透明人間 公演情報 透明人間」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 数年ぶりの唐
    数年ぶりの唐組観劇
    前から二列目の置き灯体の真後ろで観劇
    相変わらずの迫力に圧倒されました

    そういえば公演中地震があるも何事なかったかのように歌い始め、表情一つ変えず芝居をやる役者に感嘆しました。
    客席からはざわめきがあったけど。やっぱテントなんで灯体は揺れましたね。

    ネタバレBOX

    水中に引きずりこまれる女、そして男。これを本物の水でやり、びちゃびちゃなまま芝居が続く感じがいいですよね。

    「これが俺の心臓だ」と言われる水中花。照明に映え綺麗に当たっているのですが一瞬にして真っ黒にされる描き方に思わずにやけました。
  • 満足度★★★

    役者がいい
    久々の野外劇。
    蚊に刺されながらの観劇でしたが役者さん達の熱気で最後まで一気に観させていただきました。
    やはり野外劇は勢いが大切と再確認させてもらった芝居でした。

  • 満足度★★★★★

    役者さんたちの迫力x初めてのテント公演
    役者さんの一人一人の迫力が凄い。
    ラストも、驚かされる。
    初めてのテント公演の観劇でしたが、楽しめました。

  • 満足度★★★★

    新宿・花園神社で,透明人間を観た。
    新宿・花園神社で,透明人間を観た。過去に,花やしき裏で唐組のものを見た以来だった。ぞろぞろ,200人くらいの整列が出来,きれいに赤テントの中にぎゅうぎゅう詰めになって座った。吸血姫のときは,野外で寒さにふるえたのを思い出す。今回は少し蒸し暑い。せめて座布団くらい持参したかった。

    唐十郎の演劇は,はっきり言って良くわからない。一世を風靡したという名作ばかりなのだが,ストーリーを追うと,ぼやっとする。ときどき,非常にインパクトのある役者の演技が目立ち,思わず笑ってしまう。だとすると,大衆演劇とか,エンタの神様みたいなものなのだろうか。

    しかし,そこは,演劇としても迫力があって,素晴らしい。野外演出ということで,最後には,テントそのものが壊されたりする。ほかにも,実際に水の中に飛び込むとか,手品のように水が噴出したりしていた。

  • 満足度★★★★

    意味分からんけど面白い!!
    唐組初観劇!
    唐さんのご存命中に見たかったので行けて良かった。

    物語の渦巻きぐるぐる。
    リフレインされる台詞とイメージ。

    役者陣が皆殺気放ってて色気があって最高だった。
    意味分からん台詞を猛スピードで吐いてるのに一言一句余さず聞き取れる。

    意味分からんもんが意味分からんままに面白いかっこよさ。
    初めて小劇場に踏み込んで行った時の感動がよみがえった。

    とても良いお芝居でした。

  • 満足度★★★★

    良かった
    2006年の再演を観ていますが、その時と違った印象を作品から受けた。たぶん、時代背景が変わったことによって、私が作品から感受するものが変わったという部分が大きいように思う。その点も、とても興味深かった。

    稲荷卓央さんが良かった。

    ネタバレBOX

    「90年代唐十郎の最高傑作」とチラシにもある通り、何度も再演されている作品。
    詳細は→ http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=24127&id=9171315
    私は2006年に観て衝撃を受けた。
    今まで私が観た唐組の芝居で一番感銘を受けたのがこの作品だと思う。

    今回観て、前回観た時とだいぶ違った印象を持った。
    それは役者や演技、演出が違うという部分も勿論あるが、
    その点以上に、公演される時代背景によって、作品の問いかけるものが違って見えるという部分。
    そもそも唐十郎氏の戯曲は、いかようにもその作品の意味を解釈できる。物語の起承転結は明確ではなく、イメージが変幻自在に移ろいゆく。演出に於いても、作品の意味を伝達するというよりも、物語や言葉を食い破る役者の身体(特権的肉体)の提示に力点が置かれている(その点は久保井研さんの演出になっても変わらない)。
    だから、私が感じた部分が意図的に強調されている訳ではない。社会状況に関心のない人ならば、私が感じた部分には少しも意識が行かなかった可能性もある。そういう観客は、私とは別の部分の問題を、自分の興味に応じて感じ・考えながら作品を見るのであって、それはそれで良いと思う。それだけ開かれた作品だということ。
    私が今回の上演で一番感じたのは、この作品が中国での日本の戦争の歴史を引きずっているということ。と言っても、その解釈はうまく言葉にできない。繰り返しテーマとして出てきながらも、それがどういう意味持っているのか、何を問いかけているのかは明示されないからだ。おそらく、唐十郎氏自身でも、明確に言語化できるものでもないのかもしれない。完全な無意識だけで、これだけの戯曲がまとまる訳もなく、ある程度は意識的に描き込まれたテーマでもあるのだとも思うが、そこから先は無意識の領域。それは観客の領域に開かれる。作者の無意識は、観客の無意識と混じり合い、日本の、中国の、人間の歴史・記憶へと連結する。
    観客である私は、自分がこの作品で感じたものの意味を、これからの生活の中で考えていくしかない。うまく言葉にできない。
    うまく思考がまとまったら、また書くかもしれません。
    中途半端な感想で、すみません。
    いずれにせよ、何かを問いかけられる作品というのは素晴らしい。

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