満足度★★★★
もとの黙阿弥
井上ひさしさんの作品は好きですが
ちくっと何か心に刺さるものはすべてにおいて。
世の中あまり変わっていないのか?
人間とはそういうものなのか?
この作品でも心の中がざわざわとしました。
喜劇なので終始笑ってはいるけれど
最後はずしんと。
歌舞伎、大衆演劇、新派、宝塚、アイドル・・・
色んな世界から集まった役者たちの競演
さながら異種格闘技のような舞台上はとても面白かったです。
満足度★★★★
ハッピーエンド?!?
貴族の御曹司と豪商の娘の「入れ替わりお見合い」騒動を描いた作品。
軽演劇ならではの予定調和のパターンで展開、結末を迎えるのかどうか…
とてもハッピーエンドとは言えないようなシニカルな結末は、
いかにも井上ひさしさんらしい。
満足度★★★★
もとの黙阿弥
井上ひさし作、栗山民也演出「もとの黙阿弥」、約3時間半、休憩35分、15分含む。
舞台は明治維新から20年後、西洋文化が上から広まりつつある東京。芝居(演技、騙し)を題材にしたドタバタ恋愛喜劇。
愛之助さんの下手な見栄や早乙女太一さんの反則の流し目に爆笑。真飛聖さんも大盤振る舞い。
三千円の三階席からでも楽しめたけど、演技合戦を堪能するには一階が吉かも。
楽隊の生演奏と群舞に挿入するスロー&ストップモーションが巧み。幕の降ろし方も渋い。甘く苦いラストに胸熱。
商業演劇が俳優の身体で日本史を保存してくれる。演劇は歴史の記憶装置。改めて感謝。
満足度★★★★★
面白い!!!
笑って笑って、ラストのぽそっとつぶやく一言に泣いてしまった。「豪華キャストがそろい踏み!!」に嘘はないです。あの座組みだからしか出来ない楽しい舞台だと感じました。誰にでも楽しめると思います!!