曲がるカーブ 公演情報 曲がるカーブ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★

    まさかアレまで投げるとは!
    フェイクドキュメンタリーを撮影している面々と甲子園出場の可能性のある高校野球部ワケあり関係者たちとの遭遇。
    前半は驚くほど直球なコメディで大笑いだが中盤あたりからいくつかのテーマがエッシャーの「メタモルフォーシス」の如くリレー式に現出し、全力で逃げ去る(←比喩)ラストはクロムの真骨頂? やっぱりそうこなくっちゃね!(笑)
    それにしても終盤で登場する「回るアレ」、よく作ったモンだ。そして、まさかソレまで投げて刺そうとは!(謎)

  • もお!!!
    初観劇
    じわじわと皮膚に沁みこんでくような
    重低音。
    ホンが半年前、稽古が3か月強
    かけて送り出される芝居は
    強力でした。
    ずるいし、うまいし、反則だし、面白いし、ぞくっとするし、
    なんていうのか
    やばいです。
    もう、8月も行くしかない。

  • 満足度★★★★

    展開がガラッと
    前半凄くわかり易く各役割が割り振られていて、その関係性の配置の面白さから物語が進んでいく。で、突然に展開がガラッと変わって、いい意味で訳が分からなくなって、面白さだけが抽出されて行くというクロムのパターン。分からないのが面白い。

    ネタバレBOX

    甲子園の話どころか、野球のシーンもない。でも、棚ぼたで甲子園出場がかかった高校と偶然居合わせた映画監督という特殊な環境を通じて、暴力の連鎖、報復の連鎖、世の中の理不尽に切り込んでくる。表面的にはね。深すぎてよく分からないが。

    劇団員のレベルが異様に高いところでまとまってるのがクロムの凄さ。誰一人として聴きにくい部分がないし、稽古量が豊富なのが伝わってくる。破綻の気配というのだろうかそういった危うさが全くない。劇団力ってこういったところに出るのかな。

    葛木英がなんとも可愛い。高校生の眼鏡姿が尋常なくヤバイ。そこからの着物で姐さん姿が艶やか。彼女は観る度に魅力が増してる。カテコの清々しい笑顔がホント好き。もの凄くハマってしまいそうで、ツリメラには怖くて行けない(笑)
  • 満足度★★★★★

    やっぱり大好きだ
    いつもとはやや違った構成だったけど、見終わった後の説明不可能な爽快感は変らず、面白かった!

  • 満足度★★★★

    迫力あり!
    やっぱりクロムモリブデンは、迫力ある芝居を見せてくれる。
    役者さんの動き・表情に見とれてしまう。(今回は渡邉とかげさんと久保貫太郎さん)

    欲をいうと、テンポというか話の展開がもう少し早くてもいいかと思った。
    ただ、たぶんこれは個人的に今気持ちが時間に追われているので余裕を持って観れなかったからなんだと思う。

    もう一回観たかったな。

  • 満足度★★★★★

    唯一無二の中毒性
    バイオレンスとナンセンスが綺麗に混ざりあう、唯一無二の異空間。
    これはクロムモリブデンでしか味わえない感覚で、いつしか中毒になってしまう気がしてちょっと恐ろしくもある。いや、もう立派な中毒かも。

  • 満足度★★★★

    初クロム
    徹底的な暴力ぶりに恐怖しながらも楽しんでいる自分がいることに驚きました。こんなにスカッとするお芝居は初めてで、観劇後の爽快感は良い劇を観たからなのか、それとも暴力的なものを見たからなのか、後者ならそれって怖いことだと思いつつ、それでもとにかく楽しかったです。強いて言えば、後半が少し長く感じました。

  • 満足度★★★★★

    空席?
    なぜこの劇団の芝居で200弱の席が全部埋まらないのだろう?発売日即日売り止めになってもおかしくないのに。くだらなさについては超一流なのに。下手くそ有名タレントを起用して木戸銭10000円近くとる芝居なんかより数倍おもしろいのに。

    ネタバレBOX

    前回観て思ったが葛木とゆにばの加入により確実に劇団力がパワーアップしたことを再確認。次回またお休みらしいパジャマのハーブ吹き奥田には(久しぶりということもあって)かなり萌えた。ラスト舞台中央からあれが出てくるとの予想が的中したことにほくそ笑む。
  • 満足度★★★★★

    おーーおーーーーー!
    二日目観劇。
    いつもとちょっと違う感じで、分かりやすかったような。最後も怖くならずに盛り上がったまんま観終わって、とっても楽しかったー!!

  • 満足度★★★★

    いやぁ〜笑った
    初のクロムモリブデン。
    ダークな要素が盛りこまれてるけど、トータル的に嫌な感じが残らず
    純粋に笑えて終える感じがすごいよかった。
    見ていてとても気持ちが良かったです。

  • 満足度★★★★

    どこを切っても面白い
    クロムらしい、狂ってるとしか思えない展開のぶっ飛び具合が実に爽快。

    ネタバレBOX

    甲子園の模型が出てきてからは思わず口をあけっぱなしで見てしまいました。
    ただ、やぼを承知で言うと、どのシーンも面白いのですがストーリー的な一貫性は感じられず、後半になるにつれて盛り上がっていく、というような感じがなかったのは残念でした。
  • 曲がるとは
    1/10(金)夜公演 赤坂RED/THEATER
    最前列 ど真ん中

    まぁ、盛りだくさんの要素で、整理して書くのは不可能です。
    物語の設定を書くことだって困難だと思われるけれど…。

    暴力の連鎖、さまざまな狂気と凶器が入り乱れたスペクタクル。
    これをクロムモリブデン流のユーモアでスペクタクルな展開を見せます。
    いやぁ、笑いました。
    いつめ社会に潜む『負』の要素を上手く盛り込み、
    嫌味のない作品に仕上げるクロムモリブデン。
    今回は、やや笑いを強めた作りになっているように思います。
    群舞というのか、統一された動きは、今回も魅力的でした。
    むちゃくちゃなまとめっぷりに意表をつかれました。

    『甲子園』というキーワードですべてが許され、
    『甲子園』というキーワードですべてが縛られ、壊れていきます。
    高野連というお上が正義を盾に大鉈を振るうというシステムにも、
    世の風潮にも一石投じようとする様子が、
    ちょっぴり切なかったりします。

    過激な映画を観て、
    過激な本を読んで、
    過激な音楽を聴いて、
    その影響を受けて、大罪を犯すという論理に立ち向かう作品で、面白いです。

    『曲がるカーブ』とは、
    『曲がって(歪んで)しまった甲子園』なのかもしれませんね。


    それにしても、母親役の奥田ワレタさんのハーモニカの上手さに驚きました。

  • 満足度★★★★

    甲子園
    面白い。

    ネタバレBOX

    夏の高校野球。地方大会決勝で敗れた西高に繰り上げで甲子園出場の可能性が出てくるが、エース・楢崎(花戸祐介)がナイフで刺されたり、セカンド・久留米(武子太郎)が暴力事件を起こしたり、ファースト・相場(板倉チヒロ)が婦女暴行事件を起こしたりと、千載一遇のチャンスを逃しかねず混乱する監督(久保貫太郎)、マネージャー・樹里(渡邉とかげ)たち。廃病院でフェイクダクメンタリー映画を撮ろうとしている林田監督(森下亮)は、彼らを使ってバイオレンス映画を撮り上げ、見事受賞する。しかし、その映画を見た人間が殺人を犯し、受賞取りやめとなる。落胆する監督を励まし、ハチャメチャな映画撮影が始まる…。

    暴力の連鎖とか人間の暴力性の克服とかの話と、日本人をひれ伏させるチカラを持つ「甲子園」を絡めた舞台。甲子園という聖なるものと、暴力事件+出場停止という暗部との対比、その美しい部分と醜い部分を、素晴らしい舞台演出力で見せ付けてくれる。甲子園にも人間にも明暗あるよと。そして暗の部分をどうするのかってと。

    甲子園大道具の使用法もさることながら、音響照明パフォーマンス一体となった構成は、相変わらず熱い。なぜにダーツなのかと思ったが。

    受賞作品(映画)の連続する暴力シーンの見せ方が上手い。暴力行為だけど美しいと思った。あと、葛木英の堅物乙女とかっこいい着物姿が気に入った。当日パンフの表紙も好き。90分。
  • 満足度★★★★★

    無茶苦茶を装う精密さに感嘆!
    何度観ても、その度、驚きを禁じ得ない劇団です。

    それこそ、変化球の目白押し!

    いつもながら、感心するのは、デフォルメされた社会現象の羅列が、一見すると、かなりハチャメチャに見えるのに、よくよく考えると、実に現実を直視した視点での計算し尽した名脚本に昇華されている点。

    そういう緻密な脚本、頭脳的な演出、演技、爆発力、身体能力の3拍子が揃った役者力…と、ここまで全てが兼ね備わった団体は滅多にないと、畏敬の念でいっぱいになります。

    劇団員ばかりでなく、客演陣も、すっかりクロム色になるところが、これまたあっぱれです。

    観る度、思うのは、青木さんの頭脳明晰さと、抜群の芸術センス。ラジオ番組の構成をしている頃だったら、是非とも、ゲストにお呼びして、お話を聞いてみたかったと思う方です。

    クロムの芝居、何が好きかって、絶対、観ていない人を観た気にできないところ。幾ら、説明上手な人が、言葉を駆使したところで、クロムのエキサイティングな舞台を疑似体験させることは不可能です。

    だから、劇場に足を運んだ観た者勝ちなのが、ひとえに嬉しくもあり、観てない人に説明できないもどかしさもあり…。とにかく、心をざわつかせる、稀有な劇団!

    新年第一弾の、観劇、大満足でした。(でも、欲を言えば、奥田ワレタさんの今回の役は、ちょっと彼女の魅力を存分に出す役柄ではなかったようで、
    ファンとしては、やや心残りでしたが)

    ネタバレBOX

    確かに、「甲子園」という単語は、何かを目指す人にとっての、目標地点、聖地といった印象で、心にインプットされていますね。

    その、誰もが目指す「甲子園」の真実を問い直し、暴くような、想像を絶するストーリー進行に、ワクワクしっぱなしでした。(尚、これを観た数日後、NHKの「クローズアップ現代」で、居酒屋甲子園なる気味悪いイベントを知って、絶句しました。青木さんの観察眼、凄すぎる!)

    一見、力技に見える、映画撮影シーンの暴力の連打が、実に、人間社会の現実を痛烈に皮肉って、痛快でした。

    クロムの芝居では、いつも終盤になって登場する小道具のセンスの良さに、喝采してしまいますが、今回のは、とりわけ、アイデアグッズで、受けまくりました。
  • 満足度★★★★★

    ゲシュ崩
    上演時間90分。ぶっ飛んでいて大好き。意味を考えようとすると崩壊してしまう。

  • 満足度★★★★

    甲子園をいじり倒す約90分
    あー私の想像なんかサラりと裏切り蹴散らして、遥か彼方に飛んで行った(笑)。アートセラピー受けた気分。荒療治だけどサイコー(笑)。大阪公演後なので完成度もめちゃ高い!唯一無二の劇団です。赤坂レッドシアターで1/23まで

    ネタバレBOX

    甲子園の巨大模型が出てきてびっくり。回してさらにびっくり。壁にかけて回転させダーツの的になっちゃって仰天。ビデオカメラを矢にして投げちゃったら、もう撮影じゃないYO!

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