真夜中の弥次さん喜多さん 公演情報 真夜中の弥次さん喜多さん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    度肝抜く
    無限に続くループを楽しむ。めまぐるしい台詞と仕掛けにビックリする。それら一つ一つの笑いが集大成となって、感覚や記憶を飛び越えた、次元の違う世界を見せてくれた。アフタートークを聞いても、創作の過程から、魂を込めた唯一無二の作品だと思いました。

  • 満足度★★★★

    さすが名作
    無限に思えるリフレイン。それが少しずつズレいき、更にリフレインするという流れが、破綻ギリギリで続いて行く。終盤に作品の深みが見えてきてゾッとする。構成が絶妙で震えた。

    小熊ヒデジと寺十吾はの演技は、もう流石としか言いようがない。二人芝居でセリフ量も尋常じゃない。ほぼノンストップでまくし立てている。笑いの掛け合いよりも禅問答。哲学。

  • 満足度★★★★★

    原作通り?
    と言えば良いのかな・・
    弥次喜多連載時のビームを毎月買っていたころのことを思い出したり。

    原作の実は悲しい絶望的な匂いと天野天街が重なるととても良い。
    10年前のグリーン、観たんだっけか、完全に忘れた(苦笑

    10月5日追記~

    2回3回観ても楽しめる舞台だと思いマス・・♨

    悲壮であるというよりか、馬鹿馬鹿しさに笑って縞馬(笑
    でもその馬鹿馬鹿しさも完璧に構築された虚構空間。

    再演を重ねているせいかこりっちの書き込みも少ないようだけど、
    今回の東京公演は演劇好き以外が多数見に来ている中で盛り上がっている中で見ると言う意味では割と必見かもしれない。

    以前観てたっていいと思う。

    やっぱり盛り上がって観たいし(笑
    弥次喜多連載時(連載開始の時から凄かった)もビーム好きの友達らと「弥次喜多スゲェ!」と盛り上がりまくってたけど、ニッチな感ありだったしなぁ・・(笑

    これだけひとつの場所で盛り上がった雰囲気のなかで見られるのが夢のようでとても嬉しい(媒体は違うけど

    今日のマチネが千秋楽(東京の

    ネタバレBOX

    死人のことを思い返して、テープが擦り切れるようになっていく感じを、
    演出によって上手く表現している。

    言葉遊びの連続で日本人に生まれて良かったな、と感じた。

    後半のうどんのくだり、
    最初は噺家がやるみたいに何もなしで見えないうどんを啜り、
    次には本物のうどんで何も見えないと言って、
    登場人物とうどんが、生き残ったもう一方の人間の見ているマボロシだと暗示するところが悲壮でとても良い。

    幻想はより強くなってリアルを駆逐するが、
    夢見る人間はより盲目になっていく。

    今度は別角度からもっかい観てみよう。

    三重とかも行きたいな・・でも神社とか旅籠やじゃないのか。

    10月5日追記~

    飛び出す絵本に飛び出す喜多さん。
    絵本だって喜多さんだって触れられる距離なのに
    (実際飛び出す喜多さんの服は少し触れた(笑
    行く先は涅槃。

    弥次さんの「どうする?」を軸に
    擦り切れる記憶のループの中を
    甘い8㎜の光が駆け抜けるように
    虚実の景色が入り乱れる。

    終わりのない?

    ・・いや、たぶんこのシーンの直後に現実の喜多さんのリアルは終わりを告げている。

    伊勢へ行く旅路の雨宿りの旅籠。

    最期の1週間を走馬灯が繰り返す、繰り返す・・。

    自分も父親が余命1週間と言われてからの、結局死ぬまでの1か月のことを思い出したりしてみた。

    饂飩?

    あったのかなかったのか(笑

    親父が好きだったブリを病院に行く前に食べてきて、
    食事できない父親の代わりに食べてきたと言ったら、
    嬉しそうにうなずいていた時の事を自分も思い返してみる(苦笑

    あれからブリは少し塩味が沁みて思い出す。
    実際のブリの味がどうだったのか・・話して聴かせたはずなのにどうしてもしょっぱさだけがこみ上げる(苦笑

    たぶん弥次さんが食べていた(かもしれない)饂飩は塩梅の味。
    実際の味がどれだけアツアツで美味しかったのかも、
    喜多さんほどには覚えていないだろう。

    チケット発券が5時50~55分ころ。

    一旦近くのたこ焼き屋に戻って注文していたたこ焼き、アツアツのたこ焼き26個をダッシュで戻って平らげてから6時10分の開場にかろうじて間に合った(実話(笑

    死んだ喜多さんのようにのどを熱さで潤してから見てみたいと思った。
    金曜日夜に1回目観たときに思ったけど、この舞台は、もう一度観るときは腹の中アツアツ満腹にして、汗だくになって観たいと思った。

    無謀だし超意味ないと思ったけど、それくらいのテンションでもう一度観たいと思った(笑
    実際楽しかったし。

    死と食べ物は割と近い、と思う(笑
  • 満足度★★★★★

    到達点
    至宝も到達点もウソじゃない。バカバカしいようでいて哲学問答でもある。

  • 満足度★★★★★

    スぽんっ!
    これを「至宝」とうのか!!おおそうだ、宝だ!!!あんぐり口をあけたままただただ楽しみました。スピード感、ループ…。わぁおっ。ひゅ~ひゅ~

  • 満足度★★★★★

    力技
    合わせて一本。

    ネタバレBOX

    ゲイと覚しき喜多さんと隠れゲイと覚しき弥次さんが一緒に旅をしたいと思って出掛けたお伊勢参りの途中の宿において見た夢、薬物による幻覚、もしくは短時間のタイムスリップによってデジャブ的体験が繰り返される話。

    喜多さんがバック・トゥ・ザ・フューチャーのドクのように見えたので、幻覚というよりはタイムスリップの方に引っ張られました。

    最初、時間が逆回しになってアレっと思い、その内同じことが繰り返されるようになり、さらには単なる繰り返しではなく、物質が時間差で現れたりする異次元を介したような繰り返しになりました。

    うどんが無かったのに、次の繰り返しのときにはうどんを手にしていたりと、不思議感覚には感嘆するばかりでした。

    ただ、二人の関係の深化などについてはあまり描かれておらず、結局は不思議感覚を楽しむだけのお話でした。

    同じような繰り返しは少ししつこ過ぎましたが、それでも頭の混乱を回避しながら演技するのも大変だと思うと、全体として合わせて一本という感じでした。
  • 満足度★★★★

    最初から最後まで笑いっばなしだった、100分
    名古屋からやってきた二人芝居で、最初から最後まで笑いっばなしで、展開も予想しつらくて、なかなかバラエティーに富んだ面白い内容でした。

  • 満足度★★★★★

    KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」観ました
     二年前に名古屋・七ツ寺で観た時は、なんだかよく分からない事が多かった弥次喜多。
     今回は、土曜もある仕事を早退して、愛知から津へ片道二時間半。18:00開演はキツ過ぎる…


     90分の上演を見終わった直後の感想。
     ただとにかく、「よかった!」の一言。



     リアル-フィクション(マンガ、演劇、映像)、現実-妄想、生ー死、様々な位相を様々なベクトルで三次元四次元に掘り進め、自在に行き来する、メタ構造の旅路。

     舞台や舞台外のあちこちから仕掛けいっぱい、「8時だよ!全員集合」公開収録を彷彿w おもちゃ箱のように楽しみが詰まった舞台。

     
     場所もよかった。

     三重県文の空間が七ツ寺以上にハマった!小ホールの縦長の空間が芝居世界を拡げる。

     客席には、中部・関西から集まった演劇通もいれば、「県文で面白い事やってるんだって」とやってきた、地元の面白い事好きや親子連れも。
     様々な客層が純粋な反応。どんな客層も楽しめる、生きた舞台。
     客席も芝居の一部だと感じさせられる会場だった…。
     


     二年前にはまだ受け止め切れなかったその凄みを、今回いろいろ認識できて、劇場に足を運ぶ幸せも再認識できました。
     東京公演、観れる方にはぜひオススメします!


     しかし、お伊勢さん手前の津から、江戸(東京)へ戻る今回の公演…まさに「振り出しに戻る」 深いなあ…



     ※ネタバレボックスには、どうでもいいことが書いてあります。事前情報が絶対欲しくないという方以外は、呼んでも別に害はないと思います。(キリッ)

    ネタバレBOX

    【KUDAN Project「真夜中の弥次さん喜多さん」津公演で気づいた事】

    ・小熊ヒデジさんのボディラインがセクシー
    ・寺十吾さんの演技がトムとジェリーっぽい
    ・縦長の空間がよく合う演出(雨、しおうめい) こまばアゴラでは難しいかも?
    ・「どうする?」は老若男女・素人玄人・万国全てでウケるw

    ・リアルうどんは今回もウケたw
     アフタートークで天野天街さん、「海外公演ではリアルうどんは現地の麺類に置き換えている。麺類は世界中どこにでもある」とのことでした。(ホー)

このページのQRコードです。

拡大