ミュージカル『メンフィス』 公演情報 ミュージカル『メンフィス』 」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    楽しいが感動はしなかった
    実際の話としては素晴らしいし歌も楽しめた。
    が、観客総立ち、はわからない。

  • 満足度★★★★

    観いってしまいました
    音楽のように同じものを好きになることで人と人はつながることができる。当時の人種差別の状況を見せながら、歌とダンス、バンドで引き込まれていきます。キャストのみなさん、さすがです。

  • 満足度★★★★

    歌の力が圧倒するステージ
    以前、トニー賞の授賞式のパフォーマンスで、この作品を目にした時から、観たいと思っていたので、念願叶ってラッキーでした。

    しかも、30年来、ファンでいる、山本耕史さんの主演舞台で、やっと彼に見合う実力の相手役を得てのミュージカルですから、観る前から、大満足のステージでした。

    圧倒的な歌唱力のキャストが集結して、音楽の力を、感じる作品でした。

    血なまぐさい、紛争や、人種差別や、宗教戦争の絶えない世の中ですが、こうして、音楽や芸術や文化の面で、少しでも、世界中の人々が、心を通わせることができたらと、痛切に感じてしまいました。

    ネタバレBOX

    一幕最後のJAY‘EDさんの熱唱が胸に沁みました。

    黒人シンガーと、白人DJの、差別の激しいメンフィスでの恋愛事情の描き方は、やや通り一遍な気もしましたが、各人の圧倒的な歌唱力が光り、音楽のステージとして、クオリティの高い作品に仕上がっていました。

    根岸さんの、母親の移り行く気持ちの体現と、ソロナンバーの迫力に、感銘を受けました。

    ジェロさん、健闘されていましたが、もう少し、複雑な兄の心情表現と、台詞の喋り方を工夫して頂けたらと思います。

    ラジオ局の掃除係の吉原さんも、いい味を出されていて、愉快でした。

    濱田さんのフェリシアは、何もかも最高でした。

    是非、また再演をして頂けたらと、切望します。
  • 満足度★★★★★

    なんか映画化もされるそうです(された?)
    舞台は1950年代(この年代前半=プレスリーが登場する前です)のアメリカ南部=保守的なテネシー州メンフィス。人種差別が色濃く残る時代・地域で、白人の青年ヒューイ・カルフーン(山本耕史)が黒人の娘フェリシア・ファレル(濱田めぐみ)の歌うブラックミュージックに出会うところから物語が始まります。

    音楽がベースであり生演奏&生歌の迫力のあるミュージカルでした。

    1幕75分 休憩20分 2幕55分の長丁場
    =女性客が9割強! (WCには苦労されていたようです)

    ネタバレBOX

    実在したデューイ・フィリップスという白人DJの実話を元にした作品だそうで、最初の一歩を踏み出した反逆者=自主規制で黒人音源のレコードはかけないものというDJ暗黙の了解を破った最初の人だそうです。

    話は、BEALE.St(ビールストリート)にある黒人クラブの経営者=フェリシアの兄でもあるデルレイ(ジェロ)も従業員=無口なバーデンのゲーター(JAY’ED)も白人である彼のことを快く思っていないのに黒人音楽が好きなヒューイ(実は文盲)はクラブに入り浸るようになります。
    ある日デパートで働くヒューイがレコード売り場で、禁じられているブラックミュージックを流したところ、レコードが面白いように売れるようになります。この騒動で仕事はクビになってしまいますが、ヒューイはラジオ局に乗り込み、そこで働くモップがけしてる掃除夫=ボビー(吉原光夫)の静止を振り切り、メンフィス中にブラックミュージックを流します。これが思わぬ反響を呼び、気を良くしたラジオ番組プロデューサーのシモンズ(原 康義)は、ヒューイをDJとして採用します。一方、歌手としての成功を夢見ていたフェリシアも、ヒューイのラジオ番組に出演したことで、スターダムへの階段を上り始める。ヒューイとフェリシアの間には愛が芽生えはじめるが、デルレイ達だけでなくヒューイの母グラディス(根岸季衣)も二人の関係に理解を示さない。周囲の反対を押し切って愛を貫こうとする二人は街で暴漢に襲われてしまい、フェリシアは子供を生めない体となってしまいます。(←1幕)(2幕→)TV番組までやるようになったヒューイ(ママはプロモーターと化しました(^^)はフェリシアと結婚したくプロポーズまでするのですが、ココではなく北部の人種差別の弱い地域で暮らそうとフェリシアは提案しますが。ヒューイはメンフィスを離れられない=生まれ故郷だからといい頑なにメンフィスに固執し二人の距離が開いてゆきます。ヒューイの番組をニューヨークのメディアが抜擢するかどうかの見学時にフェリシアに生放送中にキスをしてしまいTVを降ろされます。フェリシアはNYに行く事になりヒューイも誘うのですが、ここでもヒューイは拒んでしまうのでした。・・・4年後リスナーが一人しかいないラジオ番組を細々としているヒューイのところに全米公演中のフェリシア(ビルというフィアンセもいます→兄には嫌われてるらしい)が訪れます。メンフィスでのコンサートに来て欲しいと頼みに来たのですが、ヒューイはここでも断ります。ですがコンサートの中盤に客席からフェリシアの歌声に合わせてヒューイが現れて二人は皆と共に高らかにブラックミュージックを歌い上げて幕となります。→ちょっとオチがオープンエンドとしても弱いかなぁと感じましたが。劇場内は徐々にスタンディングオベーションが広がって、アンコールの生演奏(当然ですよね=ミュージカルですし(^^)までには客席総立ちになりました(^^;)盛り上がったです!

    さて閑話休題。ミュージカル「メンフィス」のブロードウェイ入りは2009年12月だそうで。2003ー2004年にマサチューセッツ州ベヴァリーの地方劇場→2004年にカリフォルニア州マウンテン・ヴュー。本格的にブロードウェイに向かって動き出したのは、2008年のラ・ホーヤ・プレイハウス(サンディエゴ)での上演からだそうです。そしてシアトルでのトライアウトを経て、ブロードウェイ入りを果たしたそうで。なかなかに長い道のりですね(^^;)

    舞台セットではクラブのセット時はバックにネオン管でのビルボードがいくつも並んでいてかっこよかったです(^^)

    劇場も大きく、マイクを使っての歌声でしたが。出演者の皆さんは、やはり迫力ありました~。ボビー(吉原光夫)さんの後半での歌の長い発声が凄いなぁと自分思えたデス。<「すいません、ダメで~す。」の台詞の発音にも笑わせてくれました>

    開演時間は守られなかったな・・・ゼロアワーでアナウンス放送でした

    白人がDJやってるんだぞと言われてしゃべった=「オス、おら白人。」の台詞も可笑しかった(^^)

    意味の無い掛け声=ハッカドゥー=は耳に残りますね

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