ドラゴンカルト 公演情報 ドラゴンカルト」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
21-25件 / 25件中
  • 満足度★★★★★

    ファンタジーで定評のある劇団ショウダウンさん。今回は粗筋から、また太秦署が登場するということからも分かるように、現代が舞台です。ネタバレ防止のために詳細はネタバレBOXに書きますが、こんな引き出しも劇団ショウダウンさんにはあるのかと驚き、また舞台へのこんな引き込まれ方もあるのかと、新鮮な発見のある舞台でした。これは一度ならず二度みたい作品です。

    ネタバレBOX

    クライマックスは太秦署シリーズの続きだと勝手に思いこんでいた身としては、あーやられたと思いました。ラスボスがまさかのあの人、しかも伏線は結構最初からじゃんと。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/01/28 (土)

    今まで観劇したファンタジー作品では無く、サスペンス作品でどう魅せてくれるか期待して観に行きましたが、期待以上の舞台でした。2時間15分の大作でしたが、程よく入っているお笑いの部分もあり、長さを感じさせません。役者さんの熱演や音響等も良かったですが、脚本が特に素晴らしかったです。まだ1月ですが、今年の中でも指折りの舞台になるのではと思える傑作でした。

  • 満足度★★★★★

    殺人というゲーム

    ネタバレBOX


     現在アメリカの軍事リクルートスタッフは、ゲーマーにも触手を伸ばしていると言う。実戦配備されている無人機による攻撃にゲーマーは優秀な成績を収めるからである。無論、兵器自体の発達、遠隔操作の技術が格段に進歩したこともあって、数千キロメートルも離れた地域から「敵」を殲滅することができるのだ。実際に殺されているのが、女子供や障碍者、老人であるにしてもだ。
     そして現実に国家対国家ではないが、国家は武装集団を相手にするという名目で、マイノリティーや元々圧政に苦しんできた市民たちを相手に軍事行動を起こし虐殺を恣にしている。そんな世界情勢の中、我らの周りもきな臭い臭いが充溢してきた。
     死が、生活から離れ、病院の狭い空間の中に隔離されるようになってかなりの時が経ち、我々は死を身近に感じなくなっていると同時に、他人の死が我々の生活や感性に与えるもの・ことからも隔てられてきた。
     一方、エキセントリックで凶暴な感情は、あてもなく解き放たれているようにも見える。これら有象無象のエネルギーが在る方向を持ち集約させられたとすれば、今作に描かれたような事態も、実際に起こり得るのではあるまいか?
     カルトという意味ではかつてオーム真理教があった訳だし、思考というものの本質的属性はあるオーダーが決まってしまえばそこから先にはたった一つの展開しかないことなのである。それは尖鋭化だ。今作は、そのような不穏な空気を孕んだ現代日本の子供じみた病弊をいみじくも炙りだしているように思える。
  • 満足度★★★★★

    とにかく面白い!!!
    はらはらドキドキ満載だし、ところどころにある笑いとのバランスも凄く良かったです。背景も何も無いのに、役者さんたちの演技、存在でリアルに周りが見えてくる・・・ナツメさんの演出は大好きです。舞台ならではの面白さも詰まってます。
    このラストいい!
    映画にしても面白いと思いました。

  • 満足度★★★★★

    ミステリタッチの最高のダークファンタジー。最初から最後まで隙はありません。もう惹きつけられちゃって2時間15分があっという間でした。面白かったなぁ。気が早すぎますが^^;,自分の今年度のアワードに入る可能性大です。人が死ぬ芝居が嫌いな人もいるとは思いますが,おススメしたい作品です。

    ネタバレBOX

    林遊眠が素晴らしい。でも,キャストからストーリーを推測しちゃいますね。

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