ブラック メリーポピンズ 公演情報 ブラック メリーポピンズ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★

    火事の日に起きた出来事
    ドイツの博士とメリーが子供たちに行ってきたこと、この二つが判明するシーンは心に響くものがありました。

    ネタバレBOX

    全編シリアスなので、歌が終わっても拍手するタイミングがわかりません。
    その分カーテンコールは拍手喝さいでした。
  • 満足度★★★★★

    中川翔子さんの個性も加わり良い方向に影響。ブロードウェイミュージカルのようにドラマチック。
    優しい家庭教師に火事から救われた4人の兄妹たち。
    4人は一部の記憶がなく、家庭教師は姿を消した。
    その裏に隠された恐ろしい真実とは-。

    明るく楽しい4人と家庭教師の思い出が、
    徐々に暗くおぞましいものへと変わっていく、
    その様子は、終始歌で表現される。
    演じる5人の俳優のアンサンブルが、
    はじめは笑いもあり心地よく、展開に従ってシリアスに、
    苦しくとも、前向きに現実を受け止め、歩き出す。
    ブロードウェイ・ミュージカルのような展開に、
    とても満たされた思いになります。
    今回の再演で、唯一の新メンバーで、初舞台の
    中川翔子さんは、彼女自身が持つ個性、キャラクターが
    この作品のイメージに対して良い方向に働いて、
    作品にプラスの独特の色が加味され良かったと思う。

    また、舞台装置が素晴らしい。
    (ネタバレ欄参照)
    実によくできてます。

    ネタバレBOX

    また、舞台装置が素晴らしい。
    白い壁と床、白く長いカーテンで囲まれた正方形の
    立派な屋敷の一室。
    豪華なシャンデリアとカーテンは、心情とともに
    大きく揺れる。
    中央の長いソファと絨毯が、回り舞台となっていて、
    その周囲4か所の小さな丸い床が、それぞれ1人分の
    小さな回り舞台となる。
    この小さい回り舞台が、4人の兄妹をそれぞれ乗せて
    始めて回ったときは驚きました。
    中央のソファ+絨毯の回り舞台とともに、
    実によくできてます。
  • 満足度★★★★

    再演を待っていた甲斐がありました!
    アンナが中川翔子さんと知ったときはどうなるのかいまいち想像がつきませんでしたが、全然問題なかった!すごくよかったです。歌はまだミュージカルっぽい感じではなかったけど、体当たりで堂々と好演。

    ネタバレBOX

    あの、ヘルマン→アンナへの感情の揺れときたら。直接的な言葉は少ないのに、どれほど彼女をたいせつに思っているのかがびしばし伝わってきます。だからこそ、彼女に反射で拒否をされた時の、驚き~悲しみ~怒り~苦しみの流れが秀逸。セリフもないし、ほんの数秒なのに全部わかる。初演と同じく、あのシーンでは胸が引き絞られるようでした。

    それから一路真輝さんの存在感。すごくすごく出番が多いわけではないのに、子どもたちを縛り付ける「メリー」の思い出。あの夜、ソファをちらりと見てたじろぐ様子、あんなに一瞬なのにとても印象的でした。総じてその「一瞬」の印象づけ方が上手い舞台。その一瞬たちが積み重なって大きな作品を作っています。ヨナスの良知さんの振れ幅だったり、小西ハンスの言葉上ではない「長男らしさ」だったり(最後の「幸せになるために」「喜んで」受け入れます、は本当に素晴らしい)、セリフだけでない部分の説得力が素晴らしい作品でした。続けて観るのは精神的に辛すぎるんですけど、定期的に観たい作品です。

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