cineman.7
cineman.7
実演鑑賞
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.geocities.jp/cinemanhp/
期間 | 2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日) |
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劇場 | ワーサルシアター |
出演 | 吉川亜紀子(テアトル・エコー)、森香緒留(株式会社ALBA)、粟野志門(テアトル・エコー)、秋山静、石嶌弘忠(株式会社フレッシュハーツ)、石野理央(大判社)、上野嘉子、安城レイ、上田うた、鈴木穣 |
脚本 | 鈴木穣(cineman) |
演出 | 鈴木穣(cineman) |
料金(1枚あたり) |
2,600円 ~ 3,200円 【発売日】2013/09/02 前売り 2800円 前売り早割 2600 円(10/6までのご予約のみ) 当日 3200円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 11月6日(水) 19:30 11月7日(木) 19:00 11月8日(金) 14:00 / 19:00 11月9日(土) 14:00 / 19:00 11月10日(日) 15:00 |
説明 | 劇的ではない人を描きたいと思ってきたのかもしれません。 いや、劇的でない人などいないとも考えます。 というか、 そもそも何をもって劇的というのでしょう。 人は一生懸命にその他大勢であることに抗い、 自分の人生を美化したり、あるいは時に否定したり 忙しく生きています。 でもそんな虚飾も卑下も作為でしかなくて、 ただありのままのそのジタバタしてる様こそが その人自身を映すドラマなのかなと思ったりです。 今回も、お客様のためなんてうぬぼれたことは宣わず、 何より自分が観たいと思える作品こそを、 力まず騒がず、てらわず、構えず、うそぶかず、 もろもろいろいろに囚われずに らしく、なりのcineman.7です。 鹿児島県のとある農村地、 主の死により売りにだされることになった旧家へ いわくありの近縁類縁やら別にそうでもない人やら、 とぼれんちんな(冴えない・パッとしないの方言)人々が集います。 人生はなんてぶさいくで空回って、 でも、それほどにやっぱり愛おしい。 cineman 鈴木穣 鈴木穣さんと出会ったのは、燐光群『カウラの班長会議』オーディション。 失礼ながらその場で一番年長に見え、じっさいその通りであった。 台詞を読むと誰よりも適確であった。 そして誰よりもシャイであった! 繊細さも落ち着きもあって、若々しい野性味も感じさせる魅力的な俳優として、 『カウラの班長会議』では大活躍していただいた。 俳優としての「幅」があり、年齢設定が難しい役をこなすことができるので、 次作『帰還』でも頼りにさせていただくことになった。 彼は劇作・演出も手掛ける。「日本の劇」戯曲賞の受賞作を読ませていただいた。 俳優として「芝居を知っている人」が書いたという「鬼に金棒」というべき手応えがある。 その中の一つの役を「これは君だね」というと、図星だった。 芝居を知り、自分を知り、それを活かす術を知っている。 それが鈴木穣である。 坂手洋二 (燐光群主宰・日本劇作家協会会長) cinemanこと、鈴木穣さんの芝居は、なんというか味わい深い。 自分は芝居の何たるかを全 く分かっていない。 自分はドキュメンタリー映画のカントクである。 フィクションに全く興味がない。 ではなぜcinemanの舞台を見るのかというと、 それは普段ナレーターとしてお世話になっているからと、 知り合いの作品ならそれをドキュメンタリーとして見ても怒られないだろうと思うからだ。 ドキュメンタリー的にcinemanの舞台を見るとはどういうことか? それはアラやほころびを探すという意地悪な見方だ。 演じているはずなのに、こぼれ出てしまう役者の素や人生を感じて悦に入るという恥ずべき観劇スタイルである。 鈴木さん、ごめんなさい。 ボクはいつもあなたの舞台を芝居というより貴方自身の生き様として見ています。 そんな見方をしてもcinemanの舞台は、とても味わ い深い。 みなさんもぜひ觀てください。 里田剛 (元サンジャポフリージャーナリスト・現ドキュメンタリー映画カントク) 劇作家の清水邦夫さんは、 「劇作家が書いた戯曲はまだ寝ている。それを起こすのが演出家や俳優である」と仰っていました。 やはり劇作家の生み出した言葉は、演出家の解釈や俳優の声と体を通してこそ、 本当に生きた劇言語になるのだと思います。 2012年 春、私の演出で鈴木穣さんの『にわか雨,ときたま雨宿り』を上演しました。 その過程では、鈴木さんと私とドラマドクター(演出家とは別の視点からのアドヴァイザー)で 何度も議論し、書き直しを繰り返し、刺激的な現場になりました。 作家には、苦しみと喜びが入り混じった時間になったかもしれません。 しかし、公演終了後「忘れられない作品になった」と仰っていたので、 この経験を活かして、より質の高い作品を生み出すことが期待されます。 西川信廣 (文学座演出家・日本劇団協議会会長) 鈴木穣さんと出会ったのは、去年の春でした。 作家と、役者という出会い方でした。 苦労性、というの が、二人の共通の持ち味だったのか、 わりと早くに、いろんなことを、深酒しながら長々と語り合ってたような…。 それから半年くらいして、彼のチーム、cinemanを見ました。 苦労性全開の、いい芝居でした。 いつか、何かの拍子に、穣くんの苦労性が軽くなって、 穣くん、私生活で幸せを手に入れるかもしれません。 でも、そうなったら穣くんの芝居は、 穣くん自身が一番気に入らないモノになるんじゃないかと思います。 …ややこしい奴やな、君は。 でも、それが持ち味なんだよな…。 ユタカ、頑張れ! 有馬自由 (劇団扉座俳優・鈴木穣脚本「にわか雨、ときたま雨宿り」出演) |
その他注意事項 | ※出演を予定しておりました、鈴木ひかりは、事情により降板いたしました。 新たに、「上田うた」が加わりました。宜しくお願いいたします。 開場は開演の30分前になります。 混雑時、または開演時間を過ぎてのご入場は、お断りする場合がございますのでご了承ください。 未就学のお客様の観劇はできません。 |
スタッフ | 照明 池田圭子 音響 土屋由紀 舞台監督 中野祐 舞台美術 岡田志乃 宣伝美術 島英紀・ゆたか 方言指導 山村賢 企画・制作 cineman 協力 芝居舎「然~zen~」 一般社団法人日本劇作家協会 公益社団法人日本劇団協議会 燐光群 オフィスチャープ テアトル・エコー 株式会社ALBA 株式会社フレッシュハーツ 大判社 ツバメヤ合同会社 松井佐知子 関山美穂子 さとう優衣 他 |
いや、劇的でない人などいないとも考えます。
というか、
そもそも何をもって劇的というのでしょう。
人は一生懸命にその他大勢であることに抗い、
自分の人生を美化したり、あるいは時に否定したり
忙しく生きています。
でもそんな虚...
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