満足度★★★★★
眼にも耳にも心にも
下鴨車窓の漂着を観てきました。
眼にも耳にも心にも、そして頭にも心地よい作品でした。
流れる様に、打ち寄せる様に語られる台詞の美しさに終演と同時に涙がこみあげました。
素晴らしい田辺world!
満足度★★★★★
虚構と現実の面白い分離と融合
虚構と現実が二面進行するのだけど、その分離と融合のさせ方が実に面白い。最初は合理的に連携しているのだが、徐々にその関係がおかしなことに・・・。疑問に思っていたところ、アフタートークで作家の意図を聞けて全て氷解。一発ではなかなか理解できなかったけど、分かって思い返すと実によく考えられている。何度か見返してみたい作品でした。
満足度★★★★★
無題1576(15-265)
19:00の回(小雨)。
18:30受付(整理番号あり)、18:45開場(黒い整理番号から)。
舞台はみるからに漂着したものが乱雑に置かれている様子で下手側に大きな木枠(イーゼル似)。他にも瓶、箱、服...網。18:59前説(100分)、19:00開演、雨音、暗転せず~20:35終演。
プレビュー公演、福田さん(てがみ座)客演ということで観に来ました。
物語は「説明」のように始まりますが、いろいろなピース(断片)がピタリと「枠」にはまることはなく、シーンが交錯する度、新しいズレが思い思いの方向に生じるような感じがしました。
抑えた照明が冷やかな情感を引き起こし、入れ子なのか並行なのか曖昧な部分を残しつつ、世界は拡がり、不可思議な展開は想像力を刺激します。
Message in a bottle...Sending out an SOS