お彼岸の魚 公演情報 お彼岸の魚」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    ポストトークが
    演出・ごまのはえ氏と渡辺えり子さんとのポストトークの回に行ってきました。
    渡辺さんのパワーに圧倒されっぱなしのごまさんが、舞台上で見せるダイナミックかつフリーキーな姿ではなく、むしろいつもの稽古場周辺で見かける姿だったことに、ささやかな安心感を覚えました。
    ニットの芝居を東京で見られるのは嬉しいですが、やっぱり京都での公演を大事にしていってほしいですね。

  • 満足度★★

    個性
    普通

  • 満足度★★★★★

    すげ!
    こんな芝居をこそやってみたい!とすら思ってしまった。
    そのくらいピッチリと肌に合った芝居でした(賛同者不要)。


    全然ノーマークだったなぁ…

    ネタバレBOX

    入場直後からセットの作りこみ方がすごくいいな、と思って眺めていたら、本編中で超ビッグサイズの大仏が登場するわ舞台狭しと「関係ない人々」が暴れまわるやらハイテンションLIVEが始まるやらでカオス状態に。


    その上で謎を残しつつしっとりと幕を引くラストシーンの感触がすこぶるクールで、魅了されました。脱帽。
    でもこれ、一部のジャンルの舞台人から見れば邪道もいいところなんだろうなぁ。
    (だからこそツボを突かれたんだ、きっと)
  • 満足度★★★

    しつこいギャグが面白かった。
    真実はどうなっているのか、
    いろいろ考えさせられる展開は楽しくもあり
    掴みどころがない感じでもあり不思議な感じでした。
    ギャグはむちゃくちゃしつこくて好きでした。

  • 満足度★★★

    関西風?押しの強さに負けました
    風邪を引いているときにぴったりな朦朧お芝居でした。

    レンタルビデオ店で並ぶとすれば、「サスペンス」か「ドラマ」

    ネタバレBOX

    突然マイクを持って歌えといわれて、前奏の間は「え、なんでなんで」みたいな感じで戸惑っているけれど、前奏終わったとたんにばっちり歌いだすみたいなべたなことも、「なんだそれ・・・」と思わせるまもなく、これでもかこれでもかというべたな振り付けや無理やりな盛り上がりで根負けして笑ってしまいました。

    この押しの強さは関西風なんでしょうか。
  • 満足度★★★★★

    お持ち帰り
    見ている最中も、芝居に引き込まれ集中してるけれど、
    他のことも考えてしまうし。
    見終わった後は、後で、沢山の考えるコトを
    渡されたような、長い余韻が楽しめる素敵なお芝居でした。

  • 満足度★★★★

    謎だらけ
    記憶と存在、というテーマは多分、繰り返し問われてきた問題。
    決して答えは出ないのだけど。
    でも、それをめぐるドラマは興味を引く。
    作りこんであるセットも目を引きました。

    ネタバレBOX

    後半、一気に駆け抜けるように終わって、でも気がついたら謎はなにも解決していないような・・・
    きっとそれが「導き出されたもの」なんでしょうけど。
    関係ない人々は、普通に見ても面白いし、テーマを掘り下げる意味でも面白かった。
  • 満足度★★★★

    アフタートークまで
    人の記憶を扱った作品はわりと好きなので、こういう記憶が交錯し混乱する話はややこしいながらよかったです。最後の歌とダンスも楽しかったけど、むしろ前半の複雑なテイストから抜け出したくなかったかな。渡辺えり子さんとごまのはえさんのトークもテンションの違いが笑えました。

  • 満足度★★★★

    不思議
    予想外、というのが素直な感想です。
    とにかく、混乱させられっぱなしでした。
    実にシュール、変に空想的。そのバランスが、とても好きです。
    見終わった後に、色々と考えることの出来る、好きな作品でした。

  • 満足度★★★★

    いい意味での
    気持ち悪さがGood。
    会話劇としてもよい作品でした。

  • 満足度★★★

    深層心理に食い込むような~
    そうでなくお気楽なような(^^;; 仕掛けが多くて自分に攻め寄ってくる。
    「お前は?どうだ?どうだ?」って感じで。最近物忘れが激しくなったので
    身につまされる話であった(違うか)個人的にはシイラ役とチヌ役の役者さん
    好きでした。

  • 混乱
    日常のものがたり、と見せかけてかなりシュールな世界が展開。
    長沼久美子さんが好演。

  • 今度はコントが見たい
     後半の怒涛の展開が面白かった。
    コントが凄く得意そうなにおいがしたので、今度はコントが見てみたい。
    と思ったらカラフル2という企画でやるらしい。是非見に行きたい。

  • 満足度★★

    次回も観てみたいです。
    「演劇でしかできないこと」をやっているという点は素直に良いと思いました。わからなさを楽しむ、観客それぞれに委ねる、という部分もどちらかというと好みです。ただ、それを成立させるための前半部分の芝居が、アイディアに追いついてないという印象を受けました。
    個人的にはやりたいことと、芝居が一致してるように感じられた終盤部分が好みです。
    ポストパフォーマンストークでの話や、他の方のクチコミを読むと、いくつかのタイプの芝居をやってるようですので、また観てみたいと思います。

    ネタバレBOX

    前半をあそこまで緊張感や物語で引っぱらず、素直に違和感に徹しても面白かったかなという気はします。

    テーマの「記憶」の扱いは面白かったのですが、「存在」に関してがすっと入ってきませんでした。
    一つは、ポストパフォーマンストークで出ていた「団地育ちの感覚」という部分が自分に少なく、この作品中での「他者との距離」を共感しにくかったからかもしれません。ただ、空間や人物がもっと舞台上に存在すれば感じられたのかもしれませんし、逆に思いっきりズラせば気にせず面白がれたのかなという気もします。
  • 満足度★★

    初めて拝見しました
    日常を描いているのに、なぜかSFの世界を眺めているような感覚が気持ちよかったです。主観と客観のはざまで揺れ動く主人公の様子がキッチュに描かれていたと思います。特別に「何が」というわけではないが全体的なatomosにニットさんの個性を感じました!

    ネタバレBOX

    個人的には日常をもっとセンシティブに描いてくれていたら、(具体的には、舞台・小道具・衣装」もっと好きって思いました。
    あれですね、どうしても小道具とか、何度も出てくるキーワードに
    落ちてきなものを期待してしまいますね。例えば、「ボタン」など。
  • 満足度★★★

    しっとりしてると思ったら・・・(笑)
     母の失踪と十数年ぶりの帰郷という設定で、記憶の曖昧さから自己存在の危うさへとつながっていく物語でした。幕開けから団地のリビングでの静かめな会話劇が続きますが、終盤にダイナミックな質的転換があり、ごまのはえさんの独特の劇世界を体感できたように思いました。とても面白かったです。でも、役者さんの演技のわざとらしさ、空間の詰めの甘さなど、作品全体の完成度の面で少々もったいない感じの仕上がりだったように思います。

    ネタバレBOX

     主人公・美智子の記憶を自分の記憶のように話す人が現れたり、美智子は小学校6年生の時から母親と二人暮しなのに、父親のことを全く覚えていなかったり、美智子と彼女を取り巻く人々が曖昧な記憶を軸に空回りしていきます。
     部屋の窓にへばりつくように鎮座する大仏様は、「あなたが嘘をつくことも、記憶に蓋をすることも、そこに居ることも(居ないことも)、すべて見ていますよ」という意味だったのかなと思います。
     美智子の右目の眼球が歪んでいることは、見えているようで実は見えていない(見ていない)状態を表し、カーテンを片方だけを閉じて大仏様の顔の右半分が隠れるようにしたのは、心憎い演出でした。


     失踪した母親からの電話を待つことで、美智子は失っていた自分を取り戻していきます。突然“知らない人”がいっぱい登場してコントのような展開になり、美智子がマイクを持ってソロで歌うとこまでイっちゃうとは・・・全く予想がつきませんでした(笑)。ド派手で奇想天外な展開は素晴らしいと思いますが、そのドタバタがただのドタバタで終わらずに、知的興奮にまで達してくれたらなお良かったと思います。
     「知らない人と付き合っていかないと現代社会では生きていけない」というセリフ(正確ではありません)がギャグのように語られたことに、すごく好感が持てました。


     美智子とご本人様(朗読者)がすれ違っていくラストの演出が良かったです。対象物が白黒に見える黄色い照明が、美智子および部屋全体を包んだのは効果的でした。私は美智子が堕胎した子供が最後の最後に出てきたのかなと想像しました(実際はそんな意味はなかったそうです)。マイクで美智子の気持ちを朗読されていた朝平陽子さんの声が良かったです。


     美術については、ふすまやドアがおおげさに斜めになっていたり、窓の外に至近距離で巨大な大仏の顔があったり、不思議な仕込みがあるのはとても面白かったです。でももっと細かいところまでこだわって丁寧に作って欲しかったですね。例えば、小さな部屋にダイニングテーブルとイスのセットが2組も並んでいるのはおかしいと思いました。
  • 満足度★★★★

    見てきました!!
    作・演出家のこだわりが良く見れた劇でした。キャストの方の苦労されたと思います。私的には非常に面白かったと思っております。なぜ、私的と言ったかですが、見る人によって評価が分かれると感じたからです。ヒューマニティーをよく表現できた芝居だと思います。

    ネタバレBOX

    最後のドタバタが長すぎたのが残念。。。。今までの緊迫感がすべて無くなってしまった感じがしました。あの終わり方でしたら、もうちょっと短くてよかったかなと感じました。
    私自身も主役の方と同じようなことで考えたことがあります。それが重なって非常に良いと感じたのかも知れません。私も、「私自身誰なんだろう?」「明日は誰かと変わっているのかな?」みたいなことを考えていました。これを舞台で見たのは初めてですし、裏の世界を舞台でなく、観客に考えさせたところが良かったと感じております。
  • 満足度★★★★

    知性を感じる。
    劇中全編に流れる雰囲気がいい。
    日常っぽいけど、やっぱり非日常。ありそうでないシチュエーション。
    その間を隔てるものが、いかに薄っぺらで頼りないものかということを痛感し、しばし呆然。
    ごまのはえの着眼力の鋭さ(センス?)には驚かされる。

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