公演情報
「あつい胸さわぎ」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/29 (日)
意外性や事件性は控え目なれど…こんなにも引き込まれて沁みてくるのは何故だろう。過去 観た中で最も身近に起こり得るiaku作品だったが、登場人物の内面や関係性が如実に伝わる丁寧かつ自然な演技演出ゆえなのか、人の想いの機微に触れられる作品でした。
千夏の会話のトーンが相手によって如実に移ろい心情を表すのがとても甘酸っぱい。昭子の見事な天然大阪オカンぶりには何度も笑わされたし、木村係長のキモい笑いは不思議に惹かれたし、完璧お姉さん 透子の不意に表に出た可愛さと… コロッといっちゃう意外な現実は印象的。そして… 若くして悪魔のごときイケメン天然たらし振りを発動したコウちゃんには驚きを隠せない(笑)
そうやって、しっかり作り込まれた登場人物のディテールが色んなことを感じさせてくれた。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/14 (土) 14:00
iaku今回で3作品めとなる観劇(1作目は小松台東とのコラボ)で、毎回、「最高!」が更新されます。関西弁の軽妙な会話と、いろんな形の恋愛模様と、重いテーマとのバランスが抜群。ステージ上と客席とが地続きで、自分の身近で起きている出来事のようでした。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/22 (日) 19:00
太陽のような親子のふたりがいとおしすぎます。
ひとの気持ちに寄り添った何とも丁寧な戯曲。
配役が絶妙。みなの芝居にすきがない。辻凪子さん良かった。
満足度★★★★★
期待にたがわぬ、笑えて胸のきゅんとする舞台だった。横山拓也さんの台本も、幅一メートル程度の段々を立体的に組み合わせて、家や、職場や、喫茶店や、街頭を自在にイメージさせる装置も、俳優の自然な演技もとてもよかった。
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/28 (土)
とても面白かったです★iakuの作品は主人公が事故や病気によって人生が歪んでいく物語が多い印象なんだけど、単に苦しくて暗い話じゃなく【明るい希望に向かって行く姿】が見れるんでいつも心が打たれます☆
今回は辻凪子さんの演技がとにかく素晴らしかったです☆会話する相手によって微妙に表情が変化するのが凄い説得力でした☆そして登場人物全てが魅力的なキャラクター達でしたね♪
満足度★★★★★
観た後に「心地良い疲労感」を感じる時、私は「いい芝居を観た」と噛みしめる。今回もそんな体験を久しぶりにした。「この作家が面白いよ」と、とある小劇場で教えてくれた人に感謝だ。会話劇が実に面白く関西弁のテンポの良さが生きている。観劇しながら登場人物の人生の一部分をともに体験できる素晴らしい舞台だった。今後もこの作家の舞台を見逃さないようにしたいですね〜。
満足度★★★
■110分弱■
子育てと養育費稼ぎのための仕事に追われ、女を忘れたままイイ年になってしまったシングルマザーのおばさん(あえてこの言葉を使います)が女を取り戻し、恋愛することは可能か?本作のテーマの一つである、この問題に強く関心を持って鑑賞したのだが……
実演鑑賞
満足度★★★★★
親子のやりとり、それぞれの人間関係のやりとりに小気味良くウケる観客。
親子だからゾロっとしたパンタロンファッション似てるんだ・・
枝元さん少し太ったんじゃないか・・のひょひょんとした瓜生さんいい味出してるな・・
と、なんとなく観てた前半とは一転、想いを言葉で出し始めてからの後半は、
この人たちはどうなっていくのかと、ジッと見つめてるのみ。
優れた脚本の行間を生かす、素晴らしい役者の力量に浸るのみ。
泣きたくなる芝居の定番、女性たちの鼻すする音はもちろんだが、
男性たちの鼻すする音は初めて聞きました。むしろこっちの方が多かったかも。
良いお芝居でした。
満足度★★★★★
予備知識なく初めてのiakuの舞台。会話にリアリティがあって、笑えるし、泣けるし。会話が中心で、人物の生活像はほぼ描かれていないけど、会話が本当に丁寧。紅い毛糸がぐるぐる張り巡らされた階段状のセットも、いろいろ考えられて秀逸。これもキャスト変えちゃうと雰囲気がらっと変わっちゃうだろうな。
満足度★★★★★
4、5回観ただけだが、iakuには体調を整えて行かなくてはと、思っていた。だが2018秋に三鷹「逢いにいくの、雨だけど」は、テーマの切り口が今までと違って、重い内容なのに明るい日が差してくる気持ちになった。脚本、演出、演技のバランスもよくて、ええ芝居を観たなぁと感じた。
だからこその、次回作への期待を、「あつい胸さわぎ」は軽々と乗りこえてくれた。
間がよくて、つい笑ってしまう丁々発止のやり取りで、各々のキャラや関係性が浮き彫りにされ、自然に物語に引き込まれてしまう。
そしてちょいちょい、予想の斜め上をつく展開や台詞に、胸をつかまれ、泣かされ、考えさせられました。
今回の脚本、演出、演技もバランスがよく、やり過ぎ感が無くて、そこがリアルでした。想像の余地があるところも好みでした。
白木の台がランダムに組まれた抽象的な舞台も、余計な情報がない分、台詞や演技で情景が想像できてよかった。
柱の上に渡された赤い糸が、素敵なアクセントになっていた。
満足度★★★★★
流暢な関西弁によるセリフ運びやリズミカルな間とテンポが見事。どこにでもあるような、可笑しくてやがてシリアスな日常が丁寧に描かれて惹き込まれる。
たまたま腕時計をつけ忘れたまま観劇したけど、演技に見入っているうち時間を忘れ、気付いたらあっという間に2時間弱が過ぎていた。
登場人物は皆、誰かの期待を裏切ったり裏切られたりもするけど、その移り行く心情に無理がなくて理解できるし「生きてりゃそんな事もあるよなー」と納得してしまう。人間の心情が美しく、時に切なくハーモニーを奏でる。
登場人物同士の言葉のやり取りや血縁、想い、関係性(あと母親の勤務先の刺繍糸)を暗示し具現化したような赤い糸と木の柱の舞台美術も素晴らしかった。しかし、なぜ柱は登場人物の数である5本ではなく1本多い6本だったのだろう?残り1本が示す不在の人物が誰を指すのか分からなかった。
満足度★★★★
アゴラでiakuと言えば「車窓から、世界の」、と思っていたらもう三年前。瑞々しい清冽な空気の中に駅のホームが浮かび、人間模様を「覗き見」する感覚だった。元来笑いを書き込む関西の人らしい(?)作家のようだが昨秋の「逢いにいくの、雨だけど」のようなシリアスなのもある。本作は前半笑わせるが本題は神経過敏な十代の懊悩、年不相応な事態にも遭遇するがその受け止めも含めて「大人」への移行期の懊悩、が大きくは描く対象に見えた。俳優がその持ち味を如何なく発揮して躍動する舞台に。
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/17 (火) 19:30
105分。休憩なし。
ラストの母と娘の会話シーンに帰結する物語。iakuらしい、と評していいのか。非常に自然な会話のやり取りで紡がれる時間は、演劇の時間としては珠玉だった。娘の乳がんを扱っている事もあり。男性と女性で、受け取り方に差があるかな、とも感じる。
前回作に非常に感動したため、感情の意外性、みたいなものも、作品に求めている自分がいたたのだけれど、展開される物語は割とありふれたものだったかもしれない。その点、ちょっと期待値を上げ過ぎたかなぁ、という感覚があり。
満足度★★★★★
シーンの繋がりが見事にスムース。
サクサクッと秒速で入ってくる登場人物の人柄や関係性。
いや…実際には観劇中、そんな事すら意識せず、彼等の地に足のついた日常生活をただただ楽しく笑って見入っていただけなのではありますが。
高い脚本・演出力と演技力が見事に合致した舞台は、もう理屈抜きに引き込まれてしまいます。
母と娘、歯に衣着せぬやり取りが何とも大阪的で、やたらと吹き出してしまうし、取り巻く人物達との距離感、みんなみんな人間的にとても面白い。
そんな二人にやったね!恋の予感。
何だか観ている方も自然とニヤニヤワクワク。
そう、こんなにですよ、こんなにもガッツリ観る者の心を掴んでおいて、まさかあんなところ(運命)に連れて行かれるとは夢にも思っていませんでした。
まさに「ちょっマジかっ!」です
確かにほんのり気になる影はあったし、段階も踏んではいたのだけれど(伏線というより、こちらの後付け解釈としても受取れてしまう部分の演出が憎らしいほど巧い)
ガッツリ心掴まれたまま彼女等の心情と向き合う事になったものだから、非常に辛かったです。
もちろん苦情ではなく、まんまと演出意図にドはまりしたという事・・・
観終わった後、心の引き出しの中に「覚悟」という生きるうえで絶対必要なモノをそっと忍ばせてもらった、そんな気持ちになりました。