満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/05 (日)
座席2階LB列
原作の世界観を損ねないで、舞台ならではの感動をたっぷりと堪能しました。場面設定の切り替えが素敵で、同時進行の芝居も分かりやすく、歌のおかげで涙が止まりませんでした…
Wキャストの良さも感じられ、主役を含め、皆さんの実力のある演技、村野さん始めとする演奏…どれも欠けられない素晴らしい作品でした。
満足度★★★★
原作は読んでおり,ストーリーは頭にあるので,演技と歌,音楽に集中して観劇することができた。なかなかの出来で見応え,聴き応えは十分。話の内容的に楽しいとは言えないが,満足できる観劇であった。
満足度★★★★
2008年、相葉弘樹、進藤学、富田麻帆、松下恵出演のストレートプレイを観ていた。
これと比べるのはどうかと思うが・・・演技力・演出ともに、今回版の方が遥かに上に感じるのに、迫ってくる痛みは言葉だけだったほうがきつく思える。歌や音楽はその世界の中に感覚を導くがその分言葉が柔らかくなる。素のせりふの方が突き刺すように思える。もちろん初回の印象の方が強い場合もある。ストーリーもある程度覚えている。それも痛みを和らげる効果になっていたのかもしれない。また演出が凝っているので、それに目を持っていかれる部分もある。つまり意識が分散される。救いのない兄弟に集中し過ぎない事が、痛みを和らげているのかもしれない。とはいえ、なかなかの出来!先に書いたが、出演者のレベルも高い。初回の方には見応えある舞台だと思う。ただ、どうにも気になったのは、逆にその音楽。変調が多くどうも心地良くないのだ。歌は上手い方が揃っている。その歌声は素敵なのだが、メロディーラインがスッキリしない。話の感じでいえば、兄弟の受難を表しているかにも思えないでもないが・・・・・心に残る曲、というものはひとつもなかった。