NDT 2に集うのは、類稀なる身体性を持つ選りすぐりの若きダンサーたち。その驚異的な身体能力と表現力を大きく解き放つのは、舞台芸術の最前線を切り拓く気鋭の振付家です。 愛知県芸術劇場とDance Base Yokohamaのキュレーションによる本公演は、現代社会を映し出す強いコンセプトと、それを鮮やかに体現するダンサーならではの、多様な身体言語と独創的な世界観による唯一無二の3作品で構成されます。 日本での本格的な紹介となるマルコス・モラウは、視覚を圧倒しエネルギーあふれる身体へのアプローチを提示。 ボティス・セヴァは、ヒップホップのダイナミズムを大胆にシアターピースへと昇華させ、ダンスの可能性を拡張します。 そして日本でも高い人気を誇るアレクサンダー・エクマンは、ユニークかつ洗練された構成で観客を作品に巻き込みます。 五感を揺さぶる刺激的なダンスから生まれるインスピレーションを、劇場で体験してください。
【PROGRAM】 ■Folkå by Marcos Morau 写真、振付、演劇など広く学び、独自の視点から作品を生み出すモラウによる作品。過去から現代まで続く生命への祝福の儀式とも言える本作。ブルガリア民謡をはじめとする力強い歌声、鐘やドラムのリズム、伝統的な衣裳や化粧などの民族的な要素を強く想起させる一方で、荒々しいうねりを生み出すエネルギーあふれる群舞と、美しい舞台照明が、現代性を鮮やかに描き出します。
■FIT by Alexander Ekman NDT 2でダンサーとして活躍し、その才能と独創的なスタイルが注目を集め、振付家に転身したエクマンによる作品。タイトルが示す「調和」という言葉を起点に、エクマンは社会や環境と私たちとの関係性や在り方について、様々な問いを投げかけます。「Take Five」をはじめとするジャズの名曲に乗せて、個性豊かな動きとコミカルな演出を展開する、驚きをもたらす意欲作。
■Watch Ur Mouth by Botis Seva ヒップホップ、フィジカルシアター、コンテンポラリー等の領域を拡張し、既存の枠にとらわれない振付家ボティス・セヴァによる作品。本作では、情報と批判に晒される現代におけるプレッシャー、外からの評価や期待との葛藤に対する深く個人的な考察を描きます。日々戦っている人々へ、自身の強さと周囲にある支えの存在を忘れないでほしいというメッセージが込められています。
ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)。
2024年のNDT 1招聘に続き、NDT 2の躍動する身体、
進化する衝撃がこの秋日本に!
NDT 2に集うのは、類稀なる身体性を持つ選りすぐりの若きダンサーたち。その驚異的な身体能力と表現力を大きく解...
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