libido:青い鳥 公演情報 libido:青い鳥」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    ■85分弱■
    以前観たモメラス版ほど演劇表現としてトガっておらず、子どもにも楽しめそうな仕上がり。原作が長大ながらも童話である以上、小道具の多くが段ボール製や布製で手作り感に満ち、いい意味で学芸会的、取っつきやすくてあたたかいlibido:版のほうを私としてはより支持したい。舞台前方と後方を仕切る布製の幕をうまく使った演出などは、子どもたちがこの劇を上演する際、大いに参考となることだろう。何より称賛したいのは、幼い兄妹の配役。チルチル役にもミチル役にもこれ以上ないほどふさわしい役者を配し、違和感を覚えることなく楽しめた。とりわけ、ミチル役の荒木千佳さん。獣をこわがる様子などを巧みに演じて、本当にあどけない少女に見えた。配役を決めた演出家はもちろん、荒木さんの演技力にも天晴れ!

    ネタバレBOX

    ただ、ラストには違和感。青い鳥は身近にいたということが明示的には表現されておらず、隔靴掻痒の思いだった。青い鳥がすぐそばにいたことはやはりこの劇の肝。黙劇ではなく兄妹にセリフを言わせ、なんなら隣家のお婆さん、娘なども登場させて、きちんと表現すべきでは?
  • 満足度★★★★

    利賀演劇人コンクールで2017年の優秀賞を取った3名(いずれも「青い鳥」演出で/最優秀賞無し)の内、二席(二等)の受賞者・岩澤哲野氏による作品。但し利賀では60分、本作は15分ばかり長いバージョン、さすが「演出」コンペ受賞作とあって演出で魅せていた。
    利賀での他の受賞者は一席・松村翔子(モメラス)、三席・Ash(カワサキアリス)。「青い鳥」3バージョンを是非セットで観たいと思ったものだが、上の二名の「青い鳥」(一つは受賞作そのものではないが)は目にしたのでこれでピースが揃った事になる。Ash氏のは「利賀では端折ってしまった箇所」(「青い鳥」後半、誕生を待つ魂の世界)をモチーフにした独特な二人芝居で中々興味深かったが、松村氏のはほぼ利賀上演版でSTスポットという狭い場所で観た。コンペが「テキストvs演出」のバトルを見るものとすれば、前者はオリジナル・テキストのため考察できないが、後者及び今回のは確かに演出的側面の色濃い舞台。松村演出は(細部は忘れたが)空間を四角く縁取り、窓を思わせる木枠を使い回して細やかに場面を転回する俳優の動きが印象的だった。今回のはチルチルとミチルを男女の性別通り特定の二名を配し、他は黒っぽい被り物的羽織をまとい、コロス的に立ち回る。二人の演技がナチュラルであるのが(この場合)特徴と言えるだろうか。今回アゴラの通常の入口側をステージとしたが、その理由がラストに判る。寝ている兄をそのままにして、妹が扉を開けると、現実の光が差し込む。自然光の雄弁さが際立った(これは時間帯を選ぶが、会場に合わせた演出なら今回だけの特典という事に)。

    ネタバレBOX

    件の演出を拡張するなら(というか私の好みを言えば)、ラストの構図の劇的効果を残して、カーテンコール無し、暗転の後俳優は皆いなくなって、先程の扉だけが開いている。全てが夢であったクリスマスの朝を観客も迎えた的な。無責任な意見だが。
  • 満足度★★★★

    知らないことばかりでした。

    ネタバレBOX

    チルチルとミチルが青い鳥を探しに行く話。

    漠然としか知らず、死んだ祖父母やきょうだいのいる死後の世界や、未来の世界へ行ったことなど知りませんでした。ましてや、覚醒剤の世界でロレロレになって幸せになっているチルチルをミチルが救うことなどまるで知りませんでした。
  • 満足度★★★★

    メーテルリンクの「青い鳥」は、てっきり知っている話だと思っていたのに実は知っていたのはラストだけだったと今頃になって気付きました。
    探しもの(青い鳥)を通じて、こんなにも幻想的な冒険の数々が描かれたた物語だったなんて全然知らなかったです。
    しかも皆が心浮き立つ、このクリスマスの時期にピッタリな作品であることも。

    手作りの刺激でいっぱいの舞台。
    人が亡くなった後の「思い出の国」や生まれる前の「未来の王国」
    そして「夜の御殿」等々、チルチルとミチルが次々と導かれていく世界は「未知」と「再会」のワクワク感と、途方もない生命の道のり、闇と光、奇妙な味のダーク感。

    貧しさの中、クリスマスの綺麗な御菓子に焦がれる2人の兄妹にも、これから沢山の「初めて」が
    物語からそんな幸せを実感でもって感じられるのは、やっぱり大人になってからだろうなと。

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