満足度★★★★★
中川翔子さんの個性も加わり良い方向に影響。ブロードウェイミュージカルのようにドラマチック。
優しい家庭教師に火事から救われた4人の兄妹たち。
4人は一部の記憶がなく、家庭教師は姿を消した。
その裏に隠された恐ろしい真実とは-。
明るく楽しい4人と家庭教師の思い出が、
徐々に暗くおぞましいものへと変わっていく、
その様子は、終始歌で表現される。
演じる5人の俳優のアンサンブルが、
はじめは笑いもあり心地よく、展開に従ってシリアスに、
苦しくとも、前向きに現実を受け止め、歩き出す。
ブロードウェイ・ミュージカルのような展開に、
とても満たされた思いになります。
今回の再演で、唯一の新メンバーで、初舞台の
中川翔子さんは、彼女自身が持つ個性、キャラクターが
この作品のイメージに対して良い方向に働いて、
作品にプラスの独特の色が加味され良かったと思う。
また、舞台装置が素晴らしい。
(ネタバレ欄参照)
実によくできてます。