の入り。ファン客ばかりでないところも頼もしいが、こういう演劇がどのように発展していくかは、よくわからない。劇場の力量にかかっている。
zoe-fukuoka（1323）
Takashi Kitamura（755）
旗森（718）
この公演に関するtwitter
初日1週間前から「団体名」と「公演タイトル」を含むツイートを自動表示します。
（ツイート取得対象にするテキストは公演情報編集ページで設定できます。）
-
井上芳雄 ミュージカル 首切り王子と愚かな女 蓬莱竜太 読売新聞 https://t.co/48dqlGohxa マスターデュエル リ… https://t.co/XLA9j3p1QU #彼女はキレイだった #マツコの知らない世界 #nhk_jsclub #アクターズリーグ
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女 見てきたよ！ピカピカの久留米シティホールでね。 マイク音声さんは超大変‼️凄いよ。びみょうにつかいわけて。 井上さんの甘い声と歌の素晴らしさ。伊藤さんの体いっぱいの声‼️ナムナム。 https://t.co/16G0zOTbzY
3年以上前
-
この前の土曜に舞台 首切り王子と愚かな女の千秋楽公演観てきました！！ すごくシンプルな舞台装置に見えるのにくるくる色々な形に動くし、演者さんたちが演じながら舞台を動かして行くのは本当にすごかった。 なんの前情報もなく観に行ったんで… https://t.co/XyIP51jhIl
3年以上前
-
【STAGE SQUARE Vol.52】 7月27日(火)発売！ ＜劇レポ！＞『夜への長い旅路』／『音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」』／『ミュージカル「衛生」～リズム&バキューム～』／『首切り王子と… https://t.co/NVp7t15xyR
3年以上前
-
「首切り王子と愚かな女」伊藤沙莉ちゃん、あて書きかな？適役。少女のようで、でもあざとさも賢さもあって。独白も多い役だったけど、あのハスキーボイスが本音をはくとすごく実感あって。なにより生命力を感じる。
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女のパンフレットに出演者の座談会が載ってて、ここの井上くんの王子様論(王子様観)が興味深くて、機会があれば是非「少女革命ウテナ」をご覧いただきたい……！！と思ってしまった。 “幸せを運んで来る”ことを待たれる存在って、ウテナで描かれた王子様がそうだからさ…
3年以上前
-
ちなみに先週は首切り王子と愚かな女でブリーゼでした！！！！一時期はブリーゼに住んでるんか？ってくらい行ってたけど最近減ったな🤔これにオリックスとNHKホールが入ると本格的に会場間違う😇前一回間違えたことあってめちゃくちゃ焦った…余裕持ってお茶してたからまだ良かったけど
3年以上前
-
舞台 首切り王子と愚かな女 2回目 かわいすぎたんちゃうかな ⇒ https://t.co/0EtsuBm9e5 @ameba_officialより #アメブロ #井上芳雄 #伊藤沙莉 #首切り王子と愚かな女
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女 全公演、無事に終了しました。 劇場に足を運んでくださった皆様、 ありがとうございました！！ 一夜明けてふんわりしたままですが書きました。 https://t.co/t1tkLBRpPL
3年以上前
-
↓『首切り王子と愚かな女』を終えての伊藤沙莉ちゃんのメッセージ。たくさんの感謝の言葉が。ヴィリを生きてくれてありがとう。沙莉ちゃんのヴィリ、素晴らしかったよね！沙莉ちゃんだからこその説得力だった。
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女。何ていうか全体的にメタファー表現で、あのセットは『この世は舞台』を地で行くやつなのか？って思いつつ、所謂“0巻”な話だったなーと。主人公の話は始まってないので。これから始まる！ってとこで終幕。カタルシスはあるけどそこが不満かなーと。
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女を観に🚗東京ゲゲゲイのBOWちゃん目当てだったけど…目の前で観る舞台は迫力が凄い‼️笑ったりジンとしたり。演技の凄さ。演出の凄さ。席遠かったけど逆に舞台全体が観れて終始その世界に入り込んだ✨行って良かった😆… https://t.co/J9rVvDHo2b
3年以上前
-
今日は久留米で「首切り王子と愚かな女」観劇。まさかこんなに泣ける話だったとは…。伊藤沙莉さんがとてもよかった😌大千穐楽だったからか蓬莱さんも舞台に上がって挨拶されてた。大変な状況の中地方公演までやってくれて本当にありがたい。 https://t.co/QRmr5lCQZt
3年以上前
-
舞台『首切り王子と愚かな女』全32公演が終了しました。ご来場頂いた皆様、応援してくれた皆様ありがとうございます。蓬莱さんが紡ぎ出す言葉に想いを巡らせ、発することができ、素敵な仲間と出会えたことに感謝しています！本当にありがとうござ… https://t.co/OV196lqlEE
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女 閉幕してしまったぁ… 確かにロキ、ナルトル王子は ルーブ王国に生きてた…🏰 ヴィリも幸せになって欲しい🍀 和田さんの俳優人生にとって大切な 作品になるんだろうな…⭐︎* そしてPARCO劇場でわだともさん… https://t.co/GkB8cxPNK5
3年以上前
-
思えば生の舞台を観るのは一年半振りでは？久留米で『首切り王子と愚かな女』観てきた。 国家と継承のシステムとその歯車としての人とそれでも人間として生きるとはどういうことかという話。ちょこちょこ笑わせに来るけど辛い。 芳雄の歌もう一回… https://t.co/KdhklH3yza
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女、近年みた舞台の中でぶっちゃけベストだったかも。伊藤沙莉さん目当てにいったけれどキャラクターすべがちゃんと、全員生きていて素晴らしかった。そして井上芳雄の歌の超絶うまさをここで活かすか、という。こんな日が来るとは！って感じだけどよしお君に超萌えた……。やっば！
3年以上前
-
昨日「首切り王子と愚かな女」行ってきました…！もんのすごかった… 現代を生きる大人のための寓話。ファンタジーってそうだよね、本来こういうものだよね…と思わされて、客席の感情飽和度がすごかったです。 語り尽くせないけど語りたくなっち… https://t.co/lgD8H1mAxD
3年以上前
-
୨♡୧ @HarukiJimbo ୨♡୧ 今日は仕事が急遽休みになったので、首切り王子と愚かな女 という舞台の大千穐楽観てきました❤️🔥 先日はるきくんが見たというGREAT PRETENDERもとても気になっています！！当日券あるようなら（？）観たいです！
3年以上前
-
@yumi4577 カツサンドさん、 閉幕してしまいましたね… 「首切り王子と愚かな女」 この作品、和田さんにとっても、私たちわだともにとっても、大切なモノになりましたよ、理由は書き切れませんが💦 その中で、カツサンドさんにお声掛… https://t.co/Chpz2MKedF
3年以上前
-
『首切り王子と愚かな女』観劇 寓話と１部の内容から受けたイメージとは全然違った結末だった。 でも毒にも薬にもなる台詞の数々と役者さんの演技。何度でもみたいと思う好みの作品。 井上芳雄さんの呪いを解いてしまいそうな歌声も伊藤沙莉さんの意思の強さを感じる唯一無二な声、どちらも好き。
3年以上前
-
『首切り王子と愚かな女』千穐楽✨ 昨日から引き続き観劇。ダークなファンタジー、色んな思惑と感情とが入り交じってて、考えさせられる作品だった。 観られて良かった、楽おめでとうございます㊗️ https://t.co/cSwH6KfX0X
3年以上前
-
久しぶりの観劇😀 「首切り王子と愚かな女」千秋楽に行って来た それぞれの登場人物が関わって紡がれる願いとやるせなさと反対に軽妙なセリフ ストーリーもセットも音楽も良かった！木製の馬がかわいく見えてくる😆 円盤出てくれたら嬉しいな… https://t.co/yaohc3pWfz
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女大千秋楽おめでとう🎊 パワフルに走る沙莉ちゃんに癒されました！ 沙莉ちゃんに会って倍好きになりました 好きがとまりません @SaiRi_iTo https://t.co/cX1su5aPAG
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女、2回観劇して、1回目は国というシステムの崩壊と個人の関係みたいな、俯瞰した見え方で楽しんだけど、2回目は結末を知ってるから、何も知らないトル王子に対する女王デンの言葉に、最初から心を傷めながら観ることになってとてもしんどかった 2回目は随分泣いた
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女。ガツンというよりじわじわくるな。観に行ってよかった。観に行けて良かった。 芳雄さんに惹きこまれたし、沙莉さんが魅力的ですきーーってなりました。あと、お2人が並んだ時の身長差にキュンときてしまいましたね、最高でした。
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女、ヴィリがトルから生き甲斐そのものを見つける結末じゃないのが良かったなと。 ファンタジー成長譚って普通は主人公の"自分探し"の旅だけど、これはヴィリが"自分探し"を始めるまでの話。
3年以上前
-
@bowgegegay BOWちゃんお疲れ様でした🎵 舞台凄い良かったぁ😂生で観る皆さんの演技は迫力あったし、舞台転換の方法が凄い✨始まってから終わりまで、首切り王子と愚かな女の世界にドップリ🎶BOWちゃんのおかげで素敵な舞台を観… https://t.co/dFdVxBOBwh
3年以上前
-
首切り王子と愚かな女 唯一もっと…と思ったのが 井上芳雄さんの歌 もっと聞きたかったなぁ しかし、あの舞台は凄い 人間のイマジネーションって凄い もちろん、役者さんあってのことだけど…
3年以上前
