「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」 公演情報 「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
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  • 満足度★★★

    太宰治の原作と役者たち自身の“人間失格”を重ね、しかもそれが「そんなダメな、俺」みたいな鼻白む自己肯定にならず、客観性を持ちつつ身を舞台に放り出している俳優たちの様が見事でした。

    ネタバレBOX

    普段は、客いじりがあったり、脱いだりする舞台は苦手ですし、技術の未熟さも感じましたが、あれだけ自分をさらけ出すなら脱帽です。コントのようだったり、ドキュメンタリーのようだったり、浄瑠璃(さすが奥浄瑠璃を生み出した東北!面白かった!)のようだったり。さまざまな手法をぶちこんでいますが、それを一つにまとめる力も感じました。
  • 満足度★★★★

    まったく好みではない、にも関わらず嫌な気持ちがしないというのはすごいことだ。
    太宰治『人間失格』に引き寄せながらセミドキュメンタリー風に示される俳優たち本人のダメ男っぷり。本当にダメダメなのだが、舞台上の彼らはとてもチャーミングで、ついうっかり愛すべき存在であるかのように思ってしまう。ズルい。
    全体としては決して「巧く」なく、学芸会的な手作り感にあふれた雰囲気なのに、ちゃっかりしっかり『人間失格』になっていて、「そこは巧いんかい!」と思わせるあたりもズルい。
    面白かったです。

  • 満足度★★★★

     太宰治作「人間失格」のあらすじに則り、出演者(加藤隆 小濱昭博 本田椋)の私生活と、ダメ人間エピソードを絡めて展開していく、メタ構造の喜劇でした。観客参加型の仕掛けも誠実で好感の持てるもので、演劇作品としても面白く拝見しました。「元気な男子が所かまわず脱ぐのであろう」と予想して伺いましたが、それほど露出が激しくなくてホっとしました(笑)。プロジェクターの文字および映像、照明、選曲も効果的で、俳優が半裸で暴れる中(笑)、高度なテクニックで劇世界へと誘い込んでくれました。

     作品をより楽しむためのノートとして「人間失格」のあらすじ(はしがき、第一の手記、第二の手記、第三の手記、あとがき)が配布物にまとめられていました。私は大昔に読んでほとんど忘れていたので、開演前に読んでおいて助かりました。

    ネタバレBOX

     開演前に、本田さんが携帯電話云々の前説を物まねで披露してくれました。「フレディ・マーキュリー、菅野美穂、藤原竜也の三択」の中から観客が「藤原竜也」を選び、テレビや映画で有名なのであろう、藤原竜也さんらしいセリフを交えながらの熱演です。もう、これだけで仙台に来てよかったと思いました。

     体を張ったギャグが多かったですね。なぜか乳首を洗濯バサミで挟む!(笑) 洗濯バサミを紐でつないで、3人で上半身裸のみつどもえ状態になったり!もう…バカバカバカ!(褒め言葉です・笑) アントニム(対義語)・ゲーム、シノニム(同義語)・ゲームも可笑しかったです。「切手のないおくりもの」の歌詞を太宰風に変えていくのも面白かったですね。タイトルが「希望のない日陰者」になっちゃったり(笑)。

     葉蔵(加藤)とツネ子(小濱)が心中に至るエピソードが文楽風になってたのも良かった~。本田さんは手作り(?)三線を演奏しながら太夫のように謡っていました。葉蔵とツネ子の道行はしっとりとした情感が伝わりました。文楽人形を脱いで、全員が葉蔵に変身する時は、使っていた人形や道具を舞台中央に集め、その上にこたつを被せて隠したのが秀逸でした。

     出演者3人の実のお母様が息子に向けて話された言葉の録音が流れました。「結婚して子供をつくって育てて欲しい、でも収入が安定していないから結婚できない、親として心配」という赤裸々なもので、しかも3人の幼い頃からのスナップ写真を映像で見せていくので、余計に生々しいです。本田さんのお母様からはお言葉を頂けなかったそうで、本田さんご自身の声のアナウンスが流れました(笑)。

     小濱さんは「ネットゲームに耽ったり浮気したりしたために恋人にフラれた」という自虐的なエピソードを、淡々と話すのがお上手でした。複数役の演じ分けもくっきりしていて、説得力もあって良かったです。
  • 満足度★★★★★

    これぞミサイル!
    と思わせる最高のものでした。
    舞台も本気。客席もつられて本気で大笑いしました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/04/06 (木) 19:30

    人間失格やばかった。千穐楽行けてほんとによかった。人間だった。失格な人たちが1番にんげんしてるなって思いました。太宰先生の言葉がこんなに合致してくるなんて...しかも言葉そのままに言ってるのに分かりやすくって...。
    すっごく好きなお芝居...というか、エンターテインメントでした。踊って歌って、魂の叫びが聴こえました笑。
    もう最高に笑うしひどいし凄くて。こんなに素直に自分の生きざま見せてくる人たちいないと思います。もー。笑った。不器用に苦しんでも生きてて尊敬。そっからこんな舞台作って東北回ったのほんとに尊敬です。これからも短距離男道ミサイルさんの舞台が観たいです。

  • 満足度★★★★★

    初日と大千秋楽を観ました。
    切なさ、笑い、等々がパワーアップしていて最高でした!

  • 鑑賞日2017/04/06 (木)

    すごーく敷居の低い(よい意味で!)芝居だった。初めて演劇を見るというような人でも、不慣れな空間でほっと安心できるようなウエルカム感を、3人の役者さんたちが出しまくっていて、それがまったく押し付けがましくもないし、いちいちおもしろい。

    役者それぞれの”人間失格”が赤裸々に語られるのは、初見の人にとってはすごくよい自己紹介だし、旅公演で一気に多くの人がファンになった様子なのも頷ける。

    随所に観客席を巻き込んだクイズなどのお楽しみコーナーが入り、パフォーマンスの要素も強いけれど、芝居でドキッとさせられるシーンもあり。

    なんといっても役者さんたちのお客さんに愛されてる感が、いいなあと思った。

  • 満足度★★★★★

    腹がよじれるほど笑わせてもらいました。
    最初から最後までアクセル全開スピードオーバーで頭が振り切ってました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/04/06 (木) 19:30

    価格2,500円

    大千秋楽を観劇。
    1ヶ月間にわたり東北各都市20箇所を巡り醸成された3人の舞台は、いつもに増して男臭く、脳汁が飛び散っていた。間違いなく代表作の一つになる、傑作だと思います。

  • 満足度★★★★★

    おもしろかった

  • 満足度★★★★★

    計14公演観劇しました。東北一周旅公演の集大成を魅せてもらいました。これからのご活躍も期待しています!

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/04/05 (水) 19:30

    前説から楽しく、約80分があっという間でした。

  • 満足度★★★★★

    とても面白かったし、色々と考えさせられる舞台でした。初めてミサイルさんを観劇しましたが、とても素晴らしい舞台でした。涙あり笑いあり、行きつく暇がないくらいの展開で、また観たいって思いました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/04/02 (土) 18:30

    人を本気で笑わせること。心から元気にすること。
    それは、想像以上に難しいことだと思っています。
    ツアーファイナルの福島公演。初めて短距離男道ミサイルの作品を鑑賞しましたが、
    ただただ最っ高に楽しくて、思いっきり笑って、たくさん元気をもらえました!

    舞台好きにはたまらない、ある人物の物真似で前説。
    これを観るためだけに、私は本気でお金を払います(笑)
    ブラックももりん、飯野UFO、ままどおる等の地元ネタも満載。
    太宰治の「人間失格」を骨子に据えて語られる、劇団員の自伝的演劇。
    ヒリヒリするほど、自らを晒す、晒す、晒す・・・!
    ストーリー性よりも、各シーンの爆発力・瞬発力で勝負する特異なスタイル(構成演劇)が新鮮で、そのセンスがたまらなく好きでした!
    これまで観てきた演劇は、まだまだ型にはまったものだったんだなぁ。

    とにかくお客さんに笑って欲しい!元気にしたい!というシンプルで真っ直ぐな劇団の愛を、体全体で受け止めました。
    まだまだ、世の中には面白いものが本当にたくさんある!

    劇団名にも込められた、愛すべき「男の愚直さ」
    世界レベルと評される「テンションとエモーション」を、ぜひ多くの人に体感して欲しいと思いました!とにかく、楽しいんだから( *´艸`)

  • 満足度★★★★★

    その場を楽しんでる感じ、
    でもちゃんとした演技と演出、映像、
    とにかくびっくりしました。

    自分達の全てを注いで作られた舞台。
    この人たちでしか作れない舞台。
    今回のツアーで終わってしまうのは
    もったいない。

  • 満足度★★★★★

    衝撃と笑撃の舞台でした。笑いの足りないこの世の中に必要なお芝居だと思います。

  • 満足度★★★★★

    熱い熱い舞台でした。お腹抱えて笑って、でも、少し苦しくなって。彼らの生き方は正しいのか間違っているのかは他人が判断できるものじゃないけど、今、彼らの舞台を観た私は、すごくパワーをもらったことは紛れも無い事実であるのでこれからも応援させていただきたいと思います。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/03/31 (金) 19:00

    小説を書いては心中し続けた太宰の小説「人間失格」と、芝居に人生を賭けてしまった役者たち。両者の私生活を素材にして虚と実が入り乱れる芝居が繰り広げられます。そんな生々しいものを、舞台から1mも離れていない桟敷席で10数人の観客と見てしまいました。アングラ演劇を彷彿させる危うさとキレ具合、そして芝居にかける痛々しいまでの情熱を感じました。

    ネタバレBOX

    開演直後いきなり上半身裸になり、前半は思いっきり笑わしてくれたのでエンタメ劇団かと思ってしまいました。しかし太宰の入水シーンで、人形浄瑠璃「曾根崎心中」を彷彿させる小道具と、観客を巻き込むもの悲しさを会場に満ちあふれさせる演技力から、真摯に芝居と向かい合っている劇団なんだなと感じました。
    寒かった会場で脱ぎまくり、終演後ブリーフ姿で見送ってくれた役者さんたちが、カゼをひかなかったかが心配です。芝居のためにコメントまでしてくれるお母さんを大切に。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/03/29 (水) 19:00

    太宰治の「人間失格」と演者3人の半生のクロスオーバーとでも言うべき代物で、自虐ネタ、メタネタ、芸の凝ったギャグ等笑い所連発。
    原作を知っていると尚面白い。
    それでいて笑えずに真顔で見てしまうような、現実の辛さを思い出させるようなポイントもあるのが興味深かった。
    社会に出るから人間なのか?社会に出ないと人間失格なのか?否!と私は思いました。
    生き生きと、生きたいですね。
    重い題材をエネルギッシュに娯楽性豊かに描いているのは流石でした。

  • 満足度★★★★★

    太宰治の人間失格が原作…!?
    な~んか気になる!って方は観るべし!
    観たら彼等の世界観に引き込まれる!!
    笑える♪そしてファンになる♪♪

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