宵山の音 公演情報 宵山の音」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    ”祇園の女たち”というよりは
    京に生きる市井の方々から見た世の中の動乱、
    =歴史の分岐点=みたいな感じが楽しめた約2時間でした。

    艶やかな着物姿に、自らの縄張りを見回る任侠者とか。
    祇園での生活感が、そこはかとなく伝えられる作品の作りは好ましかった(^^)

  • 満足度★★★★

    女たちの幕末
    しっかり描かれていましたね。男女を問わず幕末はその時代の人間に存在した時代。幕末に生きる女たちの生き様,良かったです。さすが再演の希望が多かった作品,堪能させていただきました。次はいつ東京に来るのでしょうかね。また観に行きたいと思っています。

  • 満足度★★★

    置屋と芸妓
    納涼床の舞台セット、華やかな着物姿の女性、京都弁、と良い雰囲気の中芝居を観ることができ良かったです。”京都慕情”は好きな曲のひとつで懐かしい。

    ネタバレBOX

    五郎が桂小五郎とわかってからはの演出はとてもよかった、さらに緩まない殺陣、9段とはいえ階段落ちは見事!(大ケガしないように注意して下さい)。
    照明に紙吹雪は擽ります、うん。
  • 満足度★★★★

    堪能しました
    雰囲気は、京都にドップリという感じでした。殺陣や踊りは見応えありました。特に、階段落ちも素晴らしかったです。
    ただ、あの渚ゆう子の唄はずっこけました。
    京都に生まれ、京都で育った自分からみて、話されている言葉に土佐訛りがはいっているような感じで、ちょっと気色悪かったです。また、お芝居の前説でも、京ことばで「厠(かわや)」は無いですよ。(「はばかり」では)
    劇中で一番映えたのは「久右ヱ門」役でしょうね。力強さは無く女房の尻に敷かれているけど、実は芯が強い京男の真髄(?)が出ていたように思えました。

  • 満足度★★★

    しなやかで
    とてもていねいに作られた舞台でした。美しい所作でゆったりと観られました。舞台と客席を上手く使って、よく考えられたステージだったと思います。久しぶりの再演とのことですが、今の感覚で観るとちょっとインパクトが無く、少し物足りない感じですね。逆を言えば、落ち着いて観られて良かったかな

  • 満足度★★★★★

    ひと時の。
    幕末と言う時代安らぎと言う場所が少なかったように思います。その真っ只中で生きていく武士、そしてひと時の安らぎの時間を過ごす場所。ただ悲しいかな裏も表も気持ちの中ではあるんですね。大変な時代だったと思います。2時間あっという間でした。何回でも見たい作品ですね。ありがとうございます。

  • 満足度★★★★

    艶やかな着物の数々、舞に魅了。
    女優さん方の艶やかな着物と京言葉でのお出迎えにびっくりしました。
    祇園に本当に来たかのような一瞬の感覚。
    がっつりとした幕末の話を期待すると、ちょっと物足りなさは残ると思いますが、当時の人間ドラマとしては楽しめるかと思います。
    良い目の保養になりました。

  • 満足度★★★★★

    千年の都
     祇園、京都を代表する風流な遊びのメッカだが、幕末、この地は勤皇 佐幕双方相乱れる情報合戦の陣中の場でもあった。そう考えて良かろう。無論、揚屋、茶屋が軒を並べ華を競う街でもあるから、表向きは、華やかで平和、その実、一旦、ことあれば、普段、目立たぬよう裏回りを勤める男達が、用心棒ともなれば、武士を相手の交渉人とも、また強訴人ともなったのである。それはそうだろう。千年を越える長きにわたり、都であったこの地は、たび重なる戦で散々辛酸を嘗めさせられてきた。闘い合う主体は勝てば権力を手中に、大きな力を持てるのだから、勝手にやればよい。然し、トバッチリを喰うのは、常に、ろくな武器も持たぬ民衆である。ろくな武器を持たぬ民衆が、武器を持つ相手や権力者に対して、どのように自分達を守り抜くのか? その答えの一つが、女性が、表の顔になることである。

    ネタバレBOX

     祇園の街の仕来たりを門屋の女将と亭主に担わせて実に自然に分からせ、京の町の長く深く幾重にも屈折し折り畳まれた風情として出している所が良い。無論、その為には、中央の雛壇の配色に意を用い、歌舞音曲でデコレートを施し、時に殺陣を入れて、時代、それも動乱を時代を浮き彫りにし、平時なら、揉め事等の仲介役も務める親分衆に、このような時代は、自分達の手に負えない、というような科白も吐かせて、風雲急を告げる時代を示している。
    心憎いのは、その親分の雪駄の緒が蛇なのに、子分達の雪駄は普通の緒である、というような細かい点まで目が配られている点、芸妓の衣裳や衣装替え、簪などの小道具迄、キチンと気を配って演出されている点などである。
     更に、情景を盛り上げているのが、クライマックスで、時を宵山に設定していることだ。宵山とは、祇園祭本番の前日である。巡業する鉾や山車が、各町内で披露目をしている。其処を、芋の子をあらうような人々の群れが訪れては、鉾や山車の装飾に用いられている織物の見事さを見ては嘆声を上げ、ゆらゆらと夏の陽炎の立つ程暑い京の街を練り歩くのである。無論、恋人達にとっては絶好のデートスポットである。幕末でも、若い男女の逸る心は変わらない。門屋に集う男女の恋文様は、この時期・季節に設定されているのである。京都に住んだことのある人ならば、この設定が、いかほど時宜を得たものであるかに得心が行くハズである。
     こんな具合に恋あり、華やかな花柳界あり、歌、踊りありの背後で、日夜刃傷沙汰が起こっていた。実際、門屋の玄関前にも斬られた人が倒れていて、門屋の常連、長州藩士、五郎が見付けたのは、土佐藩士であった。男装している彼女に、表向き気付かぬふりをしながら、門屋の面々は、面倒を見る。彼女は、壬生組にやられたのである。
     サイドストーリーにも事欠かない。五郎と共に門屋に通う清造は、店で最も美しい笙華とねんごろな仲であるが、彼女は、本気に人に惚れたことが無い。無論、好いたことはある。
    だが、花柳界で恋をするということは、命懸けで、時には複雑な状況を抱えた恋する人の嘘を守ることでもあり、そのような恋は身悶えせんばかりに苦しいものなのである。それを抱え込んで墓場まで持ってゆくような、一種の覚悟を抱えた恋は、したことが無い。一方、五郎の馴染みは、三糸。彼女は、五郎、実は桂 小五郎の、出来れば刃傷沙汰を避け改革を断行しようとの念と波長を合わせながら、命のやりとりにも関与せざるを得ない位置に生き、最終的に彼女の選ぶ男の格によって、彼女自身の品格と見識を表すと同時に、女性の本質である、恋する存在をも浮き彫りにしている。三糸を演じた古田 里美さんの演技が実に良い。無論、五郎を演じた大澤 真也さんの演技もグー。
     恋は、女性の命であるから未だ半玉の芸妓らも、彼女らを巡る恋文様と仕出し屋の御用聞き、勝治の死、彼の死に纏わる武士と町民の関係などもキチンと描かれているし、忠志が池田屋騒動に参加する下りにも恋はキッチリその彩文様を記している。これら、多くの体験を通して芸妓が半玉から玉になるシーンも、扇子を与えるナギの姿を通して描かれるなど花柳界の仕来たりにも目配りがされている。
     特筆すべきは、忠志を演じた高島 理さんだ。この3年間で千本以上の舞台を拝見し、時代劇もそのうち百本は越えているであろうと思われる程拝見している自分が、初めて目の当たりにしたシーンを彼が演じたのである。詳細は、観てのお楽しみだが、終盤、池田屋騒動の場面である。
     その他、観客の出迎え方がユニーク。これにも、自分は感心した。楽しみに劇場へ向かわれるが良い。
  • 満足度★★★

    真紅組らしいお芝居
    近鉄にあんな劇場があるとは。開場時からのもてなし含め、真紅組らしいお芝居でした。
    女性陣の艶やかな着物姿、舞は目を楽しませてくれます。
    荒っぽい男衆の吉本新喜劇のようなベタなやりとりに苦笑しつつ、京の町に生きたであろう人たちの日々は穏やかで、ときに物騒で。
    生き方を貫くこと、目指す理想、誰かを傷つけても。傷ついても。いかなきゃならない。
    大事な誰かを守りたいと、強くなりたいと願って。
    人の織りなす悲喜交々はいつの時代も変わらないんだなぁと改めて思う。

    チケットプレゼントありがとうございました。

    ネタバレBOX

    チャキチャキの女将さんとおっとりしたご主人がいいコンビ。安定の浅雛さん。ナギの人柄は役者さんによくあっていた。
    五郎さん、只者じゃないとは思ったけど。気づかん私は幕末に疎いのか。こちらも安定の大澤さん。

    息をひきとった勝治を前に泣き崩れるシーンで、鼓がとても好きになりました。
    初演では山本美和子さんが鼓役だと知って、それも観てみたかったなー
  • 満足度★★★★★

    面白い 最高でした。
    幕末の時代 維新の時代を物語の底に普通の幸せ、平和をテーマに描いている。殺陣 階段落ち カオルの心の変化 想いあう心 それぞれ女優さんに合った色の着物 名前の入った扇子 綺麗な着物姿 色気 皆で踊り 舞、全体の色合いが綺麗、素晴らしい出来栄え 男の私はメロメロです。 

    苦しめないで ああ責めないで
    別れのつらさ知りながら
    遠い日は二度と帰らない
    夕やみの桂川

    面白い 最高でした。

    ネタバレBOX

    前説 手をたたいて ぽん ぽん ぽん
    こっちは ポポン ポポン
    こっちは ぽーんポポン ぽーんポポン
    諸注意 英語 中国語 ロシア語

    舞台は、奥行きのある門屋
    中央に階段、左右に部屋 下に玄関 と7通り
    始まり 女優10人11人 舞 きれい 諏訪さん 最後のポーズ膝を少し落として、体を後ろに 体をひねって 見返り美人の様
    // さっちゃんといたい ここが落ち着く
    切り合い 倒れてる・・なんですかぁ~ 安寿先生呼んで この辺りも物騒 笙華姉さん 綺麗やから あさげ 絃ねえさん 来た 一人で飲んでた// 五郎殿 こちらでしたか 清造さんカンザシもらった 買ってて言ってない 付けて無かっただけ 門屋 置屋 遊郭では無い、京の置屋、男に媚び、汚らわしい、その汚らわしい金で買った米、食べない、グ~食べる 医者安寿を突き飛ばす、転がる、ころ、ころ、元の座布団の位置へ一周、面白い // 勝治のあほー やかましいわ 今年も暑くなりそうやの 京の夏 お稽古 太鼓// 京の祇園の神様あれがこうして 宜しく 分かるかな 着物が変わった? // 鼓 話す顔が好き 勝治を想う 勝治は二笛(にそう)を想う // 京では 酒と女で馬鹿騒ぎか 土佐の武士兄を探しに来た 実は妹女 // いやー 飲んだ食った もう薩摩の好きにさせん // 五郎さんが追われているのが判らない さっちゃんがいるから京にいる 祇園さんの音 一緒に行くか 嬉しいわ これ 懐中時計 良い音だろう // 男が切られた 五郎殿 庄助が 切られた 野波新之助の弟 // 二笛さん 頭を見せる かっちゃん カンザシ (鼓)うちは かつさん 好き 鼓ちゃん いいねん// 下克上 兄は、// 杉江はん 門屋の顔 見せる 笙華 好いた事がない 祇園の恋は嘘やけど 本物の嘘にならんとあかん // もう一杯 飲む おおきに 時計 どけ ほっとけ(ネタ) 五郎さん 惚れてる人 うち つりあわへん あと一本 // カオルさん手伝って びっくり ぎっくり ぽっくり ゆっくり(ネタ) ゆっくり進んどくれ 五郎さん 男は 偉くて 賢くて 強い方がいい 勝治命かけるか やります// まいど 若鮎御饅頭 笙華ちゃん 五郎はんに手紙 盗人 自分を魅せる 分ってるやろ 失ってからじゃ 遅い  絃もしんどい事せんで ええんやで
    蛇の鍔の男 ほなまた まけへん 島原の太夫にも 負けへん 芸子に成るんやから 着物を脱ぎ捨てる 門屋の二つの部屋と玄関 前の通りが一場面で進む  面白い演出
    // 勝治が切られる これニ笛に 勝さん 気失ってるだけ いやーー
    京は 私達の町 巻き込まんで下さい 門屋へは行けない 笙華に渡してくれ 勝治は真っ赤 はよ京から出ていって // ナギは刀の腕が立つ 侍に興味はない これ修理できましたよ 刀の腕 人を切る 忠志の刀は竹光 製造の刀を奪う ナギとカオル 池田屋へ ナギ:そばから離れるな 五郎は、桂小五郎 4人で向かう 御用改めである 蛇のつば 池田屋での殺陣 階段落ち // いつか笑って会える日を 私は侍にはなれない でも恥じない者になる 次に会う時まで // 稽古 芸子に成りたかった 女はみな芸子え かんざし // 舞 カオルが着物を着て舞っている。  歌 あの人の姿懐かしい 黄昏の河原町 恋は 恋は弱い女を どうして泣かせるの 苦しめないで ああ責めないで 別れのつらさ知りながら あの人の言葉想い出す 夕焼の高瀬川

    // 三糸が子供を抱いている。 //

    幕末の時代 維新の時代を物語の底に普通の幸せ、平和をテーマに描いている。殺陣 階段落ち カオルの心の変化 想いあう心 綺麗な着物姿 それぞれ女優さんに合った色の着物 名前の入った扇子 綺麗な着物姿 色気 皆で踊り 舞、全体の色合いが奇麗、素晴らしい出来栄え 男の私はメロメロです。 

    苦しめないで ああ責めないで
    別れのつらさ知りながら
    遠い日は二度と帰らない
    夕やみの桂川

    面白い 最高でした。
  • 満足度★★★★

    ☆★艶やかな女優陣必見★☆
    劇場内では艶やかな着物を纏った女優陣がお出迎え♪
    劇中でもそうでしたが着物での立ち振る舞いや所作がいいですね
    衣装や動き、話し方などでより一層、女優陣が魅力的に見えます♪
    そして舞台のセットもなかなか粋な感じに作り込まれています

    幕末の事件の裏で懸命にそしてしたたかに生きた
    祇園の女たちの物語

    前半は笑いも盛り込んだ会話が中心の展開で少し長くも感じましたが
    後半からは展開が早くなり本格的な殺陣など見応えある時代劇!

    役者さんは時代劇に慣れているのか⁈
    殺陣の動きも早く、落ち着いたしっかりとした演技が最後まで惹きつけられます
    そして女優陣も色気のある演技♪

    全体的に笑いあり、涙あり、踊りあり、殺陣ありの
    見所いっぱいのエンターテイメントな時代劇!
    真紅組の原点も頷けるクオリティの高いお芝居!


    ☆印象に残った役者さん
    この人の演技はいつも存在感たっぷり浅雛拓さん!

    ☆印象的なシーン
    やはり殺陣シーンは見応えありました


    ……………………………………………
    ☆「宵山の音」東京公演
    9月4日(木)~7日(日)
    池袋シアターグリーンBOX in BOX
    ……………………………………………

  • 京の雰囲気に浸れました。
    芸妓遊びをしている気分になった2時間で、帰り道も余韻に浸れました。

    とても有意義な時間を過ごせました。

    ネタバレBOX

    詳しくは、ブログに書きました。

    http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-11889384019.html
  • 満足度★★★★★

    切なくて、ほろっときました。
    舞台の使い方が、すごいです。
    それぞれの女と男の情感が、そして、そのひとりひとりのものがたりが描かれており、余韻の残る、素敵な作品でした。

    ネタバレBOX

    それぞれの人物が、ある場面においては中心となり、人と人とのかかわりが時代を動かしていく。作られたはなしであるにもかかわらず、本当にあったかのように感じられる人々の運命。そんな中、きっかけとなった刺された女が、見ず知らずのよそ者であるのに、ちょっと都合よく、この世の中を理解するためと、まわりの人間たちが、お膳立てする。そして、争いにも参加していく。
  • 満足度★★★★★

    良かった~。
    舞台が近い!
    あちこちから役者さんが出てくる。
    息をつく間もないくらい物語が進んで行く。
    どの役者さんも魅力的でどきどき。
    もう1回観たかった。。。

  • 満足度★★★★★

    華やかで切ない物語
    踊りあり殺陣あり笑いあり涙あり。幕末モノ、王道を行く切なくて熱い物語。
    様々な個性の役者陣がぶつかりあって、あっという間の2時間でした。
    照明も音楽も、そしてお衣裳も。華やかで美しい。
    大人が楽しめるお芝居だと思います。よい時間を過ごさせていただきました。

  • 満足度★★★★★

    観ました♪
    2回目の真紅組さん(^_^)v
    感動がまだ続いています…。
    楽しい笑える場面もたくさんあり、悲しくて涙もたくさん出てきました。
    終わってから、チンと鼻をかみました( ;∀;)
    やっぱり真紅組さん…最高です。大好きです。
    たくさん他の役者さんたちが、観にこられていました。
    せひ、また観たいです( v^-゜)♪
    チケットプレゼントありがとうございました。

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