【既成脚本上演シリーズ】勃奇異チョコレート vol.1
【既成脚本上演シリーズ】勃奇異チョコレート vol.1
実演鑑賞
豊岡ミリオン座(兵庫県)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/06 (日) 公演終了
上演時間: 約1時間30分(休憩なし)を予定
公式サイト:
https://x.com/Gekidan_Gekidan
| 期間 | 2025/07/05 (土) ~ 2025/07/06 (日) |
|---|---|
| 劇場 | 豊岡ミリオン座 |
| 出演 | 髙木創太、山中聖瑛、藤永龍人、齋藤颯人、佐藤翼、阿部壽希也、國分信太朗 |
| 脚本 | |
| 演出 | 林 充希 |
| 料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 1,500円 【発売日】2025/06/11 一般:1,500円 学生:1,000円 |
| 公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
| タイムテーブル | 7月5日(土) 20:00 7月6日(日) 11:00/15:00/19:00 |
| 説明 | [『再生』について] 多田淳之介が率いる東京デスロック『再生』は2006年に初演された。当時の社会問題であった集団自殺をモチーフにしながら、30分の物語を3回繰り返すという特異な構造で、決して再生できない“時間”や今ここにある“生”を克明に描き出した演劇界のエポックメイキング作である。 俳優の身体的な「疲れ」を前面に押し出す作風を得意とする多田淳之介の代表作『再生』。原作の舞台はとある一室であるが、今回、林充希が再構築する『再生』の舞台はとある路上である。彼らの中では閉鎖されたその日常空間で、スマホから爆音の音楽を鳴らし、酒に煙草に薬に裸体に接吻に。新たな構成とともに、全く異なる『再生』が立ち上がる。 [上演によせて]林 充希 今の時代にも適応する『再生』とはなにか。 かつての『再生』の舞台であった「部屋の一室」は、もしかしたら今は、「グリ下」や「トー横」に対応しているかもしれない。そこは開放的な閉鎖空間。だからこそ生まれるコミュニティ、交わされる断片的で軽率な快楽の盃。吐瀉物の海、天秤にもかからない暴言の雨と、笑顔の暴力が風のように頬を撫でる、そんな安全地帯、陽の動きすらバグらせる魔法の国が、僕らが今持っている薄っぺらい板の向こう側にはちゃんと3次元として存在している。 僕らは、彼ら彼女らのように魔法が使えない。抗えぬ陽に照らされ、ときに陰らされ、後悔と罪をぶら下げた心臓を、バレないようにと動かし続けることに必死になって、いつのまにか死んでいた。 さぁ、 今こそ踊ろう。 歌おう。 叫んで、暴れて。 雨を浴び 風に煽られ 海に溺れて。 僕らに鼓舞して太陽は僕らの周りを愉快にまわる。まわる。 繰り返す。Replayして、Rebirthして。 ただこれを「儀式」や「祭典」と呼ぶにはおこがましいと感じている。これを僕は「死の分娩」と呼びたい。 そこには身体を拡張するが故の苦痛と、それを抑制する大量のアドレナリンが存在する。 そこには密かな期待と大袈裟なほどの愛情が存在している。 その奇跡は、自然の摂理すら凌駕するパワーを秘めている。 さぁ生まれる。 死が生まれる。 そして 死が排出される。 その矛盾こそが繰り返し記号として作用してしまう。 繰り返す。繰り返す。再生。再生。この時代にも、終わりなき再生を。 |
| その他注意事項 | ※未就学児入場不可 ※車いす等で観劇をご希望の方はチケット予約時にお知らせいただくか、お問い合わせください。 本公演では演出上、以下の表現が含まれます。 大きな音響効果|裸体の描写|飲酒・喫煙の描写|暴力・暴言の描写|性的な描写 以上のことから、観劇についてご不安やご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。 該当箇所の内容を事前にお伝えするご用意のほか、もしものためにご退席しやすいお席を指定するなど、お客様が安心してご観劇いただける環境をご提供できればと考えております。 |
| スタッフ | [原案]多田淳之介 [作]林 充希 [スタッフ] 舞台監督:木下 栞 音響・照明:林 充希 プレイリスト:櫻井拓斗 劇場プラン・舞台美術:河田奏太 衣装:金井塚 萌 制作:石川彩楓、川勝俊輔、木下 栞、德永晴子(空間デザイン) |
[情報提供] 2025/06/13 23:11 by 劇団激男-ゲキダン²
[最終更新] 2025/06/13 23:22 by 劇団激男-ゲキダン²
多田淳之介が率いる東京デスロック『再生』は2006年に初演された。当時の社会問題であった集団自殺をモチーフにしながら、30分の物語を3回繰り返すという特異な構造で、決して再生できない“時間”や今ここにある“生”を克明に描き出した演劇界のエポックメイキング作である。
俳...
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