山犬 公演情報 山犬」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★★

    ブラックホラー★
    音と光が激しかったので、怖さも倍増★★★
    単なるホラーじゃなく、映画みたいな感じで
    面白かったです。
    ハリウッド版とかであってもおかしくない、
    それくらいよくできた話しでした。

  • 満足度★★★★

    ☆★役者さんが力強い★☆
    なかなか見応えありましたね~!
    客演にカルトな人気を誇る演説家・芸人 鳥肌実さん!
    女優・作家として活動を続け、初舞台に挑む森下くるみさん!
    世界で活躍するブレイクダンサーISOPPさん!
    そして「劇団鹿殺し」の俳優三名の
    個性的過ぎる役者さんの競演
    一人ひとりの存在感がハンパなく熱量が伝わってきます!

    少年時代、誰にも相手にされずに屈折した感情と
    一人の女性に対しての純粋な想いを持った少年役を演じた鳥肌実さん
    関西ではあまり見かけない芸人さんですがインパクトあり過ぎる!
    そして犬役のISOPPさんの独特な動きはより不思議な犬へと膨らませる

    後半の交通事故のシーンに思わずゾクッ!としました…(^^;;
    どんどんと追い込まれて狂気になっていく…

    全体的に笑いもあるので恐ろしいホラーと言うより
    まぁいい意味で毒々しく気持ち悪い作品に仕上がっていて
    役者さんの力強さが感じるお芝居でした!

    ☆印象に残った役者さん
    前面にでて来なくても存在感があり過ぎた鳥肌実さん!

    ☆印象的なシーン
    手が飛んで思わずゾクッ‼︎ とした交通事故のシーン(>_<)

  • 満足度★★★★

    人間の本質?!
    ホラー劇と言うよりも 人の中に潜む もう1人の自分と言うか、本質と言った物が見え隠れする怖さでした。鹿殺しの2人目当てでしたが、とても目を惹いたのはブレイクダンサーISOPPさん。しなやかな身体から発せられるメッセージは後部座席から観ていても とても衝撃的な物でした。ただ話の内容とは全く関係ないですが、夏場には特にありがちな匂いの問題が有り、指定席で席を変わる事も出来ず集中しきれなかった事が残念。

  • 満足度★★★★★

    観てきました
    友達と二人で観に行きました。
    ホラーと言うので…どんなに怖いんだろう!?と期待して行きました。
    でも、ホラーの怖さと言うよりも…狂気でした。
    悲しい10年のかくれんぼ…寂しい山犬…。
    山犬さんの動き…ダンス…引き込まれて観ました。乗り出して観ました。
    観たと言う…充実感があり、とても良かったです。
    チケットプレゼントありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    恐怖、時々笑いのドタバタ怪奇劇
    無邪気の「邪気」をえぐるような怪作でした。ホラーだけどしっかり笑いをねじ込んでくるあたりが鹿殺しらしいと思いました。森下くるみさんを観ることができてよかったです。

  • なるほどヤマイヌ
    もともとABCのような大きさのホールでやる芝居ではないだろう(物語には、息苦しい狭さ、が重要なファクター)が、この大きさだからこそ見られた人間離れした動き。
    動物的ともいえる動きには言葉以上の説得力があって、物語にも別の説得力を与えたかもしれない。

    ネタバレBOX

    士は己を知る者の為に死す、というが、一度主人と決めたらどんな酷い目にあわされても従うというイヌ的心情は男の子っぽいものなのだろうか。
    10年間命令を守ったらお前は人間になれる、とイヌに向かって言う少年(さすがに見た目、少年には見えなかったが)の言葉は、人間になりたい自分自身に向けてのものなのだろう。
    そんなイヌの存在を納得させてくれるダンサーさんの動きはかえすがえす凄い。
  • 満足度★★★★

    引き込まれました
    嫁と2人で観てきました。
    少しお下劣なシーン(嫁が指摘)も有りましたが…  
    なんで?なんで?なんで?と引き込まれる作品でした。

  • 満足度★★

    残念
    ホラーということで楽しみにしていましたが、ホラーチックではなく、グロはいまひとつ好みではなく、ギャグは(↓アキラさんがネタバレ欄で書いていますが)かなり古かったです。
    友達を誘って行ったのですが、ちょっといたたまれなかった。
    ISOPPさんの身体の動きだけが際立っていて、そこに☆追加。

    ネタバレBOX

    美味しんぼの真似やヒゲダンスには、客席ポカンでした。(笑っている人もいましたが、苦笑に近いと思います)
    やや最近のネタの野々村議員のモノマネ(似てましたが・笑)も、2回もやるとクドイ。

    最後に双子の兄が登場して謎解きをするようで、やっぱりつじつまがあわないのが、モヤモヤしました。
    役者さんは良い人たちがそろっていたと思いますので、ただ、残念です。
  • 満足度★★★

    ISOPPさんと鳥肌実さんがイイ!
    ただし、全体的には不発感あり。
    なんか古いし。

    ネタバレBOX

    冒頭の、犬たちが現れ、インド人のコック(あとでわかるのだが)に殺されるまでのシーンにはゾクゾクした。
    しかし、そのあとのシーンがイマイチ。

    下品で少しグロいのだけど、テンポが悪い。
    役者同士のリンクもうまくない。

    面白シーンが笑えない。
    もっとも、「下品で苦笑い」のあたりを目指したのかもしれないが、別の意味での「苦笑い」となった。

    ドリカムネタとか、美味しんぼとか、古くないか?
    さらにヒゲダンスには呆れた。
    一周回って、面白い、には全然ならない。
    パロディや小ネタのギャグならば鮮度が大切ではないか。
    しかもどれも中途半端にやるのだから、面白くなるはずもない。

    注文の品を持って、転んで料理を飛ばすなんていうのも、面白くない。
    何かプラスαがそこになければ、コントとしてもレベルが低い。

    下品さとグロさも、小学生が面白がって、わざとそういうことをしたり、そういう汚い言葉を言ってもたりしているようで、それぞれの必然性が弱いなと思った。
    こういうのは、勢いで見せるか、ある程度(歪んだ)理詰めで見せないと、単に、そういう下品さ、グロさがそこにあるだけにしか見えないのだ。

    再演にあたって、脚本は、再度練ったとは思うのだが、それが足りないのではないだろうか。今、これを再演し、観客に見せるということにおいて、どう修正し、どこを残すかというようなことが。
    演出も残念ながらスピード感が足りない。大きな音だけではテンポ感は出ない。

    ただし、ISOPPさん、さらに鳥肌実さんが登場してからは空気が変わった。
    物語にグッと、深みが出てきて、面白くなるのだ。

    ISOPPさんの動きは目を奪われるし、鳥肌実さんの学生服姿は卑怯なぐらいに面白い。
    そして、片思いに焦がれる気持ちが切ない。
    鳥肌実さん演じるテラニシが森下くるみさん演じるユキや、その仲間に焦がれる気持ちと、その裏側に、ISOPPさん演じる犬がテラニシに対する気持ちが物語を動かしていく。

    テラニシの抑制されたやり場のない気持ちが、犬へ暴力として向かう。
    しかし、犬はそれがうれしいかったりする。

    無視される、というより、最初からいないと思われることぐらい悲しいことはない。

    3人の同級生が小屋に閉じ込められ、追い詰められていくのだが、そこがうまくない。
    切羽詰まった感が足りないので、人を殺しても喰うという行動にうまく結び付かない。
    お話の都合上、そうなっているのにしか見えないのだ(グロいシーンが欲しかっただけ)。

    3人の関係も、微妙なバランスで、かろうじて成り立っているのだが、それを、いかに「微妙なバランス」にあるのか、を見せていかないと、せっかくのストーリーが成立しない。
    台詞の端々や動きや視線などで、それを丁寧に表現することが先ではなかっただろうか。
    少なくともあまり面白くない、面白シーンを見せるよりは。

    だから、脚本の根幹的な部分はとても面白いのだ。
    3人の関係、彼らとテラニシとの関係、そして犬との関係。
    それらが重なり合う様は、本当に面白いと思うのだ。
    犬のバックボーンを描いたところなんて、なかなかだと思う。
    その設定と中心のストーリーがうまく活かせれば、もっと面白くなったはずだ。
    それを余計なことで、面白くなくしてしまっている。
    「面白い=笑える」ことをただ足しても面白くはならない。

    そうそう森下くるみさんは、無垢なイメージで人を傷つけている、という無意識さがとてもよかった。ただし、(しつこいけど・笑)下品なシーンは演出がイマイチなので、無垢さと無意識さを補強するというよりは、壊してしまっていた。
    ユキは、テラニシにとって、女神だと思うし、社会との唯一のつながりだったのだから、もっと丁寧に扱ってほしかったと思う。

    鹿殺しは、ロックなイメージがある。
    ロックなビートを作品の底で鳴らしているような、気持ち良さがある。
    今回は、それがなかった。
    残念だ。

    まあ、一番気になったのは、高校生が放課後、空き地で野球なんてする? 
    ということなのだが。
    いつの時代だよ、って思ってしまった。
    いつの時代だとしてもないように思うのだが。
    もしその設定を使うのならば、観客を説得してほしい。
  • 満足度★★★★

    いろんな狂気や凶器はあるけど
    片想いの人に言われた何気ない言葉って、ぐさりと刺さると抜けなくなるものですよね。

    ネタバレBOX

    鳥肌実さんとISOPPさんが秀逸で、凄い。お二人のコラボの切ないことといったらもう…。人間のあらゆる表現力の奥深さを見せつけられました。爆音のところは素敵過ぎてずっと聞いていたかった。雑食の素人観劇者なので内輪受けネタ?や世代ネタがわからず、あまり笑えるところはなかったけど、痴漢のとこはとても近い席だったので思わず爆笑。カレーはしばらくNGですが、お芝居はまた拝見したいなと思いました。
  • 満足度★★★

    なかなか面白い
    グロい表現もあるが、久しぶりに小劇場ならではの公演を
    観劇した気分になった(笑)。
    山犬役の役者さんの動きが凄かった!
    あの動きがあった上で成立した舞台な気がする。
    上演時間 1時間50分。


    ネタバレBOX

    舞台途中で、美味○んぼの副部長の物まねをして笑いを誘っていたが、
    あれはどうかな。。
    なんとなく仲間受け的な感じがしたなあ。
    そもそも、美味○んぼをしらない人からみたら、
    あれは全く分からなかったと思う。

    物販の日替わり店長のアイデアは面白い。
    一緒に写真撮影可というのもグッドだと思う。
  • 満足度★★★★

    キモ悲しい10年間のかくれんぼ!
    スプラッターにストーカー的偏愛が加わり、気持ち悪いが悲しいお話。
    効果音と照明の使い方素晴らしく恐怖感を与えている。
    バラバラ殺人事件の流れからの人肉カレーはまだしも、尿入りミミズカレーまでは必要ないのでは・・・。
    犬役ISOPPのダンスとテラニシ役でお笑い芸人鳥肌実の顔面変化は見ごたえあります。

    ネタバレBOX

    子供のころ、飯田誉、東博己、友部由貴は仲良しでいつも野球をやっていた。
    それを羨ましく仲間に加わりたいと思っていた不登校のテラニシ。
    10年後の同窓会にその思いが爆発し、事件が起こる。
    存在の薄いテラニシを唯一気にかけてくれた由貴への思いと助けた犬ケンタロウがテラニシへの生涯の忠誠をダブらせています(犬には10年後人間にさせる約束あり)。最後は、テラニシの双子ののかたわれも明らかに!
    森下さんの義足をとった後の片足だち頑張りました。
  • 満足度★★★★★

    なんだ、面白いじゃん!
    グロくはあった。
    なのでそういうのが苦手な人は注意。
    どちらかというと冒頭の正気のはずの人たちの所業が引きどころかも?ヽ('ー`)ノ
    ホラー的ではないので(たぶん)その心配はいらないかな。
    面白かった。


    劇団鹿殺しとしての作品ではないのでなんですが、最近知った身としては楽団ありきのイメージがやはり強い、というのはどうしてもある。

    ネタバレBOX

    動物的な身体能力を表せるのはやはり凄い。
    簡単に考えると人間が他の動物になるのは不可能だと思うのだけど、表現では可能にしてしまうのはやはり芝居の醍醐味だなと。

    こういう風に表現するのか、という部分も色々感じられた。

    突き詰めて考えると分かりにくい部分があると思うけど(と言うか謎が残る気が)、そこはあまり問題ではない、とも思う。
    まぁーでも屈折してるよなぁ!
  • 満足度★★★★

    サイコホラー
    最前列で観劇。
    真夏の夜にぴったりのサイコな芝居。
    決して好きな芝居ではないけど、じわじわきます。

  • 「欲」まみれの人間と動物






    『劇団鹿殺し』を観劇すると、演劇が最先端のポップカルチャーではないかと錯覚してしまう。

    舞台『山犬』はラップを吹き、ドラムを叩く専属楽団は出演しないが、ロボット・ダンスが とにかくスタイリッシュである。ステージ中央のウッド・ジャングルを、猿のように支配下に置いた その「身体性」。

    「生の声」ではなく、「心の声」だ。スピーカを伝搬する。これでは「心の声」が主役に抜擢されそうだが、違う。
    少人数のキャストを 「密室劇」に反映させるため脇役はいない(インドカリー調理師を除き)のだ。





  • 満足度★★★★

    純愛物語
    もっと怖くても良かったです。

    ネタバレBOX

    給食のコックさんは電動ノコギリを使って人間を解体し、人肉を使ってカレーを作っていたし、気が狂った飯田は鍋から溢れんばかりの臓物を入れたカレーを作ろうとしたり、『丸ノ子ちゃんと電ノ子さん』のような、『カレー屋の女』のような気味悪さがありましたが、由貴を助けて死んだ目立たない同級生テラニシの10年越しの恋を成就させて人間になろうとした野良犬の純愛物語でした。

    追い詰められた由貴が何を投げつけたのか良く分かりませんでしたが、ケンケン飛びをしてきて片足ですっくと立ち止まったときに全てが分かりました。由貴役の森下くるみさんのびくともしない片足立ちは見事でした。

    山犬役、というか野良犬役のISOPPさんのブレイクダンス的動きも見事でした。斜めからすーっと起き上がるような動きは見ていて惚れ惚れしました。
  • 満足度★★★★★

    結局・・・
    怖いのは“人の狂気”だなと痛く感じました。“震えるほど恐ろしい”・・・“生臭く気持ちが悪い”の方が強かったのではと思います。だからと言って面白くないかといえば“面白い”。観ているうちに体に力が入るほど舞台に釘付けになっていました。特にISOPPさんの動きには感嘆!!軽く自在、そして寂しさを感じて切ない気持ちになってしまった。見応えありです!!ちなみに暫くカレーは食べられそうにありません。

  • 満足度★★★

    拝見しました
    前方から3列目、シモテのスピーカー前にて拝見しました。いわゆるサスペンスホラーというジャンルでしょうか、先行きの見えなさと大音量SEに終始怯えながら観劇しておりました。鹿のお芝居は初めて拝見致しましたが、芝居やアクトの圧倒的なエネルギーに魅力を感じました。芝居とは分かっていながらも目を背けたくなる猟奇的なシーンも多いですが、そのエネルギーを感じるために、ぜひ前列で観劇したくなる芝居だと感じました。

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