満足度★★★★
鳥公園 『空白の色はなにいろか?』
鳥公園「空白の色はなにいろか?」、言えない事、伝わらない事。何気ない共感と不和。やり過ごしたい思い、やり過ごしたくない思い。全てがない交ぜに、ぬるく溶け合う精神同士の営みが今日も流れていく。何も起きなくてもドラマはある。
満足度★★★★★
シーン0の内側に引きこまれ・・・
開演時間とほぼ同時に入場。
最初は観るともなしに眺めていた、板付き役者がひたすら林檎の皮をむく姿に、少しずつ、やがてどっぷりと惹きこまれる。
そのまま開演時間を通り過ぎて現れる世界のありようにそのままはまり込んでしまいました。
満足度★★★★★
空白の色はなにいろか?(横浜版)
京都版よりも空気とにおいの密度が濃くなりました。横浜版の方が好みです。考える間もなく身体が支配されてしまうので、それに抵抗する60分でした。疲れましたがとても好きです。
鳥公園2度目
小品ながら濃縮された時間。不条理感たっぷりなのに散漫にならない、従って何か、表で繰り広げられる「現象」を背後から支える物語なり、理論なりが「有りそう」と感じさせる舞台・・が以前見た舞台を考え合わせて言える表現か。撹乱、脱線、といった要素が少なからず生じてくるが、知的に感じる。鋭利な切り口を、俳優らがしっかりその形象によって見せているのも、凄い事であるかも知れない。とも感じる。STスポットの箱に合わせて作られたとみえる装置、その使い方も面白し。
満足度★★★★★
空白の色はなにいろか?
名村造船所跡でのショーイングとは表面上は全く別(とはいえつながっている)の作品となりましたが、これはこれで素晴らしい作品です。鳥公園の作品の中でも直感的にわかりやすいのではないでしょうか。考えよりも感覚が迫ってくる。与えられていないのに、味覚や触覚や嗅覚があふれてゾクゾクしました。