期間 |
2015/06/28 (日) ~ 2015/06/28 (日)
|
劇場 |
京都文化博物館 別館ホール(国指定重要文化財)
|
出演 |
舞踊:ボヴェ太郎、笛:竹市学、大鼓:河村大、地謡:吉浪壽晃、田茂井廣道 |
演出 |
ボヴェ太郎 |
振付 |
ボヴェ太郎 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 4,000円
【発売日】
予約 一般=3,500円 学生=2,000円 当日 一般=4,000円 学生=2,500円 ・全席自由 ・未就学児童の入場はご遠慮下さい。 ・学生の方は学生証をご持参下さい。
[チケット予約] http://tarobove.com/reservation/yokihi
|
公式/劇場サイト |
http://tarobove.com/top.php?page=Schedules
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
|
タイムテーブル |
2015年6月28日[日]18:30開演 ・開場は開演の30分前
|
説明 |
舞踊家ボヴェ太郎による、能《楊貴妃》を題材にした能楽との共演作品。空間を知覚し、感応してゆく「聴く」身体をコンセプトに、歴史的建造物や庭園、美術館等、様々な空間で創作を行なっているボヴェ太郎。近年は〈ことば〉や〈音〉によって立ちあがる空間への関心を強めています。観る者の想像力に働きかけ、余白の中に作品世界を立ちあげてゆく能の構造に着目し、これまでに古典曲の《杜若》、《井筒》、《葵上》、《江口》、《野宮》を題材にした能楽との共演作品を手掛けています。能の上演形態を大胆に削ぎ落とし、濃縮された能の世界にボヴェの舞が出逢うことで、古典曲が内包している新たな魅力に迫ろうとする意欲的な試みは、各界から注目されています。
この度は、 国の重要文化財にも指定されている貴重な歴史的建造物「京都文化博物館 別館ホール」を舞台に、実力派の能楽師を共演に迎えて、能《楊貴妃》の世界に挑みます。能《楊貴妃》は、今から600年程前の能の爛熟期に、白居易の長恨歌を基に金春禅竹が創作したとされる、恋慕・哀傷の趣を格調高く描いた名曲で、能の中でも《定家》、《大原御幸》と並んで、特に品位が求められる作品とされています。会場となる「京都文化博物館 別館ホール」は、日本銀行京都支店として、明治39年(1906年)に東京駅の設計で知られる辰野金吾によって建てられました、日本の近代建築を代表する建物の一つです。レンガ造りの吹き抜けの空間は豊かな残響を湛え、能楽堂での上演とはまた違った趣の魅力をもたらしてくれることでしょう。この度は、空間の特性を踏まえた小編成の囃子と謡による、余白を重視した構成を通して、作品の繊細な魅力に迫ってまいります。様々な時代・地域の意匠が響き合う壮麗な空間を舞台に、能楽と舞の呼応が紡ぎだす幻想的な《楊貴妃》の世界にご期待下さい。
■能《楊貴妃》 白居易の長恨歌の世界を背景とするが、直接には長恨歌をふまえる源氏物語の、中世源氏梗概書に拠り、仙界に住む楊貴妃の深い悲しみと愛惜の思いを描く。「天にあらば願はくは比翼の鳥とならん、地にあらば願はくは連理の枝とならん」と誓った玄宗と貴妃も、幽明境を異にした今、会者定離の理を如何ともすることができない。詞章・修辞・作風に禅竹の特色が顕著で、かつ霊が現世の思い出の場所へ出現するという常の夢幻能形式とは反対に、ワキのほうが仙界へ足を運ぶという構想も異色で、ほとんど他に例を見ない。世阿弥を継承しつつ新たな歌舞能の創造をめざした禅竹の意欲作といえる。「仙女も亦愛着の心を離る能はず、美しき内に憂ひを含める様は誠に海棠の雨にうるほひし姿とや言はまし」と先人池内信嘉も評した艶麗な作品。(新 日本古典文学大系『謡曲百番』岩波書店)より
[お問合せ] Taro BOVE Dance Performance事務局 E-mail: office@tarobove.com
[会場案内] 京都文化博物館 別館ホール 〒604-8183 京都市中京区三条高倉 TEL: 075-222-0888 http://www.bunpaku.or.jp ・地下鉄「烏丸御池駅」下車 5番出口から三条通を東へ徒歩3分 ・阪急「烏丸駅」下車 16番出口から高倉通を北へ徒歩7分 ・京阪「三条駅」下車 6番出口から三条通を西へ徒歩15分 ・市バス「堺町御池」下車、徒歩2分
主催:Taro BOVE Dance Performance |
その他注意事項 |
|
スタッフ |
照明:吉本有輝子 衣裳製作:砂田悠香理 舞台監督:浜村修司 広報デザイン:外山 央
|
もっと読む