歌舞伎・伝統芸能

大阪国際文化芸術プロジェクト

立春歌舞伎特別公演

実演鑑賞

松竹

大阪松竹座(大阪府)

2025/02/01 (土) ~ 2025/02/16 (日) 開幕前

休演日:7日(金)

上演時間:

公式サイト: https://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/play/919

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
▶︎昼の部
一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
八重垣姫の一途な恋心を描いた時代物の名作
 武田勝頼は、足利将軍暗殺の真犯人を捜し出すことが出来ず切腹。その許婚であった長尾謙信の息女の八重垣姫が、香を焚いて菩提を弔っているところへ、絵像の勝頼に瓜二つの男が現れます。驚いた八重垣姫...

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公演詳細

期間 2025/02/01 (土) ~ 2025/02/16 (日)
劇場 大阪松竹座
出演
脚本
演出
料金(1枚あたり) 5,000円 ~ 15,000円
【発売日】2024/11/16
(税込)
一等席 15,000円
二等席 9,000円
三等席 5,000円
公式/劇場サイト

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/play/919

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル 昼の部 午前11時~
夜の部 午後4時15分~
説明 ▶︎昼の部
一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
八重垣姫の一途な恋心を描いた時代物の名作
 武田勝頼は、足利将軍暗殺の真犯人を捜し出すことが出来ず切腹。その許婚であった長尾謙信の息女の八重垣姫が、香を焚いて菩提を弔っているところへ、絵像の勝頼に瓜二つの男が現れます。驚いた八重垣姫は腰元の濡衣に恋の仲立ちを頼みますが、花づくりの簑作と名のるその男こそ、実は本物の武田勝頼で、勝頼は敵対する長尾家から奪われた諏訪法性の兜をとり返すために花づくりに姿を変えていたのです。やがて謙信は、勝頼を亡き者にしようと追手を差し向けるのでした。
 「十種香」は全五段の義太夫狂言『本朝廿四孝』の四段目にあたり、錦絵のような美しさを堪能できるひと幕です。

二、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
実話に基づく悲恋を描く上方和事の代表作
 飛脚問屋亀屋の養子忠兵衛は、井筒屋の遊女梅川と深い仲。身請けの手付金を払ったものの、後金の工面ができずにいるところへ、梅川に横恋慕する飛脚仲間の丹波屋八右衛門が現れ、梅川を身請けすると言い出します。八右衛門と言い争ううちに、忠兵衛は武家屋敷へ届けるために預かった公金300両を、身請け金だと言って、金包みの封印を切ってしまいます。公金の封印を切れば、死罪は確実。覚悟を極めた忠兵衛は、その金で梅川を身請けすると、二人で大和国に落ち延びていくのでした。
 近松門左衛門『冥途の飛脚』が原作の、悲劇的な結末が胸を打つ上方和事の代表作をお楽しみください。

三、幸助餅(こうすけもち)
相撲好きの若旦那と贔屓力士との友情が心を打つ上方喜劇
 大坂で指折りの餅米問屋大黒屋の幸助は、雷(いかづち)という力士を贔屓に入れ揚げたためにみるみる落ちぶれ、今では侘しい長屋住まい。ついには妹のお袖を身売りさせるほど切迫しますが、その金で店を再興しようと奮起します。お袖のお蔭で工面できた30両を受け取った帰り道、幸助は大関となって見違えるほど立派になった雷と再会。ここまできたのも幸助のおかげと感謝を口にする雷に、幸助はつい大事なお金を祝儀と言って渡してしまいます。このことを知った女房おきみらは、雷に30両を返してもらおうとしますが、雷の口から出たのは意外な言葉で…。
 松竹新喜劇の傑作を、翫雀時代に鴈治郎が歌舞伎の世話物として再構築した作品です。人情味にあふれ心温まる物語をご堪能いただきます。

▶︎夜の部
義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
義経の数奇な運命と初音の鼓が織りなす壮大な物語
〈序幕 大内の場・堀川御所の場・同塀外の場〉
 源義経は源平合戦で大きな功を立てましたが、兄頼朝から謀反の疑いをかけられています。義経は左大将藤原朝方から初音の鼓を渡され、鼓を打て、つまり頼朝を討てという院宣が伝えられますが、これは朝方の企み。義経は、鼓を打たなければ院宣にも背かず、頼朝に敵対することにもならないと考え、鼓を拝領するのでした。後日、義経の館に頼朝の使者秩父庄司重忠がやって来ます。義経は頼朝を討つ心はないと申し開きをしますが、重忠はさらに平家方の卿の君を北の方として迎えたことを詰め寄ります。卿の君は、義経の潔白を明かすため自ら命を絶つのでした。義経は、わずかな手勢を従え御所を後にします。一方、武蔵坊弁慶は鎌倉方を相手に戦っていましたが、都落ちする義経の跡を追って行くのでした。
〈二幕目 道行初音旅〉
 静御前と忠信は、義経が吉野山に身を隠しているという噂を聞き、桜が満開の吉野山までやって来ました。忠信の姿を見失った静御前が義経の形見として賜った初音の鼓を打つと、忠信が姿を現します。義経の鎧と鼓を義経の姿に見立て、源平の合戦で平教経の矢によって命を落とした忠信の兄を思い出し、涙に暮れる二人。やがて、義経が匿われている川連法眼の館を目指し、再会を願いながら旅を続けるのでした。
〈大詰 川連法眼館・奥庭〉
 川連法眼のもとに身を寄せる義経を訪ねて佐藤忠信が参上します。義経は静御前の安否を尋ねますが、身に覚えのない様子の忠信。そこへ静御前が忠信を連れ立ってやって来ます。忠信が二人いることを不審に思う義経は忠信の詮議を命じますが、実は、静御前の供をしてきた忠信は狐の子で、初音の鼓に両親の皮が使われているため、親を慕って忠信に姿を変え、静御前と鼓を守ってきたのです。その姿に心打たれた義経は、鼓を狐に授けます。喜んだ狐は、鎌倉方に味方する悪僧を館に引き入れ、狐の通力で打ち負かすと、自らの古巣へ帰って行くのでした。そして、悪僧を率いる横川覚範は弁慶に平家の残党平教経であると見破られ、忠信が兄の仇を討とうとしますが、義経がそれを留め、安徳天皇を守るよう告げて別れてゆくのでした。
 三大義太夫狂言の一つ『義経千本桜』より、今回は「初音の鼓」のいわれが明らかとなる「大内の場」から、主要な登場人物が勢ぞろいするクライマックスの「奥庭の場」までを上演いたします。ケレン味あふれる演出と歌舞伎の魅力にあふれた舞台をお楽しみください。
その他注意事項
スタッフ ▶︎昼の部
一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)
十種香
息女八重垣姫
腰元濡衣
花作り簑作実は武田勝頼
白須賀六郎
原小文治
長尾謙信
    中村 扇雀
    中村 壱太郎
    中村 虎之介
    市川 團子
    片岡 愛之助
    中村 鴈治郎
二、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
封印切
亀屋忠兵衛
丹波屋八右衛門
傾城梅川
槌屋治右衛門
井筒屋おえん
    中村 獅童
    片岡 愛之助
    中村 壱太郎
    市川 中車
    中村 扇雀
一堺漁人 作
今井豊茂 補綴・演出
三、幸助餅(こうすけもち)
大黒屋幸助
幸助妹お袖
幸助女房おきみ
幸助叔父五左衛門
三ツ扇屋女将お柳
三ツ扇屋帳場平兵衛
関取雷五良吉
    中村 鴈治郎
    中村 虎之介
    市川 青虎
    中村 寿治郎
    市川 笑三郎
    中村 亀鶴
    市川 中車


▶︎夜の部
竹田出雲 作
三好松洛 作
並木千柳 作
  義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
片岡愛之助宙乗り狐六方相勤め申し候
序幕


二幕目
大詰 大内の場
堀川御所の場
同   塀外の場
道行初音旅
川連法眼館の場
奥庭の場
〈大内・堀川御所・塀外〉








〈道行初音旅〉




〈川連法眼館〉








〈奥庭〉
武蔵坊弁慶
御台所卿の君
愛妾静御前
土佐坊正尊
左大将藤原朝方
秩父庄司重忠
源九郎判官義経


佐藤忠信実は源九郎狐
静御前
逸見藤太


佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐
静御前
駿河次郎
亀井六郎
川連法眼
法眼妻飛鳥
源九郎判官義経


横川覚範実は能登守教経
佐藤忠信
武蔵坊弁慶
静御前
駿河次郎
亀井六郎
川連法眼
法眼妻飛鳥
秩父庄司重忠
源九郎判官義経

    中村 獅童
    市川 團子
    市川 笑也
國矢改め澤村 精四郎
    中村 亀鶴
    市川 中車
    中村 扇雀


    片岡 愛之助
    中村 壱太郎
    中村 鴈治郎


    片岡 愛之助
    中村 壱太郎
    中村 虎之介
    市川 團子
    中村 寿治郎
    上村 吉弥
    中村 扇雀


    中村 鴈治郎
    片岡 愛之助
    中村 獅童
    中村 壱太郎
    中村 虎之介
    市川 團子
    中村 寿治郎
    上村 吉弥
    市川 中車
    中村 扇雀

[情報提供] 2024/12/02 08:34 by こりっち管理人

[最終更新] 2024/12/02 08:34 by こりっち管理人

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