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実演鑑賞

SPAC・静岡県舞台芸術センター

他劇場あり:

2013/06/09 (日) ~ 2013/06/22 (土) 公演終了

上演時間:

公式サイト: http://spac.or.jp/top2/f13mist.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
クロード・レジは自分の作品を映像に撮ることを、つねに固く禁じてきた。それは、作品の本質が目に見えないものであることを他の誰よりもよく知っているからであり、上演が生み出す捉えがたいもの、それを貫くひそやかな流れは、小さなテレビの箱のなかでは生きつづけることができないということを、他の誰よりもよく...

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公演詳細

期間 2013/06/09 (日) ~ 2013/06/22 (土)
出演
脚本
演出
料金(1枚あたり) 500円 ~ 500円
公式/劇場サイト

http://spac.or.jp/top2/f13mist.html

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
説明 クロード・レジは自分の作品を映像に撮ることを、つねに固く禁じてきた。それは、作品の本質が目に見えないものであることを他の誰よりもよく知っているからであり、上演が生み出す捉えがたいもの、それを貫くひそやかな流れは、小さなテレビの箱のなかでは生きつづけることができないということを、他の誰よりもよく感じているからである。
それはレジが、生きる者同士の接触という至上の交流を、まだ信じているからである。同じ空間、つまり上演を経験する空間を共有することで、そこにいる者同士の間に生の流れが生じるということを。
だが一度だけ、レジがこの規則に例外を認めたことがある。それが、私がレジについて、レジとともに製作した『クロード・レジ、世界の火傷(Claude Régy, la brûlure du monde)』(2005)である。
私たちはともにこの作品の映像を観て、舞台の上で練り上げられた作品を、テレビ映像とは対極的な形で、イメージとして再構成する方法を見出すことが可能なのではないかと感じた。そしてそのためには、映画の技術を活用することで、生きた素材を、その息づかいを変質させないままに、映像素材に移し替える方法を探らなければならないと感じた。
問いつづけ、探りつづけること。映像に収めるのではなく、再創造すること。それが、作品を裏切らないための必要条件だった。
私たちは、この経験を経て、『神の霧』という舞台作品をもとにした映画を構想するに至った。これはレジの作品を全体として再構成する、最初の、そしておそらくは唯一の映画である。
この映画の中心は、クロード・レジの演出である。これは複数の出会いでもある。クロード・レジと、詩人タリエイ・ヴェースオースの、運命的な出会い。そして俳優ロラン・カザナーヴとの、やはり運命的な出会い。クロード・レジは数年前に、俳優養成のためのワークショップのなかで、この俳優と共同作業をしていたのだった。
この映画は、自らの芸術の絶頂にある偉大な演出家と、感性の巨人によってなされた驚くべき詩の融合として構想された。
透明な混沌の中で混じり合う、二つのラディカルな感性の重ね写しとして。
映画の夢として。
                                 アレクサンドル・バリー
その他注意事項
スタッフ 監督:アレクサンドル・バリー
舞台演出:クロード・レジ
原作:タリエイ・ヴェースオース (連作『鳥』より)
翻訳:レジス・ボワイエ
出演:ロラン・カザナーヴ
製作:LGMテレビジョン、アトリエ・コンタンポラン、エム・メディア

[情報提供] 2013/05/15 07:36 by CoRich案内人

[最終更新] 2019/12/27 23:54 by こりっち管理人

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