アテネのタイモン 公演情報 アテネのタイモン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    気合いの入った渾身の作品。見応えあり。

    そこまで人を呪うかというタイモン・吉田鋼太郎さんの熱演。
    将軍役・柿澤勇人さんの、客席での一人舞台のようなシーンに迫力あり。

    観客はスタンディングオベーションで、蜷川幸雄さんから引き継いだ、吉田鋼太郎さんの新しい「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の開幕を祝った。

  • 満足度★★★

    私の記憶にあるストーリーとは少し違っていたので興味深いものだった。1幕2幕と長丁場だったがその時間も苦にならないスピード感と数々の世界観。ライティングがシンプルながらも美しく魅了された。

  • 蜷川さんの後を継いで、鋼太郎さんが演出。
    開演前舞台上には、アップをしている役者さんたち。
    そして、鋼太郎さんが登場し、拍手が起こる。
    そして、それぞれ準備が整い、
    鋼太郎さんの「よし、やるか!」の一言で整列し、舞台が始まる。
    もう、カッコ良すぎて、鳥肌。
    出演者の8割以上が知り合いで、みんなが舞台上で輝いてる姿見て、すごく羨ましかった。
    蜷川さんの演出を受け継ぎつつ、いつもAUNで見る、鋼太郎さんの色も入ってて、凄い作品になってた。
    鋼太郎さんの演技が流石すぎて、もうずっと見ていたい。
    とにかく、年末に凄い作品を見ることができた。
    しかもU25割で2000円。小劇場より安いって…。

  • 満足度★★★★

    当日券を期待して、ハプニングで前の席。オープニングの舞踏会さながらが圧巻でした!内容は、過剰なるあやしげなサービスは、みんなでろくでもない結末など呼び込みます。その責任は、勿論本人なのですが、おバカな愚民はキズを大きく大きくしていくのであった!

    ネタバレBOX

    毎日陽気にみんなに親切にする。そのことで,彼は人格者だったり人気ものだったりする。だからといって,よく考えたら話がどこかおかしい・・・って,話題になってもおかしくないだろう。そのしあわせな出会い,やりとりを誰かが,まちがっている。だまされるな,あとで仕返しされるぞ!って,どうして言い出さないのか。たしかに,そのような集団催眠のようなゾーンにはいっている。

    このシェークスピアの『アテネのタイモン』では,藤原竜也がひとり早いうちから,吉田鋼太郎のあやうさ,偽善性を暴いている。さらに,彼にたかり,コントロールしていく集団というもの,民衆は真の悪党なのかもしれない。ただ,そのような愚民たちに,翻弄された吉田鋼太郎を笑うべきか,彼もまた破れかぶれで破滅への道を楽しんでいたのだ。何が悪い!

    演劇の中には,人生がある。ふだんの生活でも見事に同じようなコメディがくりかえされている。そのような嵐の中に自分もよく遭遇する。シェークスピア演劇は,人生の欠陥,人生のおそまつさ,裏切り,憎しみ・・・そういう連鎖を的確に再現していく。恐ろしいのは,冷めた目で,ひとりその痴話騒動を観察していると,たいへんな目に自分もあいかねないということだ。

    おもしろい演劇,人生の恥部というか,軽薄な判断,・・・それらをシェークスピアはみんな知っていた。たまには,苦しい,哀しい演劇を観るのもありだ。

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