満足度★★
滑稽に笑うか、哀切に同情するか?
テネシー・ウイリアムズの作品だから、やはり、登場人物は、誰もハッピーではないわけで、人間の無残な宿命が色濃い内容でしたが、結構、笑いを誘発される場面も数多く、こういう人間の滑稽さを笑って観れば、良いのか、はたまた、宿命の悲哀を、嘆息しつつ、観るべきか、受け止め方に迷ってしまいました。
演出意図が、あまりはっきりとしない作りだったような気がします。
原作も、映画も見たことがないので、何とも言えないのですが、チャンスって、だいたい何歳ぐらいなんでしょう?
若さを失ったという台詞から、30代ぐらいかしら?
でも、どうも20代らしい雰囲気もあるので、もう少し、若い俳優さんをキャスティングされた方が、良かったのではないでしょうか?
ヘブンリーの家の事情がわかる場面での、渡辺さんと内田さんの台詞のやりとりが、やや長く退屈で、眠くなってしまいましたが、俊藤さんや、川久保さんの凄味には、かなりハラハラさせられました。
満足度★★★★
ビーチボーイは・・・
出世と野望に燃える青年にはみえなくて、
結構情けないチンピラにみえましたが・・・。
前半は結構平坦な感じで物語が進み眠気が生じたのですが、
後半はサスペンスが盛り上がって眠気は出なかった。
んだが、原作の古さかしら?
なかなかの出演者の技量ながら、
ぼやけた印象を受ける作品になっていたように感じました。