写真一覧（【無事終演しました】荒川、神キラーチューン【ご来場ありがとうございました!】）

バトンを紡いでいく気持ちで。
次回本公演は12月「媚びる」。
沢山の感謝を持って、次の素敵な出会いへ。
待っててくださいね。また。

不安定な足元。
白く伸びる先は、地面。
蹴って進め。強く。

愛と言う言葉に火をつけて燃え上がらす。
そいつで世界を救うために。
（舞台美術）

空からは何も落ちてこない。
それは嘘。真っ赤な嘘。
（舞台美術）

理想。
手を繋いで笑う。それだけ。
（小野寺ずる・篠原彩・レベッカ・吉留明日香・山田佳奈）

静寂。
言葉の狭間はきっと無音。
目にまぶしい光。

現実。
顔を伏せたところで場面は何も変わらない。
（円山チカ／劇団鹿殺し）

悲劇。
泣いているときの歌と叫び声はよく似ている。
（小野寺ずる）

子供の、無邪気。
何の疑いもなく空を眺める。
でも実際、空を眺めてる理由の答えは「わからない」。
（レベッカ・小野寺ずる）

子供の、武器。
自己防衛のために言いたいことを鋭利にする。
それは無意識の悪である。
（山田佳奈・小野寺ずる）

大人の、回想。
何かを尋ねることのできる相手がいるだけで、それは過去よりも有意義な現在だ。きっと。
（浅見紘至／デス電所・円山チカ／劇団鹿殺し）

大人の、空虚。
大人になるとわからないことが増える。
それは子供以上なんじゃないかって、たまに思う。
（小野寺ずる・堂本佳世）

大人の、思惑。
甘美な響きでもあり、随分といやらしくも感じる。
（三上晃司・大森茉利子／あやめ十八番）

四面楚歌。
歌、ってつくクセに耳には何も届かない。
聞こえるのは、意地悪な声だけ。
（小野寺ずる・大森茉利子／あやめ十八番・増岡裕子／文学座／江古田のガールズ・吉留明日香）

無邪気。
男がドラムを叩こうとする。
あの子は馬鹿みたいに笑う。
わたしは途方に暮れる。
（レベッカ・小野寺ずる・浅野康之／劇団鹿殺し）

噂。
お喋りが好きな彼女たちの顔は薄暗く、
どこか奇妙にも見える。
（大森茉利子／あやめ十八番・篠原彩・増岡裕子／文学座／江古田のガールズ）

ストーリー：
わたし（渋谷ショーコ）は、現在中学の教師をしている。
中学生だったとき、彼女は漫画家になりたかった。
だから毎日のように漫画を描いていた。
将来の夢は漫画家。でもなれなかった。

なりたかった職業に就く大人なんて、ほんの一握りだと思う。

結果わたしは、地味な大人になったが、
彼女は職場恋愛を経て結婚をすることになった。
教師同士の恋愛。肩身も狭く、周りの噂が耳に痛い。

ある日、自分のクラスのストーカーにあっている生徒が、
体育の授業を見学しまくっていることを知る。
同僚の体育教師とその生徒と話し合いを設けたのだが、
驚く言葉を言われてしまう。

「じゃあ、先生はわたしが殺されそうになったら、代わりに殺されてくれますか？」

これをきっかけに、
14年前、担任の先生が殺されて荒川の河川敷で発見されたこと、
あの日いなくなってしまったあの子のこと、
過去にフタをしていた様々なことを思い出さねばならなくなる。

現在の私と、14年前のわたし。
ねえ、ショーコちゃん。神様ってほんとうにいるのかな？