舞踊・バレエ

武内靖彦+深谷正子 7日間連続デュオ

未遂の調合

デザイン:坂巻裕一

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舞踊・バレエ

武内靖彦+深谷正子 7日間連続デュオ

未遂の調合

実演鑑賞

ダンスの犬ALL IS FULL

スタジオサイプレス(東京都)

2017/12/11 (月) ~ 2017/12/17 (日) 公演終了

上演時間:

公式サイト: https://www.facebook.com/events/130601707626701/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
調合 70+70 ー 新しい砂漠 ー 
齢70の身に「モダンダンス」だ「ブトー」だと云った識別は消滅しているが、錬金術の昔から調合して「金」を当てようとするヒトはいる。そして多く「金」に代わって調合の失敗が「発見」を生んできた。

『未遂の調合』に寄せて かとう当夜
舞踏の秋波をかいく...

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公演詳細

期間 2017/12/11 (月) ~ 2017/12/17 (日)
劇場 スタジオサイプレス
出演 深谷正子、武内靖彦
演出
振付
料金(1枚あたり) 1,215円 ~ 2,500円
【発売日】
前売・予約—2000円
当日—2500円
通し3日—4500円
通し7日—8500円
定員—24席
公式/劇場サイト

https://www.facebook.com/events/130601707626701/

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 12月11日(月)19:30
12月12日(火)19:30
12月13日(水)19:30
12月14日(木)19:30
12月15日(金)19:30
12月16日(土)17:00
12月17日(日)17:00
説明 調合 70+70 ー 新しい砂漠 ー 
齢70の身に「モダンダンス」だ「ブトー」だと云った識別は消滅しているが、錬金術の昔から調合して「金」を当てようとするヒトはいる。そして多く「金」に代わって調合の失敗が「発見」を生んできた。

『未遂の調合』に寄せて かとう当夜
舞踏の秋波をかいくぐりながらもほぼ徒手空拳の身探りで時々の舞台に訪れ続けてきた武内靖彦と、モダンダンスから出発しながらも、舞台と生活、具体と抽象の繫ぎ目を探り続けている内に必然的にジャンルからはぐれていった深谷正子の初共演である。それぞれの道筋で違う景色の中をくぐりながら、二人に共通していることがあるとすれば、誰も正解不正解を教えてくれない、影響や参考や憧れの対象はあっても結局のところお手本はない、そういうことを何十年とし続けてきた、という点だろう。だからこの二人の独立者その存在力を培ってきたものは、身に付いた経験や技術の背後に無数にあった、むしろ確固としないもの、曖昧や不安や寄る辺なさ、返ってこない答えの行く末、といった、年齢の無い空気のようなものたちだったのではないだろうか。「あなたがしていることはダンスですか?」と問われれば二人とも、おそらくは一瞬答えに詰まってしまう、その呑み込んだ躊躇いの距離感は意外と近いような気がする。
二人の踊りの景色を構成するものは全く違っている。深谷正子の不吉な生理、吐き出される息の不透明さ、夜のからだの軋みや重さ。武内靖彦の頭上に広がる無回答の空、振り返る先に遠のいてゆく朝、見知ったものたちの不思議。まるで違う街を彷徨っていたような二人が、隙間や体内や枕の下、記憶や風や剥がれ落ちそうなものといった、遠近法で位置づけられない、迷子になりたがってでもいるような糸口をそれぞれに辿りながら、ずっと来て、ふと見れば同じ交差点に立っている。地続きであったことの眩みに揺れる。地図を持たない者同士が交錯するその場所はたとえ中野の野方にあっても地図に描けない場所であることは間違いない。地図の無い街では迷子こそ迷わず、踊るだろう。

Shall We Dance
「わたしは宿命の紅い靴(コレは私の比喩)を履いたようなダンサーじゃない」と開口一番フカヤさんは自分を紹介した。「ダンスの犬」とか「All is Full」といふコトバのセンス通りにサクッときたが、一体どうしてフカヤさんは私に「当り」を付けたのか? 一緒にヤリましょう、といった案件には極めて慎重なスタンスで、それも腰を退き気味に、浮かぬ顔して相手を窺う風にやり過ごしてきたものの、このたびは? 
「構え」を取ッ払ッたヒトの空気の感染は早い。コトバよりも先にフカヤさんは婉然と笑み零れつつ眼前にましましているではないか、ズーッと前からそこに居たように。なけなしの私のガードは手もなく解体され跡形も無く、気づけば更地に滑落し対座しているような塩梅に。アレよ、アレよと云う間もなくスルスルと決まっていく。「お互い70(歳!)じゃないっ!」など絶妙に合の手がはいりつつ日にちが決まる! 場所が決まる! タイトルは? 私にすればスローな拉致との遭遇みたいに「運ばれていった?」   
10月12日 深谷さんと夫君玉内氏 来宅の日 武内靖彦

一度気になったら、何年も気になったまま風化せず忘れた頃目の前を旋風の様に、その時々の印象を変質させながら私の体にぶら下がっている人がいる。それが武内靖彦である。
出会った時からほぼ30年の月日が流れている。
70才の声を聞き闇雲に一緒に踊りたいとアタックした。何処を見ているのか分からない空虚な目付きにも吸引されたのだと思う。
恐らく正反対の生き方をしてきただろうと思う。その異質であることがどのように調合されるか否や、楽しみである。
深谷正子
その他注意事項 今回は席数を24席とさせていただいております。可能な限り追加席を用いずに干渉いただきたいと思っております。事前のご予約を是非お願い申し上げます。開場は30分前。
スタッフ 出演…武内靖彦+深谷正子
寄稿…かとう当夜
照明…玉内公一
音響…望月隼人
宣伝美術…坂巻裕一
協力…加藤智也
製作・制作…スタジオサイプレス、ダンスの犬 ALL IS FULL

[情報提供] 2017/11/25 16:15 by sakama91

[最終更新] 2017/11/25 16:15 by sakama91

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